見出し画像

はじめてのことば

最近、託児所やお友だちからよく相談をうけることの多くが

『まだ、うちの子全然お話できなくてさあ』

特に1歳半〜2歳半の子

周りの子はもうこんなにも話してるのに
うちの子はママすら言わない、と。

ことばの成長はすごく個人差がある

ひとりひとりのペースがあると
頭ではわかっていても焦ったりする

それでも伝えたい
焦らなくても大丈夫

昔、受け持っていた年少さんの子で
入園当初、自発的な言葉がなくて
オウム返しばかりの男の子がいた

私はまだ保育士になりたてで
『この子はきっと発達障害なんだ』と
心のどこかで決めつけながら接していた

だけどその子は変わった
集団生活を通してどんどん言葉が増え
年長にあがるころにはすごく話すようになっていた

先日、その子と同じクラスだったもうひとりの男の子のママから中学を卒業したという連絡がきた

その連絡には集合写真ものっていて、その中のひとりにその子もいた
顔つきもすっかり大人になっていて
楽しそうな表情を浮かべ
高校にも受かり新しい生活を楽しみにしているとのことだった

その時に思った
先入観で決めつけてはいけない
可能性を信じないといけない

今はできなくても
この先はわからないんだ、と。

今の時代は不安な気持ちに寄り添った
療育などもある

色んな方法を試しながら
目の前にいる子どもを信じ
時には不安な気持ちも吐き出しながら
一歩一歩一緒に進んでいけば

あのときはあんなに悩んでたなあ、と
笑い話になる時がくるかもしれない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?