カブキーノ

数年前に脳幹出血をし、身体に麻痺が残り、生きる意味をみうしなった 今、私にできることは…

カブキーノ

数年前に脳幹出血をし、身体に麻痺が残り、生きる意味をみうしなった 今、私にできることは? 私のこれまでを問い、未来に活かしてもらえるように、頭と動く身体を使う。 未来に向けた、未来スピーチ ただいま入院中

最近の記事

見守り

入院生活をしているとよく見受けられる。 ナースコールを押してベットあるいは車椅子などで、立ち上がらずに介護員を待つ。これが(見守り)の概要だ。 ここでふっと思う、誰のため、何のためかと。 入院する人は、大別して二通り。 ひとつは体の悪い所を治す。 今一つは介護が必要な人だ。 後者には絶対に必要だ。しかし前者はどうだろう? 治療する人によって、描きだすイメージがかなり違いがあるのではないか? リハビリ中によくある光景に先生の一言「ああ、いいですね」 しかし、本人はいまいち、

    • ささいな、大きなこと。

      早いもので、入院生活も2カ月弱ラストランに入り日々の生活を振り返る。朝4時過ぎに起きて、身支度を整え、トイレへとナースコールを押す。 1日の始まりだ。 帰ってくると一人でできる体操を綿密に、時にはそれなりにうけながす。 それが終わるとテレビを見るか横になるかして時間を潰し7時前には食堂へと向かう。 いよいよ楽しい一時の始まりだ。 とにかく腹がへる。 コロナに感染したときは咳がひどく喉がことのほか痛く食欲も無くご飯を半分以上残す毎日だった。 そんな日々が10日位つづき、その反動

      • ぶれる心

        よもすると人は、今の幸せ、不自由のない生活に溺れ より以上のものを求める余り 歩み続けたみちを踏み外してしまうこどがある まだみぬ未来へ 未来の担い手の子供らにぶれること無く伝えることを出来るのだろうか? 今一度できるかではなく、やるんだと心に刻む今日この頃である

        • 太鼓の音

          ここしばらく、夜の帳がおりるころ 聞こえてくる太鼓の音心地よい響きを載せて。 どうやら小倉祇園太鼓の練習らしい。 太鼓の心地よい調べに聞き惚れている。 ましてや子供がたたいていることを知り 心地よい調べを載せて聴こえてくる太鼓におもわず、聞き惚れている。 いにしえの行事・習い事を親から子へと 語り継がれている人々は自分たちの思いその時代の習わしを伝えている。 そのために言葉をつくり、 そして、より遠くへ、より速くと考え伝書鳩、飛脚などを造り出した。 その時代から現代へ 現代か

          老いてゆく予備軍

          私が今入院している部屋は4人部屋だが、1人退院したのか3人であった。 2~3日前に1人入室してきてまた4人である。 見るとはなしに見ていると、最初はオムツで下の世話は人任せ。 私もコロナのときは、そうであった。 確かに、いちいちトイレにいかなくって楽と言えば楽。 しかし、日常のことを自分でするか?人任せにするかで (老い)の程度が違ってくるようだ。 息子によく言われた言葉。「髭を剃って、歯を磨いた?」など 日常の事を口煩く言われた事を思い出す。 今思えば、日常の当たり前の事を

          老いてゆく予備軍

          それでお願いします。

          今、散髪してもらった。何か心までサッパリと晴れ晴れと清々しい。 「どうゆうふうにしますか?」 わずかな問答で言われるまま 「それでお願いします。」 と答える。 よもすると、受け答えでは言われた事には、だいたい”お願いします”と肯定している反面、自分の想いや意見を言う人もいる。 私はだいたい前者だ。 善悪ではなくひとそれぞれだ。 ただ、自分はどちらが多いか自覚しておいたほうがいいのではないだろうか? 往々にして、ああ、失敗したと思うことがある。 そうゆうことを少なくするように一

          それでお願いします。

          入院中に妻からの電話

          今朝オカンから電話があった。 どうやら自転車がパンクしたようだ。 その時の状況、そして、これからどうするかを亊細かに話始めた。 途中で自分の意見を言うと、私の話を聞いてとさえぎられた。 少し時間がたってから考えて見ると まずは自分の話を聞いて欲しかったのだと気づいた。 知らず知らずのうちに、自分にとっては些細な事だと聞き流していたようだ。彼女にしてみれば、自分の話を聞いて欲しかったのだと思う。ささいな事であり、重大な亊を、見逃していたようだ。 本来、いの一番に気づかなければ、

          入院中に妻からの電話