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くすっと笑えて元気をもらえた広告コピー:缶コーヒー Roots
人は考える。
自分のこと。
あの人のこと。
大切なこと。
取るに足らないこと。
人には言えないこと。
ラブ&ピース
人は考える。
ひらめくまで。
行き詰まったら、
缶コーヒーを飲む。
そしてまた考える。
ふりをして缶コーヒーを
飲み続ける俺であった。
考える人に。
ボトル間コーヒーNo.1
私のすごくお気に入りの広告シリーズ、JTの缶コーヒー「Roots」の広告ポスター。
竹野内豊さんがコーヒーを片手に何かを一生懸命考えている表情の写真に、上のようなコピーが綴られているものなのですが、どれもクスッと笑えて、読んだ後になんとなく心がゆるむんです。
生まれ変わるなら何になるか。
やっぱモテたいよな。
じゃあパンダか。確実にモテる。
ちょっと転がるだけで
女子は目がハートだ。
いや、パンダになっても
人にモテるだけだ。
パンダになったら
パンダのメスに
モテないと。
きっと相手、選べないけど。
考える人に。
ボトル缶コーヒーNo.1
デザインも秀逸で、すごく好きなんですよね。写真の上部にコピーが配されているレイアウトで、文章の配置に絶妙な間があるからこそ、その広告がまとう空気感が伝わってくるし、このコピーの内容が竹野内豊さんの心の声だということが説明せずとも誰が見ても分かるというのがデザインのすごさですよね。
いくつもシリーズがあるんですが、神妙なというか真面目に考え事をしている風なんだけれど、実は他愛もない、結構どうでもいい(言い方w)ことを考えているという、表情と心の内のギャップがおもしろくて、すごくチャーミングでかわいいんです。
実はこの広告の目的は、Rootsのパーソナリティを描く、というものだったそうで「遊び心のあるオトナ」がまさにドンピシャで印象付けられます。
いつも忙しく、仕事、家事、育児に追われてバタバタしていると、「どうでもいいことを考える時間=無駄」という感覚になってしまうことがあるのですが、このポスターを見ると、「あ、なんかこういうどうでもいいことを考える時間というかスキマって大切だよな」としみじみします。
Roots の別のシリーズで「それでも、前を向く」というものがあるのですが、これもおもしろい。ちょこっとだけ勇気というほどでもないけどなんか頑張ろっと肩の力を抜きつつ明るくなれる感じがしてきます。
よかったら読んでみてください!↓
商品をただ紹介するのではなくて、目にした人がちょっと幸せな気持ちになれたり、何か気づきを得られる広告コピーってすばらしいですよね。押し付けられている感じがしないというか、広告って嫌煙されがちだけど、出会えてよかったと思えるものに心惹かれます。こういう言葉を紡げる人になりたい。
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