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卵子凍結 体調の変化

 卵子凍結をするにあたって、体調にどういった変化が起こったか、私のケースをお伝えします。体調が普段と違うな、と感じる時期は2つありました。それぞれどういう症状かご参考ください。

①排卵誘発剤による体調の変化

 1回の採卵手術で採取する卵子の数を増やすために、採卵手術の約2週間前から排卵誘発剤(ホルモン剤)を投与し、卵巣を刺激します。私は注射を使用して投与しました。その排卵誘発剤の影響で、お腹の張りや胸の張りを感じることがあります。排卵誘発剤に卵巣が過剰に反応することをOHSS(卵巣過剰刺激症候群)と言います。
 
 私は軽度のOHSSがありました。具体的には、採卵翌日くらいのタイミングから、お腹の強い張りを感じ、胸も少々張っていました。採卵を2回行いましたが、どちらも同じタイミングで軽度のOHSSとなったようです。連日夜寝る前が一番つらい気がしました。自分の腹囲が2倍くらいになっているのではと錯覚するような、「ポーン!」と思い切りお腹が張っていている感覚です。とはいえ、日々の生活には大きな支障はなく、仕事もプライベートの予定も全て問題なくこなしました。この症状は、採卵後初めての生理が来てようやく収まったので、採卵手術後10日間くらい続いたことになります。

 なお、私の病院ではOHSSの重症化予防のための注射を採卵後に打ってもらいました。また、採卵後1週間服用する内服薬も処方されています。

②採卵手術による体調の変化

 採卵手術では、卵巣にある卵胞に長い針を刺し、卵子を一つ一つ吸い出しながら回収します。そのため、卵巣は必ず出血し、数日腫れることになり、痛みを感じることがあります。

 私のケースでは、1回目の採卵、2回目の採卵共に、手術後生理痛のような鈍痛を感じました。2回目の採卵手術直後が一番つらく、病院から家に電車で帰宅後は数時間ベッドで体を休めました。1回目の採卵手術直後のときは、少し重い感じはあるもののそこまで酷くなかったため、午後は予定通りネイルサロン等へ出かけることが出来ました。術後1週間くらいは、クリニックの指示に従って、激しい運動(ジム通い)は控えました。私は毎月の月経で生理痛を感じることがないため、普段感じない痛みで戸惑いましたが、生活に大きな支障はありませんでした。この痛みは3~4日くらいで収まったと思います。

 痛みが治まっても、採卵手術1週間後の診察で、まだ卵巣が腫れていると言われたので、無理をしないことが大切だと思います。

まとめ

 私のケースだと、①排卵誘発剤による体調の変化、②採卵手術による体調の変化はどちらも、採卵手術直後が一番つらかったです。最も症状が重かったのは手術直後4、5日間くらいで、次の生理が来たタイミングで全てが楽になりました。OHSSや術後の状況は個人によって異なるので、あまり予定を詰め過ぎずに、出来る限り安静にできるよう、あらかじめスケジュールしておくことをお勧めします。

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