見出し画像

これから『女性』として、仕事を続けていくにあたってーWoman's Web Fesに参加してきました。(2012.7.13公開)

この記事は2012年7月13日に旧Blogで書いていたものです。移行につき、noteへ転載・加筆修正します。

2012年6月23日に高松のe−とぴあ・かがわで行われた『Woman's Web Fes』に参加してきました。

古巣を退職して約1ヶ月。これから自分として、そして女性としてどう歩むべきか、仕事と人生に向きあって行くべきかと考えているときにこのイベントがあることを知り「どう考えてもいかんといかんでしょ」と思い、速攻申し込み。今まで女性のためのWeb業界セミナーってありませんでしたね。

参加した感想を簡潔に一言でいうと。
「レベル高いなぁ!」
多種多様な立場・視点で非常に楽しめたイベントでした。


セッション感想

「子育てしながらでもできる!フリーランスWebデザイナーの仕事のコツと女子的Webデザインの作り方」鍋坂さん

育児・子育・(フリーとして)仕事の両立についての話。

現在プロとして、そして一人の母親として、どういう心構えで時間配分でそれぞれ向き合っているのか。近い未来、この立場に近くなるであろう私にとって非常に参考になりました。

実は以前、直接お話聞かせていただいていたのですが、改めてご自身のご結婚から出産や子育てに纏わる苦難の話をお伺いして、真摯に向きあう姿はとにかく尊敬の一言しかありません。

あと、ご主人が会場カメラマンとしておられて、セッション後に話が振られていたのですが、まわりのみなさんの理解、支え合いがあるからこそしっかり仕事として応えられているんだろうなぁというのがとても感じられました。


「これからのECは「女ゴコロ」が売上を上げる」古瀬さん

楽天・Yahoo!ショッピングのファッションカテゴリーは昔はメンズからだったのが、レディースに変わっているとか(後で楽天フリークだとお伺いしました)。

男性と女性の購入動線が違うとか(ちなみにこのあたりは動画も踏まえてました)。目からウロコというのはこういうことをいうんだなーと非常に実感しました。

懇親会で初セッションだったと伺って、さらにウロコが落ちたのはいうまでもありません。


「スタートは、いつからでも出来る!!~専業主婦から再就職そして、フリーランスへ~」岡崎さん

途中から事情が似てたこともあり、少し自分の過去に重ねつつお伺いしてました。最後の「いつでも全力でまっすぐに進んでいけば、道は拓ける!!」に大きな勇気をいただきました。『仕事は獲て』いきましょう、ですね。

懇親会でお話できなかったのがちょっと残念でした。


「IAが設計するのは情報→サービス→自分」ドアラ藤田さん

最初の段階でちょっと「なんとなーく難しそーだなー」という印象を抱いてしまったのですが、「ステークホルダー(利害関係者)に価値を伝えるための最短・最適なアプローチ」と考えるとすとーん、と理解することができました。

頭の中にあるものはアウトプットしないと伝わらない」これは納得です。だけど、そのアウトプット(言語化)が難しいところでもあるので、そこは量を重ねる&推考を今後きっちりしていかないとなぁとは心底思いました。
あと、土下座の練習もしたほうがいいんでしょうか(違)。

それにしても。Facebookで「ドアラさんセッション。」と呟いたら何人かに「いいね」押されてたのが未だに謎です。


「女性が挑む、チームを変える!働き方を変える!チームマネジメント」山田さん

女性が多い会社でどのようにマネジメントをしていくかという話ではありましたが、聞いててなんとなーく男性にとって耳が痛い話が連発されたなーという感じが(でも、そこは無視してはいけない道)。

育休にまつわる裏話から、不公平感が出ないよう会社の根本的な考え方を記した『規定』が生まれた話の部分は、今後女性の雇用を増やしていきたいと考えている企業にとっては非常に参考になるのではないかと思いました。


「東京デザイナー暮らし「ここだけの話」 ~ スキルの仕入れ方&売り方を考える」黒野さん

まったりとした口調がそうしたのかはわかりませんが、ものすごーくココロに染みたセッションでした。

生き方全体が営業になる
自分が幸せだと人を幸せにできる」の言葉は
自分自身を否定しちゃだめだよ
という見えないメッセージをいただいているようにも思えました。

なお、このイベントで初めてご結婚されていることを知りました(大変失礼しました)


参加して改めて考える。

男性には男性のドラマや事情があるように、女性にもドラマや事情があります。お互いの立場・事情を根本から理解してこそ、よりよい関係が構築できると常々思ってましたのでこういうイベントを行なわれたのは非常に良かったと思います。

あえてひとつ。
今後の課題をいうとすると、『男性の参加』をもっと募るようにすることでしょうか?

現状、どうしても会社運営の鍵を握っているのは大半は男性ですから、男性も気軽に参加していただいて聴いていただけるようにしておかないと、結局女性だけになり、相互の理解や助け合いができなくなって、本当の意味での『シェア』ができなくなるんじゃないかと心配はしました。

あと、内容がとても非常によかったのに女性だけというのは大変もったいない。このイベント、他県でもプロジェクトが進んでいるようですので、もっといろんな人を巻き込んで進化していってくださることを期待します。

イベント一連内容はTogetter参照で。今見なおしても濃いですね…😓

【2024年追記】
実はあの後女性特化イベントに立ち会うことがなかったので、本当に開催されたことが貴重だったんだなぁとつくづく思います。現代でこのようなイベントが開催されたらどのような反響があるのか。少々気になるところではあります。

それにしても、感想内容を読み直しても心に響く言葉が散りばめられていて自分の心に染み入りました。時代は変われど響く言葉は一緒なのかもしれません。




お読みいただきありがとうございます。ご支援いただけると大変ありがたいです。