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スマブラステージ【AD.1333.カニの反撃】


 オオウナギはウナギ目ウナギ科に属する体長2メートル以上、体重20kg以上にもなる最大級のウナギです。雑食性でなんでも食べますが、特に甲殻類を好むためカニクイとも呼ばれています。
 オオウナギはウロコが退化しているものの、皮膚がとても分厚いので、カニにハサミで挟まれても動じずに飲み込んでしまいます。さらに皮膚を覆う粘液が水分を蓄えるので、短時間なら陸上でも活動することが可能となっています。
 ウナギは海で生まれた後に淡水域(川、湖など)に移動し、充分成長したら産卵のために海へと戻る降河性回遊を行います。ウナギがこのような大移動をする理由はよくわかっておらず、現在も研究が進んでいます。


 一方のカニは、生息地は水深6000mの深海から陸上の木の上まで、
最小クラスのマメガニダマシは甲幅2.8mm、脚を広げて幅1cm程度、
最大クラスのタカアシガニは大きいもので、甲幅40cm、脚を広げて幅3.7m程度と幅が100倍以上も違っているという、極めて多種多様な甲殻類です。現在見つかっているだけで4000種を超えると言われて、今後さらに新種が発見されていくと考えられます。
 
 小型のカニは他の動物に食べられていることが多いですが、大型種のノコギリガザミの挟む力は800kg~1トン程度(ライオンの噛む力は400kg程度)もあるという侮れない力を持っています。


 このスマブラステージでは川辺のカニを食おうとするオオウナギと、抵抗するカニを描いたものです。カニのハサミがウナギの頭を打ち、ウナギが暴れるギミックを楽しめます。

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