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「料理が好き」って何だろう

「料理が好き」という人は、2種類に分けられると思います。

ひとつは、おいしいものを作ることが好きな人。

もうひとつは、作業が好きな人。

前者の方が、いわゆる料理研究家や、SNSにレシピを投稿するような、世間がイメージするところの“料理が好きで得意な人”って感じ。

一方でわたしは、後者の作業が好きなタイプだと自覚しています。

「料理好きだよね」と言われることがよくあるけれど、その度に「んー、料理好きだっけ?」ってなるのはそのせいかな。

作業が好きな人

わたしは「工夫を凝らしておいしいものを作り上げたい!」というよりも、切ったり混ぜたり焼いたり茹でたりの作業をしたい人です。

昔から工作をしたり裁縫をしたり、何かを作ることに没頭する時間が好きで、料理もその一環として楽しんでいます。

玉ねぎってこの向きで切ったらこういう形になるんだ!
とか、
バジルってこのタイミングで入れたら香りが立つのか!
とか…。

理科室で実験してるみたいなノリです!笑

もちろん、作る工程を楽しみながら、成果物に対してもこだわりや情熱を持てることが理想的ではあると思います。

わたしはその点、成果物に対してはそこまで興味がないので、胸を張って「料理が好きです!」とは言いづらい感じがするのです。

誰かのために作る料理

ひとりで料理をすると、工程は楽しいけど成果物が余ってしまうということがよくあります。

わたしは少食な方なので「これ余ったらどうしよう」「食べきれるかな」という不安はつきものです。

恋人のために料理を作った時、まずはもりもり食べてくれることが嬉しいなあと思います。

ただただやりたいように手を動かしてたらできただけなのに、食べるところまで想定して作ったわけではないのに、感動して食べてくれたらやっぱり嬉しい!

工程も楽しいし成果物も喜んで消費してくれるという幸せの連鎖。

乱暴な言い方ですが、「手料理を振る舞うこと」は、わたしにとってはコスパのいいご奉仕の方法なのです。

実際、ここまで説明するのはめんどくさいので、「料理好きだよね」と言われたら「好きだよ〜」と返すようにしています。

P.S.

手料理に対する男のリアクションを勝手に評価させていただいた記事はこちら↓

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