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子どもと社会をつなぐ連続キャリア講座(1)

こんにちはブライトシフトの廣瀬です。
みなさま いかがお過ごしでしょうか。
春はあけぼの……
桜も終わり、牡丹やハナミズキが咲き始めています。
咲く花で移ろう季節を感じられるのは日本にいる醍醐味です。

ブライトシフトはおかげさまで7期を迎えました。さまざまなところでご縁をいただき、私たちが目指すことの一つである「質の高いコミュニケーションを実践していく」研修の機会にも恵まれつつあります。

さて、ここからは7回に渡り私たちブライトシフトが新しくチャレンジしてきた子どもたちへのキャリア講座について、昨年を振り返りつつご紹介してまいります。

一昨年から一般社団法人こもれび様とご縁をいただき「子どもと社会架け橋事業」のなかで、中学生・高校生を対象としたキャリア講座に携わらせていただきました。
この事業は、子ども家庭庁が主管する「こどもの未来応援基金」から支援を受けて、こもれび様が実施している事業です。私たちが担当した講座は、さまざまな理由で学校に行きづらくなっている子どもたちが、自分への理解と可能性を深め、将来的に社会と関わり仕事をするということに向かっていくための力をつけるための子どもと社会の架け橋となる全6回の連続講座です。

昨年で2クール目の講座となり、受講者が変わると授業の雰囲気も変わるので、一昨年と違って去年は去年でどんな場になるのか、ドキドキしながら臨んだのでした。

まずはその第1回目をご紹介します。

第1回は、自分の興味と仕事を結びつけるために「自分を知って、自分の強みを探そう」というテーマでした。
数多くの職業カードを使って、いろいろな職業があることを知り、自分がどんなことに興味を持てるのか、それがどうのように職業と結びつくのかを、カードゲーム感覚で行いました。

「知らない」ということが何事も機会損失につながります。まずは幅広く職種やその特性を知り、自分の興味関心と照らし合わせて、客観的な自己理解を深めるために、また中学生・高校生が継続的に「学びの楽しさの種」を持ってもらえるように、私たちは「一緒に過ごす時間がどんな時間であればいいのか」「子どもたちに何を持ち帰って欲しいのか」をとことん話し合いました。

1講座に二人の講師がコーリードで進行することで一人ひとりへの細やかな対応や、活性化させる場作り、次への楽しみをつなぐための特別な仕掛け作り、楽しんで参加いただくための工夫を出し合うことに時間を費やしましたが、このような講師同士のアイディア創発の時間が我々ブライトシフトメンバーの関係性を深め、組織としてもお互いの関わり方が成長する貴重で楽しい時間でした。

子どもたちが少しずつ自分を表現できて、仕事をするということに興味を持ってもらうためにも、講座では実際に手を動かし自分を感じとり、できる範囲で想いを言葉にしていくことを周囲の支援員さんも巻き込んで全員が楽しめる体験学習モデルを取り入れ場を作っていきました。

私たちは、将来子どもたちに「何になりたのか?」ではなく、「どのような人になりたいのか?」に少しずつ意識が向くようにと願いを持って、講座を進めて行ったのです。


第1回の最後では、二人の講師のそれぞれの変化に富んだキャリアのあゆみもご紹介しました。 職業や仕事は一つだけではなく、複数の職業経験がつながってやりがいのある仕事となり今目の前に立っている、そんな不思議キャリアの実話にみなさん、興味深く耳を傾けて下さいました。

(つづく)


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