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何事も「痛み」があるうちに。

虫歯が痛み出した。

先月詰め物がとれて、ひなたちゃんのこととかあって
気力がなくてほうったままにしていたら、痛くなってきた。

これはいかん。虫歯が進行しているのかも。
慌てて歯医者に予約をいれた。

わたしはいつもそうなのだ。
物事に対して変な時に楽天的で、後になって後悔する。
まあ、今回はまだ痛み始めた段階だからいいのだ。
痛みがMAXになって神経が死んでからでは遅い。
まだこの歯の神経は生かしておいてもらえる可能性が高い。

心にも同じことが言える。
心が痛いうちはまだ治しようがあるのだ。
でも、痛みになれて麻痺してからでは、
傷がどこにあるのかわからなくなってしまう。
それでは流れている血が止められなくなってしまって
心が壊死してしまう。

しかし、その状態をあえて望んで
受け入れている人もいるのも事実だったりする。
泣くことに疲れて麻痺することを選んだのだ。
傷が治らなくてもいいとばかりに。

実はわたしの心がそうだった。

バニラさんのことで傷つき、
ひなたちゃんのことで悲しみ、
もうこれ以上はないというくらい何度も泣いた。

そのうち、なんだかぼんやりしてきて涙も出なくなり、
もうわたしは立ち直ったのかもしれないと一瞬思った。

でも違った。
ただ痛みになれて麻痺しているだけだった。
その後、ふとしたきっかけで
涙が頬をつたっては止まるということが何度も起こった。

これはもう、ひとりでは解決できない問題なんだと気づいた。
わたしは傷ついて病んでいるのだ。

その後わたしは友人に話を聞いてもらったり、
お医者さんに相談したりすることで
なんとか痛みは薄らいできて心の平和を取り戻しつつある。

痛みは厄介だが、自分の身体に警告を与えている
ありがたい現象なのだ。
痛みに強くなったのと、痛みに麻痺してるのとでは
違うことに早く気付いてほしい。
痛みに強くなった人は立ち上がることができるけど、
麻痺してる人はだんだん立ち上がれなくなってくるから。

痛みを無視しないで、慣れないで、
治すことで元の自分を取り戻すのがいいと思う。
病院やカウンセリングの施設は
そのために存在しているのだ。

とはいえ。

やっぱり歯医者はいやだなー。
虫歯早く治らないかなー。( ;∀;)<自分のせい。

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