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「ビールに自由と冒険を」

「THE DRAFTERS」はアサヒビールが今まで培ったサーバーの技術を結集した「本格泡リッチサーバー」をレンタルし、月2回定期便で生ビールを楽しむ、家庭用生ビールサービスです。そのコピー、「ビールに自由と冒険を。」について、ビール「と」ではなく、ビール「に」にしている理由はなぜだろう?「ビールが主語になっているように見えるけれど」という質問をいただき、ローンチ当時の経緯やり取りがすぐ思い出せず、モヤモヤしたので当時を思い出して整理してみました。

サービス名をユーザーコミュニティに。


ドラフターズは、アサヒビールやスーパードライといったメガブランドのネーミングと全く関係ない名前に敢えて決めました、「ビールを愛し、より人生を楽しむ人たち」であり、メーカーと消費者を分け隔てていないネーミングかつWe 人称になっています。

ドラフターズは、生ビールを意味するDRAFTと、複数人を表す「S」がついた、人を真ん中に置いたサービスであることが出発点です。主語はユーザーであり、「ビールに」はアサヒビールではなく、ユーザーのビールを指していることになります。

主語はユーザー、会員たち

生ビールに自由を 不自由さの解消

お酒は免許制で流通ルートも伝統的、またアルコールのレギュレーションも厳しいところがあり、メーカーが消費者に直接D2Cで価値を届けることは容易でありません。

かつて生ビールはお店でしか味わえないもの、そしてコロナ禍でその自由もやや不自由になりました。お店にも行くけれど、普段から家でも、好きなタイミングで、好きな量だけ、おいしい生ビールを楽しめる、それを体験できます。

ある時、テストユーザーの母親から「ドラフターズが家にある、というだけで、今日考える明日の選択肢が1つ増えた気がして自由な気持ちになれる」と言われてハッとしました。自由になれるのはモノでなく気持ちなんだな、と。いつも晩酌で家族バラバラに冷蔵庫から開けていたのに、生ビールが飲めるサーバーが来たことで、20歳過ぎた大学生の息子さんが、注いでくれるようになり、会話が増えました、と。これは生活が豊かになっているのだと感じました。いつものビールに自由が加わった瞬間です。

家族の楽しみ

ビールに冒険を

生ビールを外に持ち運べるという世界観はなかなか実現していませんでした。野球場のビールの売り子が背負っているサーバー、あれくらい?

生ビールが美味しいと感じるのは、味だけじゃなくシーンとその時の気持ち、一緒に飲む人、いろんな要素がありますが、家だけではなくキャンプなどアウトドアでも楽しめるようにしたい。

これはビール離れと言われている中でビール
を飲むようなった若者に直接いろいろと聞いてわかったことでした。「バイトが他の人の休みで、延長になりヘトヘトに疲れた後に店長が奢ってくれた生ビールが異常に美味く感じた」「大学卒業記念な山登りで皆で頂上で乾杯したらビールのうまさがわかった」など。ビールは味から入ったら苦いだけかもしれないが、止渇のストーリーを体感すると変わる。

つまり、飲むシーン、オケージョンづくりをサポートしていく必要がある、そこでビールサーバーを持ち運べる専用キャリーケースを販売しました。こんなの誰が買うねん、と思いながら。笑 3万円しますがなんと半日で100台完売しましてびっくりしました。

ドラフターズ専用サーバーケース

続いてサーモスさんと独自の保冷技術とコラボしてできた電源不要のサーバーを開発、「どこでもサーバー」です。電源不要、持ち運びらくらく、5時間は冷たいビールを楽しめる。こちらも花見や、BBQ、海や山が見える絶景で、次々と会員さんたちからSNSなどで投稿頂いています。

冒険のストーリーは会員さんたちから

ビールに自由と冒険を。

は、ドラフターズのスローガンみたいなものかもしれません。

ビールと最高級の和牛、魚、with beerの楽しさは「食べチョク」さんやyoutube企画でいろいろやってきていますし、これからもチャレンジしたいです。ビールと、ビールで、。

我々ドラフターズの想いとしては、ビールを愛しているから、

「みんながビールをもっと楽しんでほしい!」

「最高の瞬間に最高の生ビールを飲んでほしい!」

それには、今のビールは不自由ではないか。

「注ぎたての生ビールをいつでも、どこでも。」飲めること。

そのためにこのビールサーバーをつくりました。

持ち運びできるビールサーバーもつくりました。

ビール好きが集まれる仕組みも作りました。

最高のビールが楽しめるイベントも企画しました。

ビールはもっと自由になれる。

ビールはもっと冒険(挑戦)できる。というようなストーリーを描くときにのコピーは

「ビールと自由に冒険しよう!」ではなく、

「ビールに自由と冒険を!」のほうがふさわしいと思っています。

ビールに自由と冒険があるからこそ、ビールとどう楽しもうか、という考えになりえます。

ビール=メーカーのビールではなく、会員一人一人の「ビール」に、という意味が既にあるという解釈です。

ドラフターズ会員さんたちと

よく他のサービスと比較して頂きますが、「ホームサーバー」でありながら「ホーム」に縛られていないのです。そのような遊び心を持ったビールを愛するいい大人たち、が楽しむサービスになっています。

ビールに自由と冒険を。
ビールが大好きな大人たちと
まだまだビールの楽しさを共創していきます。

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