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内側翼突筋(ないそくよくとつきん)とカレー【まんが】


口の筋肉研究家のくちけんさんです。

前回からの続きで、今回は内側翼突筋(ないそくよくとつきん)について解説するね。
(以降、(内)さんと呼んでいくね)

【注意】
今回の内容は、論文やインターネットの情報をもとに、くちけんさんの考察も含んでいます。

内側翼突筋の確認

(内)さんの場所を探してみよう。
お口の中に指を入れて、上の奥歯と下の奥歯があるね。
お口を思いっきり開けて、一番奥の、上あごと下あごをつなぐ筋肉。
スジのようなものを触れるかな?
これが(内)さんの一部だよ。

(内)さんの伸びを感じるには、「口を開く」というよりは「顎を開く」というイメージでお口を開けてみよう。

うん、そうそう、いい感じ。

筋肉を動かそう

漫画の中でも説明されているように、エラの角度の重要性は以前から言われていて、このエラを作る部分に付着する筋肉に注目が集まったんだ。
エラの表側についている筋肉が咬筋
エラの内側についている筋肉が内側翼突筋

(なぜエラの角度が大事なの? は別の機会に説明するね)

「噛む」という運動はとても注目されているんだけど
くちけんさんは「顎を開く」ということも大事なんじゃないかなと考えているよ。

顎を開いて、閉じる。
この運動がとっても大事。

それから、以前に「3つの骨格」のお話をしたの覚えてる?
この咬筋くんと(内)さんの筋肉がもっともよく働きやすい骨格があるんだ。
それが1級骨格さんなんだ。

だから、口の開け閉め運動の時に
2級骨格さん(下顎が小さいタイプ)
 「下あごを前に出しながら」
3級骨格さん(受け口気味タイプ)
 「あご先を手で押さえながら」
口を開け閉めするといいみたいなんだ。

顔の骨格の3タイプのお話 より

そしてこのお口を閉じるときに負荷があると尚良いんじゃないかとくちけんさんは思ってるんだ。
そんなイメージを膨らませて、くちけんさんは製品開発に取り組んでいるんだよ。

開口筋と閉口筋(くちけんさんの覚え書き)

この内容はくちけんさんの覚え書きも兼ねた考察です。

内側翼突筋の機能について調べていたら、困惑してしまった。
「(内)は閉口筋で、口を閉じる時に機能する」と書いてある。
だけど、感覚的には口を閉じる時に機能している感覚が感じられない。。。

感覚的にはいくつかの筋肉は、開口筋と閉口筋が逆のように機能しているように感じてしまう。

開口筋
外側翼突筋(下頭)
顎二腹筋
顎舌骨筋
オトガイ舌骨筋

「みんなの歯学」より

閉口筋
咬筋
側頭筋
内側翼突筋

「みんなの歯学」より

骨格筋について調べていた時のメモにこうあった。
「筋は力を出す時に収縮して短くなる」
・・・筋肉が縮む=機能している という解釈?

そのあと、CGだけど開口と閉口の筋肉の様子を見ることができた。
やっぱり、(内)は開口時に伸びて機能しているように見える。
閉口のときには縮んで緩んでいるように見える。

内側翼突筋は、本当に閉口筋?

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