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『人と比べない』って難しい 〜双極性障害の頭の中 55

みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。

昨晩は久々に残業して、いつもより遅い時間の電車に乗ったら運悪く人身事故に遭ってしまい、帰宅に3時間かかりました…。
相変わらずヘルプマークは何の効力も発揮すること無く、満員電車でずっと立ちっぱなし。
家に着いたのは夜10時半、もうヘトヘトでした。

今日は昼まで寝てしまいましたが、家事ひとつやる気力も無く、ベッドでゴロゴロ。
まだ疲れが残っています。

仕事、来週に回せば良かったのかなぁ〜?
連休で仕事が溜まっていくのが心配になって、つい残業してしまいました。
相変わらず、仕事のペース配分がヘタクソです。

先日の受診時に、主治医と仕事の仕方について話してきたのでメモとして残しておきます。




◾️「急いで無いから」って言わないで

自分で言うのも何ですが、私は仕事が早いです。

「仕事はやっ!」
「もうやったの?!」

と、仕事を頼んできた同僚や上司によく言われます。
自慢のように聞こえるかもしれませんが、違うんです。

決して“仕事ができる”から早いんじゃ無いんです。
仕事を頼まれた瞬間に、私の中で“時限爆弾のタイマー”が押されてしまうからなんです。

「急いで無いからいつでもいいよ」

と言われるのが1番苦手です。
この瞬間に全ての締切は“今日中”になってしまうんです。

『急いで無い』の概念って、人それぞれ違いますよね?
『明日の朝くらい』のつもりの人もいれば、『来週まで待てる』人もいる。

できれば『◯日の◯時まで』と具体的に言ってくれた方が私のメンタル的には数倍助かるのですが、日本人は気を使うので、だいたい明確な指定はくれません。

「今日じゃ無くてもいいから」

これ、意外と早く仕事を仕上げて欲しい人が言いがちな気がします(笑)
正式には、

“今日じゃ無くてもいいけど、明日には欲しい”

な気がします。
なので、こう言われた場合はだいたい翌日の午前中までには仕上げるようにしています。
考え過ぎですかね?


◾️常に何かに追われていなければならない

こんな感じで仕事をしていると、忙しいのが当たり前、常に何かに追われている状況になってしまいます。

本当はそんな必要無いんです。

わかってます。
今日中が締切の仕事は頑張らなきゃいけないにしても、他の仕事は明日でもいいかもしれない。
いや、明後日でも、来週でもいいかもしれないのです。

でも、それができない。
締切さえ守れるなら、今日終わらせ無くたっていい。
そんなことは百も承知です。
頼まれた瞬間に“時限爆弾”のタイマーが押されてしまう。
ミッションインポッシブルのテーマ曲が流れてきちゃうんです。

早く仕事が終わるから、喜ばれる。
時間があるので、さらに他の仕事を頼まれる。
無限ループです。


◾️自分だけが頑張っていないように見える

どうしてこういう思考になってしまうのか、自分なりに考えてみました。

強迫的なスピードで仕事を終わらせると時間が余る。
そうすると途端に周りの人がとても忙しそうに見えてくる。
何だが、自分だけが“頑張っていない”ように見えてきて、とても焦るんです。

それを主治医に相談してみたところ、こんな風に言われました。

それはもう、すでに『人と比べている』からですね。
周りと自分を比べてしまっている。
だからみんなが忙しそうに見える。

人は人。
まずは自身の体調を守ることを最優先に考えて、もっと“自分本位”にならなくてはいけないですよ。

『人と比べてはいけない』ということはもちろん良くないと知っていますし、『比べている自覚』すらありませんでした。

そうか、私は気づかないうちに、まわりと自分を比べてしまっていたんだ。

そんな当たり前のことにも気づけないなんて。


◾️自分のペースで仕事をすることの難しさ

仕事ではしばしばチームワークが求められます。
その中で“自分本位”で仕事を進めるのは難しいことです。

誰かの役に立ちたい。
仲間に喜んで欲しい。

そういう気持ちが強ければ強いほど、時限爆弾のタイマーはカチコチと容赦無く私を責め立てるのです。

しかし主治医の言うように、すべては自分の『健康』があってこそ。
潰れてしまっては、みんなの期待にすら応えることは出来ません。

まずは自分の体調を優先すること。
頑張っている人は頑張っている人、自分と比べないこと。

私だって周りから見れば、頑張ってるように映るはずだ。
実際、頑張って無いわけじゃない。




自分の体調を考えて、自分のペースで仕事をするには、やはり正確な締切日時が知りたい(笑)

ひとりミッションインポッシブルは辞めて。
勇気を出して、なるべく「本当に欲しい締切は何日?」と自分から聞くようにしていきたいと思います。

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