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間違いだらけの『休職日記』を、6年後に振り返ってみた⑦ 〜抗うつ薬の延期

みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。

2017年の夏、私は“抑うつ状態”との診断を受け、2ヶ月弱の休職をしました。
その際に残していた『休職日記』を6年後の今、振り返ってみようと思います。

前回の日記↓↓


第7回目は『抗うつ薬の延期編』です。
休職から11日、あまりの過活動にやはり調子が悪くなっていたようです。
↓↓

2017年7月11日 火曜日 23:06

今日はなんだか慌ただしかった。
昼から診察で会社の最寄駅へ行かなければならないので、落ち着かず。
時間はあったけど朝は洗濯しかできず。

1番に診てもらう。
「抗うつ剤を処方しようかと思ってたんですが、快方に向かっているのでやめましょう」とのこと。イエーイ。
今頃会社はイベント真っ最中だろーなーと後ろ髪引かれる思いでトンボ帰り。
帰りに〇〇に寄って服を買う。
どうしても〝秋のレッスンに何を着ようか〟を考えてしまう。
会社で企画した新商品と同じ色のボトムスを見つけたが丈が合わず。トップスを秋色に。

帰宅して、早めにご飯を食べて、大物ダストボックスを待つ。
20時頃到着。
でかい。重い。
側面の段ボールを切って下だけにし、滑らせつつ移動。まるでバイオハザードだぜ!
キャスターをつけなきゃいけないことに気づき、なんとか横に倒して取り付ける。
女1人でもなんとかなるもんだ。昔、工事現場で働いていたころの自分の知識に感謝。
戦争の後始末に途方にくれる。
部屋がゴミだらけに💦
2日だけ耐えよう。
明日は資源ごみ。明後日は燃えるごみ。
ルールだから順番に捨てるしかない。

新しいダストボックスはなかなか良い感じ。
上に掛ける滑り止め用シートとイエローのテーブルクロスを買おうと決める。

明日は朝からヨガ。
調子を取り戻そう。

ここまでの日記を振り返ると、かなりアクティブ、というより過活動と言ってもいいほどハイテンションに見えますが、やはり主治医から見れば“抗うつ薬の使用”を検討していた程には抑うつ状態だったようです。

ハイテンションというより“焦燥感”だったのでしょう。

翌日の日記です。↓↓

2017年7月12日 水曜日  23:28

久々に電気付けっ放し、布団もかけずに寝落ち、、やってしまった。
目覚ましをセットしたところまでは記憶があるのに、いったいいつ落ちたのか?

そのせいか、朝からすごくダルい。
何かしなければ、とは思うのだが、どうしてもダルい。
10時からヨガだったので準備して出かける。
ヨガをやっていて良かった。無かったら、きっとそのままずるずる出かけずに一日中家にいただろう。

ヨガも調子が悪かった。
終わって少しスッキリしたけれど、帰って来てからどっと疲れが来た。
3時間くらいぼーっとして、1時間くらい寝てしまった。
このままでは今日は何もミッションをこなしていないことになる。
働いてる仲間を思うと、罪悪感が半端ない。

無理やり気力を立て直し。
キッチンと部屋の壁を拭く作業を2時間くらいかけてやった。
やり始めたら集中できるようになったので、天井の手が届くところまで拭き切った。
が、玄関と洗面所までは手が回らず。
今日はやめた。
特にどこか悪いわけでもないのに、どうにもダルい。

せっかく昨日先生に「快方に向かっている」と言ってもらったばかりなのに、、、気分が落ちる。

明日は少しクリアになるといいな。
今日はちゃんと布団をかけて寝よう。

主治医に「快方に向かっている」と褒められた翌日にこのありさま…。
出来るだけポジティブに書くように指示されていたのに“罪悪感”という言葉も使っています。
まぁ、正しい休職状態といった感じです。

翌日の日記もどうぞ↓↓

2017年7月13日 木曜日  22:46

ダルさは昨日よりマシだったが、今日は頭痛💦
朝から頭が痛い。
普通の鎮痛剤と胃薬を飲んで様子を見たが、あまり効かないようだったので、仕方なくアマージも飲む。

こんな状態でヨガに行っても良いのか分からなかったが、幸い13時のレッスンだったので、行く頃にはマシになっていた。
ヨガの後は、さらに少し頭がスッキリしたような、、、気がする。

予約を入れていた歯医者の時間まで1時間ちょっとあったので、一旦帰宅して昼食を食べ、再度商店街に向かう。

清潔でハイテクな歯医者だった。
今日のところは検診と歯石クリーニングとハイパーなレントゲンのみ。
写真とグラフィックで細かく説明してくれる。
予約のノートがギッシリでドン引き💦
次回は最短で25日とのこと。まぁ、しょうがない。
休み中に行けるのは、あと一回だろう。

明日は朝からヨガ。
その後乳がん検診を予約している。
休みの間に、病院巡りだ。

帰ってから余力があったら、お風呂場の掃除をしようと思う。

6年後の振り返り

「双極性障害」も「うつ病」も同じように“抑うつ状態”がありますが、違いと言えばやはり『抗うつ薬が使えない』という点でしょうか。
双極性障害に抗うつ薬を使用すると、躁転してしまうことがあります。

※場合によっては双極性障害であっても抗うつ薬が処方されることはあり、患者全員に使えない訳ではないようです。


私は休職する1年ほど前に体重が10キロ以上激ヤセしてしまったため、リフレックスという抗うつ薬(NaSSA)を処方されました。
幸い食欲は戻りましたが、いささか元気になり過ぎたため、主治医は半年ですぐに処方をやめました。

恐らくこのエピソードからうっすら「双極性障害」を疑っていたようで、抗うつ薬の投薬には慎重になっていたのだと思います。

当時の私は病気について全く知識が無く「わーい!薬追加にならなかったぜ〜」と呑気に喜んでいますが、過活動気味の状況を見て“躁転するかも?”との懸念から「抗うつ薬はやめましょう」と伝えたのだと思います。


続く

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