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適応障害になった私が北陸で過ごした半年間の話

はじめまして、お久しぶりです。佐田と申します
このアカウントはもともとはアイドルマスターから繋がった方が多いのですが、最近はプレイステーションの実績システム「トロフィー」集めの投稿からリポスト&フォローしてくださる方が増えてきてます。ありがとう〜!

さて、本ノートはタイトル通り精神病を患った私が半年間どう過ごしたのか、忘れぬように記録しよう!というものです 辛かったこと、楽しかったこと含めてだらだらと書いていこうと思います


就職と引っ越し

3月にしょうもないことを学んでいた大学を卒業し、CMなども放映していてそこそこ有名な企業に就職しました。最初は埼玉県での労働のつもりで志望したのですが、本拠点に来てくれとのことなのでお引越し。なんと今年できたばかりの新居寮へ入れるとのことだったので、ワクワクしながら引っ越したのですが、早速痛い目を見ることになります

劣悪な生活環境と体調不良

新居の寮は広い!綺麗!が売りで、自然を基調としたコンセプトも素敵だったのですが、蓋を開けてみれば…な環境だったのと、上の階の女性の方がかなり(相当)うるさいのもあり、1ヶ月で体が不調を訴え始めました

・周りになにもなさすぎる 近くのスーパー片道3kmは都会出身にはキツイよ
・木造建築 防火性能と防寒性能を重視しすぎて防音性が皆無
・上の階のエアコン排水と洗濯機排水が下の階まで漏れてくる欠陥構造
に加えて物音を配慮しない上階のハムスターが夜中も永遠に部屋を歩き回っており、睡眠できない!+体重激減+食欲ないけど無理にでも食べないと…と食べたら全身に蕁麻疹(緊急外来行き)

でこのままじゃマズイのでは…?と近くの精神科を予約して診てもらうことにしました

適応障害・就労不可と診断されるまで

精神科まで片道12kmくらい。私はこの地で生きていくなら車が無いとダメだ…!と思い速攻で買って納車してもらった為、とりあえず向かうことに。精神科は予約が取れないイメージがありますが、私は1週間待ちで取れました。

精神科では初診でまずいろいろ聞かれました。労働環境、睡眠時間、体調の変化などなど。そしていろいろお話した結果、診断されたのが「適応障害」でした。 

適応障害は、生活や仕事に適応できず、抑うつ感情による不調が出る状態。ざっくりとしており、本人しか原因が分かり得ないことからひとまとまりでこう診断されることが多いそうです。 

即診断書が発行され、「休職願」も出せるけど、どうします…?という話になったのですが、仕事が嫌なわけではなく部屋にいるのが嫌なだけなので頑張って働きます、という事を伝えて投薬での様子見になりました。
投薬されたのは睡眠薬。飲むと脳の活動が抑制されてそのまんま眠りにつけるという危険なブツです。そんな簡単に出していいのか…?と当時思ってたのですが、それくらいヤバい状況だったのだと思います(部屋に居たくないので車の中で過ごしていたり、睡眠時間1日3時間とかだった)

ちょうど日々が苦しかったけど頑張ってゲームやってたときのトロフィー。🏆これもこれで思い出です(良いゲームでした)

再転居

診断書で会社を脅しつつ、特別対応での転居が決定。本来なら上の階を退けるべきなのですが、「穏便に済ませませんか?」とほざき始めたので会社を信用することはやめました(そもそもグループ会社関連なので本当に話がややこしくなってしまう)

斯くしてお引越し。ストレスの原因となるものから離れることで少しは楽になるかな…?程度だったのですが頑張ることに。ちなみに引っ越し先の周りには歩ける距離に色々なお店があり助かりました。特にタリーズ 

笑顔の男性フェローが素敵なお店

日曜の午後にピアノの生演奏を聴きながらコーヒーが飲める、というお店でした 本当に良くって今までの苦悩の日々を思い出して涙ながらに聞き惚れてました

転居先も特に静か!って訳でもなかったのですが(ランドリールームの隣にされたんだけど静かなわけがない)、徐々に慣れ始めて他のことも楽しめるようになり、なんとか平穏を取り戻していった…という話でした
ちなみに入居して1週間後に停めていた車を破壊されました(あとから調べたら今年前厄らしいです)

突っ込まれてリアバンパーが破壊されたタント君

ここからは楽しい話を…私の生きるモチベーションを保ってくれた蓮ノ空との出会いと、支えてくれた友人たち、旅行とかの話。

蓮ノ空女学院、金沢との出会い

もともとラブライブ!シリーズが好きで追っていたのですが、この度私が北陸に引っ越したタイミングで新たに金沢が舞台の新シリーズが始まることに。

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

Link!Like!ラブライブ!は今を精一杯頑張る女の子達を、1年365日、入学から卒業までの限られた時間のなかで、喜び、悲しみを共にし、同じ青春を過ごす、リアルタイムプロジェクト。
この新プロジェクトの舞台が金沢だったので、当初はいっぱい応援するぞ…!と意気込んでいたなか適応障害へ。アプリで配信されるライブはとりあえず見るけど…ぜんぜん応援するやる気が湧かない…という感じでした

4月度フェスライブ

ここで金沢限定にポップアップショップが開くとのことだったのでとりあえず金沢旅行も兼ねて行ってみることに。金曜定時で仕事を上がり、鈍行列車に揺られながら金沢へ。

有名な鼓門。夜は人が少ないです
さす金


やっぱり聖地巡礼は楽しい

もともと旅行好き、なにかのコンテンツの聖地巡礼が好きだったので、これがと〜っても楽しい。当初の蓮ノ空は物語が始まったばかりでティザームービーしか情報が無く、チラホラと観光名所がムービー上に映るだけ。これを探し回るのがめっちゃ楽しかった。

観光地ということもあり、いろいろ寄ったお店も店員さんが皆いい人で好印象でした。地元愛!があるからこその対応。最後にキービジュアルである見晴台に登ったところで感動することに。

卯辰山の見晴らし台
キービジュアル

「いつだって、今が最高!」が聞こえてきそうなこのキービジュアルに惹かれて、とりあえず追っていこう!と決意した山登りあとの絶景でした
今も現在進行系で物語が描かれており、ワクワクしながら過ごしております。ありがとう蓮ノ空、ありがとう金沢。現地に足を運んでなかったらここまでハマってなかったかも。入社して北陸に飛ばされてここだけは感謝ですね ここだけは

卯辰山はバスが1日2本とかなのでかなりアクセスが悪いのですが、金沢に来たら絶対に行ってほしいところ。近くにあるカフェ ひよこまめさんのコーヒーとケーキが美味しくて、季節ごとのタルト目当てでリピート観光するほど。オススメです。
2階にある額縁ポスターは特別に見せていただいたので今は見られないかも。

とまあ、たった1日でどっぷりとハマったのでした
コンテンツが更新される度に「この場所この間行った!」「今度はここに行ってみるか」と、休日の予定が速攻で立ったりしたので日々が本当に楽しくなりました。適応障害は完全に治りきってないけれど、徐々に快方へ向かっていけてるかな…と思います

変わらないものと変わっていくもの、
旅立つものと遺されるもの。

ストーリー第11話に出てきたゆのくに天祥さんと山代温泉はそれはもう最高でした…
2024年春に新幹線が開通してアクセスしやすくなるのでまた行きたいですね 温泉むすめもチェックしとかないとなあ

with you all…
Dream Believers I Believe!

走り抜けた距離は確かにあるんだ

支えてくれた友人と家族

適応障害で抑うつ状態が働いていて、感情が迷子になってしまったときは勝手に涙が出てきてビックリしました。自分がどうしたいのか、どうなりたいのか分からなくなった時に、まず話を聞いてくれたのが母でした。

昔と違い今の私はあまり家族と仲が良いとは言えない状態で、あまり頼りたく無かったし、心配を掛けたくなかった。学生時代も一人暮らしをしていましたが、本当の独り立ちをした子が鬱病になって帰ってくるなんてとんでもないことです。

でもそれ以上の「無理だ!助けてくれ」の感情が大きくなり、母に連絡しました。声を聴くと止め処無い安心感と、堪えていた感情が溢れ出し、涙ながらに現状を伝えました。真摯に受け止めて話を聞いてくれて、励ましてくれた母。一番の心の支えになってくれました。いままでは殆ど連絡を取り合ってなかったのですが、コレを気に定期的に電話をするようになりました

そして同期や大学時代、高校時代の友人にも感謝です。お出かけや食事、ゲームなどなど、楽しいことに誘ってくれたり来てくれたりするのは本当に楽しくって、嫌な日々を忘れられるひとときが最高でした。「病気になって…その影響で引っ越すことになって…」という私を心配してくれた皆にありがとうを言わせてください!
写真いっぱいあって載せられないや…

適応障害で引っ越した直後、大学時代の友人が2日連続で遊んでくれました ありがとう
東京ゲームショウは高校時代の友人と毎年行ってます。今年も来てくれてありがとう

抑うつ状態の時は本当になにも楽しめなかったのだけれど、心配してお話してくれたり遊んでくれた皆に再度最大限の感謝を。世界の中でちっぽけな存在かもしれないけれど、私にとってはかけがえのないヒーロー達です。当たり前に過ごせる当たり前の幸せを噛み締めて生きていきます。これからもよろしくお願いします!🙏🙏🙏

訳もわからず勝手に涙が出てくる状態はかなり心が危険な状態なので、あれ?と思ったらすぐにSOSサインを出してください。心の病気はだれでもなり得るもの。信頼できる家族、身近な友人、病院などにご相談を。私もいつでも力になります

帰省とか旅行とか

私はゲームとかお家で淹れるコーヒーとか大好きなインドアな趣味と、お出かけとか旅行とかが大好きなアウトドアな趣味を持ってたりします。

精神的な安心を得るために定期的に新幹線で実家へは帰っていたのですが、普通に仕事も忙しく、大きな旅行が出来ずじまいでした

そして遂に訪れた…お盆
有給いっぱい取って11連休にしちゃおうぜ!

仕事終わり(出番変更で深夜1時)にそのまんま

沼津を経由して実家へ…

見直したらとんでもない動きしてます 休め

静岡県沼津市は、「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となる町で、何年も訪れている場所です。綺麗な海と少し廃れた商店街が大好き。

ちょうどこの時期にスピンオフ作品の「幻日のヨハネ」のアニメが放映されていたり、沼津市100周年のイベントがあったりで行きたいな〜とは思ってて、とりあえずお盆かな、とは決めていたのですが、仕事の休憩中に「お気に入りのお店」「お気に入りのコーヒー」が翌日発売されるという情報が出てきて…

心の中の錦山が「桐生!!!行こうぜ!!!!」なんて叫んできたもんですから…

はるばる車を走らせて(6時間)

沼津に来た…というお話 行動力だけはある
みたいもの見られた!買いたいもの買えた!漁港でお土産もヨシ!でかなり楽しかったです

朝ごはんは商店街にあるやば珈琲さんでいただきました。私イチオシのカフェです。名古屋にもある

昔ながらのナポリタン

ここはナポリタンが美味しいので是非食べていただきたい…!もちろんコーヒーも美味しいですよ…!

店内は結構充実してるので、地元の学生が勉強していたり、休憩のリーマンが一服しに来てたり、おばちゃん達が駄弁ってたり。こうした「旅先の人々のなにげない日常」を見るのが好きだったりします。

もっといろいろ「ここはアニメのこのシーンに出てきて…」とか書こうと思えばいくらでも書けるんですけど、止まらなくなりそうなので止めときます。沼津はとにかくいい町です!地元愛!
このあと実家に帰って死んだように眠りました 車で帰ると色々便利なものの、駐車場代とか諸々考えるとやっぱり帰省は新幹線かな…とか思っちゃいますね


あとは岡山県を経由して香川県高松に行ったりしてました。

このあと新幹線が止まってた(結構なニュースになってた)
男木島

ここではゲーム「Summer Pockets」の聖地巡礼をしてました。フェリーで島をぐるぐるしながら夏最高の冒険。まさに物語まんまでワクワクしちゃう。

紬ちゃん むぎゅぎゅ
島にはネコちゃんがいっぱいいます
話かけると返事してくれる

ゲームは良作なので全人類にプレイしていただきたい。そして是非島に訪れていただきたい。 なんて願いは叶わないので、とりあえず制作されてるらしいアニメを観てくれればな…と思います

普通に香川県はうどんを食べに行けばいいと思う お昼に食べましたが美味しかったです

そんなこんなで充実した楽しいお盆でした 地元近くのショッピングモールに行ったり…友人の遊園地に行ったり…

やっぱり旅行は楽しいなあ!ってことで
最近は春の計画を立てようかな〜と思ったり、新しい車を買おうかな〜と思ってたり。楽しいことだけ考えて生きていきたい。 人生のモチベーション維持って大事だな…と病気になってから常々思うようになりました

転勤しました

半年間北陸という地で過ごし、なんとか生活に慣れてさあ頑張るぞ!というなか、転勤が決まりました。(?)
私は今………宮城県にいます

SENDAI STATION

慣れないことと分からないことだらけなんですが、とりあえず頑張りたいな〜と思ってます。
半年の移動で夏の大三角描いちゃった…

あれがデネブ(東京)、アルタイル(宮城)、ベガ(富山)

いままでは金沢に気軽に行けていたのが、8時間くらいかけないと行けない距離に。急に行きたくなってきたな… 失ってから初めて気づく事もある

蓮の空のライブを金沢でやってくれ〜!と思ってます 行く理由になるので
仙台でやるほうが早いかも。

雪国から雪国へ…とにかくこれからの冬が不安。

あとがき

と、まあだらだらと書いてみました
考えを文章にするのって難しい!
というか書いてて疲れちゃった…自分の文章読み辛…どこまで書いたっけ…なに書こうとしてたっけ…って感じ
何万文字でも書ける人凄いよ…

適応障害は診断も治療も人それぞれなので、本当に大変でした。それでも励ましてくれた家族や友人がいたからこそ、今元気でいられてると思います。

周りの人たちがいい人過ぎる。出会えた皆様に感謝。これからもいい出会いがありますように。

たった半年のメモですが、こんなことあったなあ!と笑って話しながら懐かしめる日々を過ごしたいと思います。

これからの「時間」を「思い出」に変えてくれ。

以上



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