私と似た名前の少女【閲覧注意】

【閲覧注意】
本記事には未成年には相応しくない記載があります。
ご留意のうえで自己の責任でお読みください。


「…なに…これ…?」

手に取ったのは1冊のノート。開くとプリントされた文章や絵が糊で貼り付けられており…目で追って読み進めると…


***


「由梨…ふたつ用意している理由は?」

「あっううう、あううっっ…!!、あがっっ…あがっああっ…いやあああああっ、いやあああああっ…、いだあああああああいいいいいいいー----」

涙とよだれと鼻水でまみれた顔を必死で横に振る由梨…

「わからないのか?」

「あうっうっ…あううっ、あうううっっ…!!、いやあああっ、いだいっ!!!、あうっ、あうっ、あがああああああああああああー----」

「わからないのか? …いつまでたっても刑罰を始められないぞ」

もうひとつのペーパークリップをこれ見よがしにカチカチと鳴らしながら、由梨の左側の乳首を指で弾き…意地悪にも理由を問い続ける。



「由梨…もうひとつ用意している理由は…わかるな?」

「あうううっっ…!!あうっ、あぐっ…あうっ、あうあうっ…あうっ…あああああああああああー----」

由梨はようやく首を縦に振る。


「…まあ、いいだろう…ではこれより刑罰を執行する!」

もうひとつのクリップを手に取った。


***


引き出しを開くとその中には何冊ものクリアファイルにスケッチブック…そしてノート。どれも挿入または糊付けされた絵や文章で、厚さは膨らみ、紙には皺が寄っていました…。


手に取ったそのうちの1冊のノートを開き…目で読み進めてくと…そこには…。私はそのままその1冊を手に取って部屋に戻り、扉を閉め、ひとりそこに書かれた文章を読み進めました…。夏休みも終わりが近付き、猛暑は少し落ち着いたもののまだまだ暑さと湿度で汗ばむ曇り空の日でした…。

家には夕方まで私一人のお昼少し前…家には誰もいないことはわかっているものの部屋の扉を締め、クーラーも付けずに汗ばんだまま夢中で読み進め…服も下着もすべて脱ぎ捨てて…全裸になりました…。

そしてそのまま…お昼ご飯を食べるのも忘れて…夢中で生まれたままの姿になった汗ばんだ裸身を慰め続けました…「待機の姿勢」を取りながら…。


ふと時計を見ると3時半を過ぎていました…フローリングの床には何度も噴き出して垂れ流してしまった淫らな愛液と汗の跡が広がっていました…(さすがにおしっこは漏らすのはやめてトイレに行きました…全裸のまま)。

自らの処刑場にしてしまった自分の部屋を見つめ…朝に脱ぎ捨てた服をとりあえず身に纏って、開きっぱなしにしていた机の引き出しのところへ戻り元通り戻しました…最初に手に取って取り出したノートは戻さずに…。

シャワーを浴びて下着と服を着替え、自分の部屋やトイレに行ったときに通ったところを確認して軽くウェットティッシュで拭き掃除をし、変な跡が残っていないか確認したあと自分の部屋に戻りました。

そして自分の部屋に戻り扉と窓を閉めてクーラーをつけて…手に取った1冊のノートの隠し場所を考えました…。


***


「これは三角木馬といって、女の人を拷問するための道具なんだ」

「…さんかく…もくば?」

「女の人を裸にしてこの上に跨らせるんだ…昔はパンツなんでなかったから苦しかっただろうな…」

自分の背丈ほどもある三角木馬を見上げ、不安げな表情で拷問の説明を聞く少女…


「よし、用意はできたけど覚悟は…覚悟はいいか?」

「…うん」

「やめるなら今のうちだぞ?」

「…うん…大丈夫」

「途中で降ろしてほしいって言っても、降ろさないからな」


「じゃあ、始めようか…」

全裸になった少女は、後ろ手に縛られ…三角木馬の横に立たされている…

衣服はもちろん布切れひとつ身に着けることも許されず、生まれたままの姿になって…これから自らを責める拷問器具…三角木馬の前に立つ…髪を後ろに束ねた少女…

「…よし、久美…覚悟はいいか」

「女囚お久美!  三角木馬責めの刑を執行する!」


***


三角木馬責めをはじめ、石抱き責めや駿河問い、股縄責めや水牢などの江戸時代の拷問…

魔女狩りや異端審問、ジャンヌダルクなど、中世ヨーロッパの拷問や処刑…


…などについてのメモや資料のコピー、印刷されたインターネットの記事などが貼られ、記されているノートやスケッチブック…

そこには裸にされ、縛られ、鎖に繋がれて、残酷な拷問にかけられる少女の絵や文章…セリフや場面の説明が入っている小説風の記事の数々が…。

そしてノートとともに入っていたクリアファイルには手描きの絵…色鉛筆で描かれた柔らかな画風の少女たち…全裸で縛られ、拷問にかけられている哀れな少女たちの絵が…整理されて番号の打たれたクリアファイルに納められていました…。


そこに描かれた…裸にされ、縛られ鎖に繋がれて…拷問にかけられている…少女たちは…『由紀』『久美』『由梨』などの名で呼ばれていました…。



幼い頃から誰にも言えない密かな願望を持っていた私…

囚われ、裸にされて縛られ、拷問にかけられたい…ひとり全裸になっては縛られ拷問にかけられる叶わぬ妄想をしながら自分を慰めることしかできなかった私…

…なのですが…

…実はずっと幼い頃から…裸にされて…縛られ、鎖に繋がれて…拷問にかけられていたのです…

…兄の妄想の中で…。



私には5歳年上の兄がいます。知的でとても優しい人で、小さな頃からずっと結衣のことを可愛がってくれました。もちろんけんかもしたことはありますが、手を上げられたことは一度もありません。

私の小さい頃、お兄ちゃんはきっと友達と遊ぶ方が楽しかったり勉強で忙しいこともあったのでしょうけど、よく私と一緒に遊んでくれた記憶があります。大人になった今でも、今は離れて暮らしてはいますが仲良くしており、いろいろな相談に乗ってくれたりする頼りになるお兄ちゃんです。

そんな兄には実は隠れた一面がありました。兄は女の人が裸にされ、縛られ、拷問にかけられる姿に昂奮する性癖を持ってました…。


そして兄はずっと…私のことを拷問にかけてみたいと思っていたのです…いえ、私は幼いころからずっと…密かに憧れていた通り…捕らえられ、全裸にされて、縛られ…鎖に繋がれて…拷問にかけられていたのです…。



物心ついた子供の頃からひとり…全裸になっては、捕えられ、裸にされて縛られ、拷問にかけられることばかり妄想していた私…。ときには「もしも、お兄ちゃんに縛ってもらえたら…」なんてふと思うこともありました。お兄ちゃんの前で裸になり、縄で縛られて…誰もいないふたりきりの家の中で、果てしなく続く拷問にかけられたなら…でも、そんな叶わぬ夢…。

ところが実は、お兄ちゃんもずっと…私のことを、裸にして縛り、拷問にかけたいと思っていたのです…いえ、妄想の中で…私を全裸にして縛りあげ、拷問にかけていました…。

そして実は…いつ頃からなのかは思い出せないのですが、私もそのことに…なんとなく…気付いていました。「私を…裸にして…」「縛って…」「拷問にかけられたい」…兄にその一言が…たったひとことが言えていれば、とうに幼い頃からの誰にも言えない願いは…一番安心できる形で叶っていたのです…。


おそらく中学3年生くらいの頃だったと思います。ある日、いけないこととは思いつつ、お兄ちゃんの机の引き出しを開けてしまいました。

お兄ちゃんは読書家で部屋の本棚にはたくさんの本が並んでいて、よく借りて読んでいました。そしてその本棚には…いくつかひっそりと並べられた本、拷問や処刑の描写のある歴史の本や小説、漫画などのいくつかは気付いていました。そしてときどきこっそりと借りては、拷問や処刑にかけられる少女になりきり覚えたてのオナニーにふけっていたのです。

そして普段以上に気持ちが昂ぶり…抑えきれない淫らな気持ちを発散できずにもどかしい気持ちでいっぱいだったある夏の日…「お兄ちゃんはきっともっといろいろな本を隠しているはず」という、前から思ってはいたけれども理性で越えないでいたその一線を越えてしまいました。

机の最下段の引き出しに整然と並べられていたのは…大量のノートとスケッチブック…そしてクリアファイル…思わず手に取ったノートを開くと…。



拷問や処刑についていろいろと調べ、また妄想を形にした文章や絵、スクラップなどを記したノート…三角木馬責めを始め、石抱き責めや駿河問い、股縄責め、水牢などの江戸時代の拷問、そして魔女狩りや異端審問、ジャンヌダルクなど、中世ヨーロッパの拷問や処刑についてのメモや資料のコピー…そしてところどころ記された…見慣れた字の手書きのメモ…


そして、裸にされて、縛られ、鎖に繋がれて…残酷な拷問にかけられる少女たち…

まだどこか幼さの残す大人になりかけの少女…捕らえられ、裸にされて縛られ、重く冷たい鎖に繋がれて、一糸纏わぬ生まれたままの姿で残酷な拷問にかけられる哀れな少女たち…


「わたし…本当は裸にされて木馬責めにかけられたいの…」


「さすがに実の妹の名前を…文字にして書くのはどこか抵抗があったのかな…」

少し微笑ましくも思いながら…どこか私と似た名前で呼ばれる女の子たちに想いを馳せました…



***


優しく撫でられ…周囲の小さな乳房を揉みしだかれ…小豆のように固くなった乳首を…つまはじいていた親指と人差し指で摘ままれ…

「結衣…」

突然、茹でた小豆を潰すかのように容赦なく強く握り潰され…

「刑罰を与える!」

…残酷に開かれた黒光りしたクリップがゆっくりと開かれ…けなげに背伸びをする私の可愛い双子のうちのひとりに…


「あいいいいいいいいっっ……あがっ…あがっっ…あいいいいいいい…いっ…だあああいいいいいいいーーーーーー!!!」

何度も何度も読み返し…ひとり全裸になって自らへの処刑執行を妄想しながら想いを馳せ続けた…私と似た名前の少女…由梨への…処刑執行…初めてあのノートを手に取った日から…何年…?


由梨ちゃんへの処刑宣告…とまったく同じ…繰り返してきた妄想の想像など…はるか及ばない… 現実の…地獄の痛みにはただただ泣き叫ぶことができないまま…

下半身からはどろどろとした愛液とともにおしっこも噴き出してしまうのも感じながら…涙に溢れた目を何とか開こうとすると…

私だけの処刑執行部屋に現れた…私だけの処刑執行官様… 暑さのためでしょうか…シャツ1枚だけの姿の拷問官さまのその下半身は…真っ赤に燃え滾り上向きに反り返った…見慣れないグロデスクな逸物が…

これから処刑を執行する私を品定めをする蛇のように…全裸の姿の私を睨んでいます…


***


背中合わせでずっとすれ違っていた想いが…通じ合ったのは…まだもう少し先の話です…。


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