誰を深読みしようかな──『人物で読み解く世界史365人』読書感想文
上記で紹介したように、読みたい本を探すための目録として機能する要約本。今回紹介する『人物で読み解く世界史365人』もかなり「この人のこと知りたい」「この本読みたい」が見つかって良かったです!
日本史バージョンもあるようなので、図書館で予約済み。
本について
掲載されているのは世界史上で有名な人物ばかりなので名前だけは知っている人が多かったのですが、
あらためてざざっと俯瞰して読むと、この人とこの人は同時代の人なんだなとか、師弟関係にあったのだなとか、交流があったのだなとか、国境や政治・芸術などの分野に限らず横のつながりが見えるのが良いなと思います。
また、時代の前後関係が見えることで、この本を読む前にこの本を読んでおくべきだなとか(影響の矢印の方向が先にわかっているだけでだいぶ理解が違うと思う)、この本とこの本は一緒に読むべきだなとか、そういう読書順の整理もできるのも良いです!
この本自体の内容としては、
佐藤優さんが全体を監修されているとはいえ、人物ごとに説明を書いた方が違うので、情報粒度がそれぞれだったり、「いやその情報マニアックすぎでしょ」ってことも書いてあったりするのですが、自分の新たな興味を探るための流し読みにはちょうど良い文量だと思います。
この本を通して、私の「読みたい!」を10本選んでみました。
ヘーゲルあたりはやさしい解説(新書など)から入るのが良いかもしれないと思っています。哲学分野の本は、いくつか読書チャレンジしてみているものの、著者の真意を伝えるためにあまり複雑怪奇な文章になりすぎる気があって、理解できないし、あまり肌に合わない……
知識をつければ哲学ジャンルといつか分かり合える日が来るのでしょうか。
特に時代やジャンルなど順不同です↓
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