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3と8はどこに行ったの?娘の数字幼稚園

大人が日によって体調が変わるように、
3歳の娘は、
日によって、できることが違う。

普段はスラスラ言える数字も、
日によっては変な感じに…。



娘ちゃん「1、2、4、5、6、7、9、10!」
(得意げ)

ん?数字が2つぬけちゃったぞ。


ママ「3と8はどこに行っちゃったのかな?」

娘ちゃん「3はねー、おうちの用事でおやすみですっ。」

ママ「じゃあ8は?」

娘ちゃん「8は鼻から咳が、『くしゃんっ』ってなっちゃったから、病院行くの。だからお休みなの。」


鼻から咳?
とにかく体調不良だと言いたいらしい。

どうやら娘は数字の幼稚園の先生になりきっている。
数字が不在なのは、
欠席してたからなのかぁ。



ママ「8はお熱もあるの?明日は来るのかなぁ?」

娘ちゃん「お熱70度あるの。心配だね。でも明日は来れるよ!」

70度も熱があったら、流石に明日もお休みなのでは?

でもそんな野暮なことは言わない。


子供のごっこ遊びは、時にすごい世界へとジャンプする。

娘は多分、最初は単純に言い間違えただけだった。
私は私で、単純に数字が抜けたことを指摘した。
でも次の瞬間、娘の世界は
数字の幼稚園までワープ。

一度飛んで行ってしまったら、
あとはそのままどこまでも飛んでいられるようだ


数字を言い間違えたことは、
完全に忘れてしまって、
すっかり数字幼稚園の先生になり切っている娘。

微笑ましく、たくましい。
大人になっても、
少しの失敗を楽しい想像で乗り切れるような、

そんな人間に育ってほしいと、

母は思うのである。



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