ああ 美味そうな差別肉だ 傷ついた心のソースで食べてみよう ゲ! 生焼けの肉 賞味期限が とっくに切れたソースじゃねえか どちらにしろ 煮え切らない奴らの まず…
イチゴは 食べられる練習を 朝からしてた いい匂いをさせて そして 刻まれたばかりの カットトマトたちが 苺の匂いを嗅いで 涅槃のバスを待っていた
昭和47年 UFOで 飯炊いた タイマーで 飯炊いた そして 今炊けた 今度は 宇宙人一杯入れて 飯炊こう 新しいUFO売ってるけど 安くなるまで 今のUFOで 飯炊こう
燃えないゴミを捨てて来た 家路までの夕暮れに 電信柱が立っている 燃えないゴミを捨ててきた 私の目には夕暮れに 電信柱が息をする ここが世界の果てのように 深く…
休みやさかい 戦争見て来た 帰って来たら 日が暮れてた 休みやさかい お酒を飲むわ 戦争見て来たお土産の 僕の死体はまだ届かない 二重螺旋に酢味噌がからむ DNA…
庭の楠木が、 隣家の屋根に葉先が当たるほど 伸びてしまっている。 昼からの風が強く、 ゆっさゆっさと楠木が揺れる度、 あともう一歩で、 葉先は隣家に当たってしまいそう…
刺青で 忘れんように 入れてもろた 玉子の刺青 キャベツの刺青 買いもん行くの もう怖ない 白いシャツから 透けた刺青 なんで刺青したんやろ 今からどこへ行く…
酒人が 見上げる空に 釣り上がったは 鯉のぼり 神さんの酒のあて 鯉のぼりの活け作り
何もかも焼き尽くす 無情の太陽を浴びて ああ、たまらねえ 私の胸元から 私と太陽の体臭がする 人間ばかりのこの世じゃない 俺だって獣だもの 人の心の善悪は ポイ…
自分で 自分を コントロール出来てる事なんて 本当にあるのかな 髪の毛が勝手にのびながら 私はそう想う 自分の心臓の音が 止まらない こわい 全世界はお前のもの…
くちづけの 舌噛みちぎって 口移し 町の絵描きがスケッチしてる 赤い絵の具が足りないと
いちばん遠いところは、 人の心の中なのですと、 星が光っていた。 ロケットが、 マッチ一本に見えて来た。
刈っておいた草を、庭に山積みにしておいた。 ここの所のお天気が染み込んだ刈り草である。 陽が傾いた気持ちいい時間に、 その山ををひっくり返すと、湿った草から、 なん…
今っていつだろうと たった今が 何の悲壮感もなく 思い出に変わり果てて行く ボンネットをたたく思い出が絶えない 車の中からは 思い出の雨が ワイパーで除かれる 思い出…
噛みちぎる 手首から出る 赤い血で 水飲み場の夏 血を浴びて
本当に この世にいることを実感したら 漫画のように 目ん玉飛び出すと思います。
北岡英樹
2024年5月10日 22:02
ああ美味そうな差別肉だ傷ついた心のソースで食べてみようゲ!生焼けの肉賞味期限がとっくに切れたソースじゃねえかどちらにしろ煮え切らない奴らのまずい料理は食えないねぇ
2024年5月9日 22:14
イチゴは食べられる練習を朝からしてたいい匂いをさせてそして刻まれたばかりのカットトマトたちが苺の匂いを嗅いで涅槃のバスを待っていた
2024年5月8日 20:54
昭和47年UFOで飯炊いたタイマーで飯炊いたそして今炊けた今度は宇宙人一杯入れて飯炊こう新しいUFO売ってるけど安くなるまで今のUFOで飯炊こう
2024年5月7日 21:27
燃えないゴミを捨てて来た家路までの夕暮れに電信柱が立っている燃えないゴミを捨ててきた私の目には夕暮れに電信柱が息をするここが世界の果てのように深く静かにお地蔵さんより
2024年5月6日 19:30
休みやさかい戦争見て来た帰って来たら日が暮れてた休みやさかいお酒を飲むわ戦争見て来たお土産の僕の死体はまだ届かない二重螺旋に酢味噌がからむDNAのぬた和えで知らない誰かを思い酒
2024年5月5日 22:50
庭の楠木が、隣家の屋根に葉先が当たるほど伸びてしまっている。昼からの風が強く、ゆっさゆっさと楠木が揺れる度、あともう一歩で、葉先は隣家に当たってしまいそうだ。脚立を楠木に立てかけ、ノコギリで問題の枝を切りにかかる。勝手気ままに吹く強風の中で、私は楠木に体を預けていた。脚立を土台に枝や幹にしがみつき、する気もなかった木登り遊びの体である。揺れる楠木は、私をあやすように揺れ
2024年5月4日 23:30
刺青で忘れんように入れてもろた玉子の刺青キャベツの刺青買いもん行くのもう怖ない白いシャツから 透けた刺青なんで刺青したんやろ今からどこへ行くんやろ
2024年5月3日 23:05
酒人が見上げる空に釣り上がったは鯉のぼり神さんの酒のあて鯉のぼりの活け作り
2024年5月2日 22:39
何もかも焼き尽くす無情の太陽を浴びてああ、たまらねえ私の胸元から私と太陽の体臭がする人間ばかりのこの世じゃない俺だって獣だもの人の心の善悪はポイントカードのポイントに過ぎないのさ
2024年5月1日 20:48
自分で自分をコントロール出来てる事なんて本当にあるのかな髪の毛が勝手にのびながら私はそう想う自分の心臓の音が止まらないこわい全世界はお前のものだだからお前は一体どうするんだい部屋の外から聞こえる風の音にちょっとしたヒントが答えもなく内蔵されていた
2024年4月30日 21:55
くちづけの舌噛みちぎって口移し町の絵描きがスケッチしてる赤い絵の具が足りないと
2024年4月29日 21:21
いちばん遠いところは、人の心の中なのですと、星が光っていた。ロケットが、マッチ一本に見えて来た。
2024年4月28日 21:45
刈っておいた草を、庭に山積みにしておいた。ここの所のお天気が染み込んだ刈り草である。陽が傾いた気持ちいい時間に、その山ををひっくり返すと、湿った草から、なんとも言えない良い匂いがする。微生物だか、なんとか菌だか知らないが、生きている匂いと言うものは、香ばしい。臭いとは思わなかった。気味の悪い白いものが所々に繁殖している。死を忌み嫌う人間社会に酔った自分の目には、生きることの不気
2024年4月27日 23:11
今っていつだろうとたった今が何の悲壮感もなく思い出に変わり果てて行く ボンネットをたたく思い出が絶えない車の中からは思い出の雨がワイパーで除かれる思い出はどこへ行くのか日常と言う下水道から声がした車から降りて ここからかなとマンホールを開けるおーいと呼ぶと何の応答もない下水の匂いがいつまでもしていた
2024年4月26日 23:58
噛みちぎる手首から出る赤い血で水飲み場の夏血を浴びて
2024年4月25日 22:22
本当にこの世にいることを実感したら漫画のように目ん玉飛び出すと思います。