北岡英樹

何をするか分かりませんが、何卒よろしくお願いいたします。

北岡英樹

何をするか分かりませんが、何卒よろしくお願いいたします。

記事一覧

真夏の日

目が眩む 死角から 交尾しながら飛ぶとんぼ 真夏の日 雄から私に 反射して

北岡英樹
1日前
1

音楽室

雨の音は 歌の先生  音楽室に 雨よ降れ

北岡英樹
6日前

差別さんと暴力さん

差別 暴力  キッスしてる 差別の舌が 暴力の口の中で歌を歌った それが愛になってしまった ああ 心こそ哀れなものはない 差別さん 暴力さん 加減なされよ 本当…

北岡英樹
7日前

今日のお天気

窓の外は、 今日も スローモーションに原爆が落ちている。 日に 犯されたように、 花が枯れていて 私は太陽に被曝しながら、 ソフトクリームを食べる。 果たして 何が美味…

北岡英樹
8日前
1

人が 描きたくなる 描きむしりたくなる その 描いた絵が 下手くそだった それが アイラブユーなんだと思う

北岡英樹
11日前
1

時のながれ

時刻なんぞは うるさいだけだ 死んだ親に供えた花の 夏日に枯れて 墓立ちぬ 時のながれに 我立ちぬ

北岡英樹
12日前

おしべめしべの 秘め事を 蚊が 人の血ふくんで 見る正午

北岡英樹
13日前
1

夏のトンボ

夏 死にながら飛ぶトンボが 私を横切り 夏 虫の死を愛おしく思う 少し 涼しくなった

北岡英樹
2週間前

脳みそ食品

あほみそしる おいしいな 正解言うて喜んでる あほみそしる おいしいな アホの湯気の中から 大人は一体どこ行った 正解なんかどこにも無いぞ みんなこどもだ 脳み…

北岡英樹
2週間前

クイズ

答えが 一個な訳はないだろう みんな 生きているんだ

北岡英樹
2週間前

私の夏服

道端に 捨てられたサンダルや 三輪車を これもお地蔵さんみたいなもんじゃないかと 私は思う いにしえが今 私の 夏服の胸元から薫る 夏の青空にそびえ立つ入道雲を…

北岡英樹
2週間前
1

太陽に雨

太陽に 私の精子が 受精するほど 愛してる 太陽に 私の精子が 受精するまで 愛してる 太陽に 私の精子が 受精したとしても 精子の雨は 降り止まない

北岡英樹
2週間前

まあたらしい

こころの傷がありまして 五十路を過ぎますと 山脈と化しております 明らかに私のこころの傷でありまして 山頂には 何の花か分からない花が一輪 咲いております でも…

北岡英樹
3週間前
1

血痕

血のついたシャツ 風に吹かれて 私の国旗だ

北岡英樹
3週間前

ほんのひとかけら

梅雨と言う言葉になんか 邪魔されないぞ 曇り空の雲は 爆発の爆煙だ 生きとし生けるもの みんな 爆発してるんだ あの雲の ほんのひとかけらは私だ あなたも試しに爆発して…

北岡英樹
3週間前
2

傷だらけ

生きようとしている姿が 美しいのであって きれいなだけのスキンケアは のっぺらぼうの 身だしなみ

北岡英樹
3週間前
1
真夏の日

真夏の日

目が眩む

死角から

交尾しながら飛ぶとんぼ

真夏の日

雄から私に

反射して

差別さんと暴力さん

差別さんと暴力さん

差別

暴力 

キッスしてる

差別の舌が

暴力の口の中で歌を歌った

それが愛になってしまった

ああ

心こそ哀れなものはない

差別さん

暴力さん

加減なされよ

本当に

あなたが差別

あなたが暴力であるならば

今日のお天気

今日のお天気

窓の外は、
今日も
スローモーションに原爆が落ちている。
日に
犯されたように、
花が枯れていて
私は太陽に被曝しながら、
ソフトクリームを食べる。
果たして
何が美味しいのか分からないところで
溶けて垂れたアイスクリームに
蟻が集まり、
戦が始まった。
合戦の怒号の中、
はぐれた蟻は
戦が嫌いなのではない。
今日のお天気は、
戦より
お散歩の方が、
適しているからである。

絵

人が

描きたくなる

描きむしりたくなる

その

描いた絵が

下手くそだった

それが

アイラブユーなんだと思う

時のながれ

時のながれ

時刻なんぞは

うるさいだけだ

死んだ親に供えた花の

夏日に枯れて

墓立ちぬ

時のながれに

我立ちぬ

蚊

おしべめしべの
秘め事を
蚊が
人の血ふくんで
見る正午

夏のトンボ

夏のトンボ



死にながら飛ぶトンボが

私を横切り



虫の死を愛おしく思う

少し

涼しくなった

脳みそ食品

脳みそ食品

あほみそしる

おいしいな

正解言うて喜んでる

あほみそしる

おいしいな

アホの湯気の中から

大人は一体どこ行った

正解なんかどこにも無いぞ

みんなこどもだ

脳みそ食品

頭の中から

脳みそ食品

クイズ

クイズ

答えが

一個な訳はないだろう

みんな

生きているんだ

私の夏服

私の夏服

道端に

捨てられたサンダルや

三輪車を

これもお地蔵さんみたいなもんじゃないかと

私は思う

いにしえが今

私の

夏服の胸元から薫る

夏の青空にそびえ立つ入道雲を

大仏のように眺めながら

太陽に雨

太陽に雨

太陽に

私の精子が

受精するほど

愛してる

太陽に

私の精子が

受精するまで

愛してる

太陽に

私の精子が

受精したとしても

精子の雨は

降り止まない

まあたらしい

まあたらしい

こころの傷がありまして

五十路を過ぎますと

山脈と化しております

明らかに私のこころの傷でありまして

山頂には

何の花か分からない花が一輪

咲いております

でも

私はその山を

登りもせず

下りもせず

上空をヘリで中継する事もなく

ただただ

こころの傷は私であると

まあたらしく

本日も

無残に美しく

傷ついていくのです

血痕

血痕

血のついたシャツ

風に吹かれて

私の国旗だ

ほんのひとかけら

ほんのひとかけら

梅雨と言う言葉になんか
邪魔されないぞ
曇り空の雲は
爆発の爆煙だ
生きとし生けるもの
みんな
爆発してるんだ
あの雲の
ほんのひとかけらは私だ
あなたも試しに爆発してごらん
いくら小さい声で好きだと言っても
スローモーションに
大爆発してるんだ

傷だらけ

傷だらけ

生きようとしている姿が

美しいのであって

きれいなだけのスキンケアは

のっぺらぼうの

身だしなみ