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欠けているところは愛すべきところ

こんにちは、まるです。

日本には『金継ぎ』という
伝統の技があります。

欠けたりヒビが入った陶磁器を
天然の接着剤である漆で修復し、
その上から金粉などで装飾する技法です。

それを知った外国の方が
実際に金継ぎを体験されているのを
テレビで観たことがあるんですが、
壊れた部分を完全に綺麗に直すのでは
ないんですね。

その姿を生かして
より美しく再生するんだそうです。

その様子を見ていて
ご先祖さまたちはすごいなと
感動したのを覚えています。

「傷や欠けたものは元に戻らない。」
「壊れたものには価値がない。」

それは器も人も同じ。

私はそう思っていました。

病気や災害で大事なものを失ったときや
取り返しのつかない失敗をしてしまったときは自分が欠けているように感じることが
ありますよね。

失ったものを数えていると
自分には何の価値もないように思えます。

ですが、ご先祖さまたちは
壊れたものに手を加えることで
より美しく再生させていました。

むしろ傷があるから美しい。

そう思わせてくれる伝統の技を知るたび

「自分をもっと大事にしよう」

と思うようになっていきました。

不完全は悪いことのように感じていたけど、
不完全も素晴らしいし
不完全だから面白いのかもしれません。

ご先祖さまのDNAを受け継いでいるなら
欠けているところに
新しい意味を見つけることができるはず。

欠けているからこそ
できることがあるかもしれない。

「もっと良くなっていくには、どうしたらいい?」

そう自分に問いかけることができたら
きっとこれまでと違う答えが返ってくる。

不完全も悪くない。
だから、不完全を楽しんでみよう。

昨日より素敵な自分になると信じて♪

そう思うまるなのでした。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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