【社員インタビュー】ブライエッジの「べスクレ」とは?企画に込められた想いに迫る
ブライエッジには社内から立案され具現化した案や企画がいくつかあります。そのうちの一つがベストクレド、略して「べスクレ」です。ブライエッジが大事にする「クレド」を体現するための施策であり、2023年3月から運用を開始しています。
(クレドについてはこちらの記事もご覧ください!)
今回はべスクレの企画立案者であり、運用メンバーを務める南さんに、立案の経緯や運用のやりがいについてお話を聞いてみました!
1.企画の発端と、課題意識
ー改めて、べスクレとはどんな企画ですか?
南:べスクレは、ブライエッジのコンサルタントやリサーチャーが、成果が上がるまでの課程やお客様に対する向き合い方を社内に共有する場です。ベストクレド、略してべスクレと呼んでいます。
ブライエッジには様々な職種のメンバーがおり、業務内容やクライアントは人によってそれぞれですが、ブライエッジには共通して行動指針としている「クレド」があります。単に成果を上げればいいのではなく、クレドをもとに行動できたこと、その結果お客様へ価値貢献できたことをテーマに発表をする場として、3か月に1回のペースでべスクレを実施をしています。
ーこの企画を考えたきっかけを教えてください。
南:業務でお世話になっているパートナー企業様から、社内での取り組みを実際に見せていただいたことがきっかけでした。メンバーの方がどのようにクライアント企業様の課題設定をして、課題に対しどのような解決を図ったのかを、事業部内で発表するような場でした。
その取り組みを見たときに、すごく感動したんです。自分がいかに価値のある仕事をしているのか、と自信につながったり、”こういう風になりたい”と自己成長につながる機会だと、肌で感じました。
ぜひブライエッジでも取り組んでみたいという想いから、現在のべスクレの企画が立ち上がりました。
ーこの企画を行うことで、どんな効果を期待していましたか?
南:もちろん賞賛の場にもなればと思っていましたが、なにより仕事を通してお客様へ貢献していく上で、判断に迷った時に自然とクレドに立ち返ることができる状態が理想だと思っていました。
2022年に入社してちょうど1年ほどが経ったタイミングであり、クレドや企業理念の浸透は大事なものの、業務の中でどう体現すればいいかに悩むことがありました。周りのメンバーの行動を参考にしたいと思っても、社内でのナレッジ共有の場が少ないという課題を感じていましたので、べスクレでの発表から「こういう風に対応すればいいんだ」と気づきを得たり、「自分にもできそうだ!」と自信に繋がるような、事例共有の場をイメージしていました。
共有を通してクレドの体現が出来る様になれば、自ずとブライエッジの目指す「お客様の未来を築くパートナーとなる」というビジョンにも近づけるのではないかと考えて企画しました。
ーどのようにして、企画案を形にしていったのですか?
南:まずは上長とレビューの中で、参加したイベントに感銘を受けたこと、ブライエッジでも企画してみたいことを伝えました。上長は前向きに背中を押してくださったので、どのように企画を進めるかのプロセスを確認したり、最終的に代表決裁を得るために必要な要素を確認していきました。
タイミング的には、ちょうど3か月後に予定している全社研修で実現したかったため、すぐに企画案を整えて、代表の諸田さんに壁打ちの時間をもらいました。
諸田さんに話す際は緊張しましたが、諸田さんからも「こういうイメージであってる?」など、実施を前向きに捉えて話を進めてくれたので、壁打ちを通して企画をブラッシュアップしていくことができました!
ー代表との壁打ちで印象に残っていることはありますか?
南:「1回目が大事だよ」という言葉です。
発表形式のイベントでは雰囲気作りが大事であることは、私と諸田さんの間で共通認識を持てていたのですが、他社のイベントを知らない社員への伝え方は全く考えられていませんでした。知らない人にどう伝える?と問われたときは、社内展開の仕方を考えるきっかけになりました。
2.企画立案~運用までの苦労と達成感
ー企画を実行するにあたり、難しかったことや障壁になったことはありましたか?
南:3つありました。
1点目は、発表者の負担になる企画であることです。発表の場であるので、パワーポイントで資料を作ってもらう形式にしたため、発表者は業務もありながら資料を作ることが負担に感じる人はいると想定していました。私自身も依頼するのに少しハードルを感じていたのも正直なところです。
ただ実際に1回目実施した時に、工夫を凝らした素敵な資料を用意してくださった発表者が多く、また「資料にする時間自体が勉強になった、思考がまとまってよかった」という意見もいただけたので、2回目以降は臆せず依頼することができています。
2点目は、実施のタイミングです。単発のイベントではなく恒例行事にしたかったため、最終的には全員が出社する3か月ごとの事業部・全社研修の場に組み込むことにしましたが、どのくらいの頻度で実施すればクレドの浸透につながるのか、を考えるのは難しかったです。
3点目は、初回という大事な会の発表を誰に任せるか、とても悩みました。企画の趣旨を理解し、アウトプットしてくれるだけでなく、聞いている側も盛り上がりやすい人を調整する必要がありました。
結果的に、当時事業部やチームを牽引していたメンバー4人に発表してもらいましたが、皆さんしっかりと企画の意図を理解して発表に織り交ぜてくれたため、盛り上がりつつも濃い内容をシェアできた時間になりました!
ー1回目が実施できた時の感想はいかがでしたか?
南:聞く側の皆さんが楽しそうに聞いてくれたことが印象に残っています。もちろん発表者の方が、クレドの浸透のための企画であることを理解し意図に沿って発表してくれたことが大きく、思い描いていた以上のものになりました!
ー周りからの声や感想はいかがでしたか?
南:「良かった!」「とてもいい企画でした!」と継続実施に肯定的な意見が多かったです。諸田さんからも、良かったと言っていただけてとても嬉しかったです。
特に発表者に対する賞賛がメインの時間としたかったので、賞賛の声や、発表後の拍手の大きさからも、企画の意図が伝わったんだ、と安心しました。
ー今後改善したい点はありますか?
南:もちろん1回目から完璧だったわけではなく、べスクレの時間の雰囲気づくりや場の盛り上げ方は次回以降の課題として残りました。発表者の話を真剣に聞いてくれたのはとても良かったのですが、今後は拍手や歓声が上がりやすい雰囲気を作り、もっともっと盛り上がるものにしたいと思いましたね。
また、聞く側に発表内容がきちんと伝わり、行動に移せる状態になるまでが大事だと思っていますので、例えば質疑応答を通して聞いた話をアウトプットする場を設けたり、感想を発表者に伝える機会を作ってもいいかもしれないと思っています。
有難いことに周りの社員からも、「発表者の人数を減らしてより内容を濃くしては?」「真似しよう!ここを活かそう!と思ったことを残す仕組みもあったらいいのでは?」といった意見も上がっていますので、ぜひ今後の改善に向けて運営メンバーと話し合っていきたいです。
3.チャレンジを後押しする環境とは
ーべスクレの運営体制について教えてください。
南:企画時点では私一人で進めていましたが、現在は運営メンバーを募り、私を含め計4名で運営しています。全社募集したところ3名が真っ先に手を挙げてくれました!一緒にやりたいと思ってくれる仲間が多くいるのはブライエッジらしいところだなと思います。
現在はSlackでべスクレ運営チャンネルを作っています。「次はこういう風にやりたいと思うけど、どう思う?」といった意見が飛び交ったり、メンバーから意見をもらったりして、次回の企画を改善しているところです。前向きで精力的なメンバーばかりなので、スピード感も早く、楽しく運営できています!
>南さん自身が、べスクレの企画というチャレンジを通して学んだことは何ですか?
南:まずは意見を出してみること、自分がやってみることの大事さを感じました。
今まではどちらかというと「自分の意見なんて…」と思ってしまったり、完璧でないと進められないのでは、と思っていた部分がありました。ただ、成長フェーズのブライエッジでは、一人ひとりの小さな気づきや意見も成長において重要な種になると、今回の企画を通して感じることができました。
まずは発信すること、そしていきなり完璧を求めず進めながら考えて作っていくことの経験も積めたことは、大きな学びになりました。
ーこれからチャレンジしてみたいことはありますか?
南:2つあります。
1点目は、べスクレの企画をよりクレドの浸透に貢献できるものにブラッシュアップし、成果につなげられる社員を増やしていきたいと思っています。
成果の共有だけにフォーカスすると「あの人だからできたじゃん…」と思う人もどうしてもいると思うんです。ですが、過程をみてみると実は誰でもできることを基礎に忠実にやっていることもあります。べスクレを通してそういった事例を共有したり、気づくきっかけとなることで、クレドの浸透につながり、行動が変わることで結果につなげられるようになると、理想だなと思います。
2点目は、「こういう企画をやりたい!」と思う人の後押しができる人になりたいです。
今回のべスクレの企画も、今までにない大きなチャレンジで、そのチャレンジを通して結果的に自分自身の成長につながった実感があります。これから「新しいことにチャレンジしたい!」と思う人がいたら、アドバイスしたり背中を押してあげたりしたいなと思います。
何かチャレンジをするにしても、否定的な言葉が返ってくることがなく、代表の諸田さんはじめどうやったら実現できるかなと一緒に前向きに考えてくださる社員が多いのはとても心強いですね。
南さん、ありがとうございました!
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