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【 大豆 : 気血を巡らせ、女性ホルモンを助ける 】


タンパク質の宝庫、大豆。
豆腐、豆乳、納豆、プロテイン…などなど、大豆の加工食品はさまざまにありますね。
いずれも高栄養!
そんな植物性タンパク質の宝庫、大豆を今回は東洋医学的視点で見ていきましょう。


大豆は特に寒熱を持たず、その性質は『平』に属します。
気と血の流れをよくするはたらきがあるため、ストレスが溜まって気分がスッキリしない『気滞鬱血』タイプの人におすすめです。
胃腸の機能を助け、造血を促すはたらきもあり、エネルギー不足の『気虚』『脾気虚』タイプや貧血気味タイプの『血虚』の人にもおすすめ。
利尿作用もあるのですが、腎のエネルギー不足(腎虚)で冷え性タイプの『腎陽虚』の人のむくみには、逆に腎に負担になるので控えた方が良いです。


現代からの視点では、含まれるリノール酸老化の防止や疲労回復に効果があります。
サポニンレシチン高脂血症の予防に効果が、ダイズオリゴ糖は、腸の善玉菌を増やす効果があります。
イソフラボンは、女性に注目の成分です。
女性ホルモン様作用があり、更年期ののぼせや骨粗鬆症に効果あります。さらにはマクロファージの活性を高め、免疫力を向上させる効果も期待されています。(!)

大豆には消化吸収に悪い酵素が含まれているのですが、しっかり煮たり、納豆として食べると消化吸収によくなります。
納豆は蒸した大豆に納豆菌を加えて発酵させたもの。
ビタミンB1,B6,B12,K2,鉄分など、豊富な栄養素が含まれています。
ビタミンK2は、肝臓の腫瘍を予防し、ビタミンB群代謝、疲労回復の促進、お肌の健康に。
独特の成分、ナットウキナーゼ血栓を溶かしてくれるはたらきが。その効果は『8時間持続する』という具体的な数字も…!
ストレスを抱えた現代人に多くなってきている脳梗塞や心筋梗塞の予防に期待されている栄養素です。
また、ナットウキナーゼは整腸作用もあり、大腸内での殺菌効果もあります。
腸は人体の中での最大の免疫機構といわれています…自分の免疫を高めるのに、納豆は一役かってくれそうです。


健康の維持増進、免疫機構の強化、女性の美容と健康に…
非常に心強い大豆!
ぜひ生活に取り入れて見てはいかがでしょうか?

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