TONO Japan Hop Country |岩手県遠野市

ビールの味の決め手といわれる、ホップ。半世紀にわたり日本随一のホップ生産量を誇る岩手県…

TONO Japan Hop Country |岩手県遠野市

ビールの味の決め手といわれる、ホップ。半世紀にわたり日本随一のホップ生産量を誇る岩手県遠野市は、ホップとビールによるまちづくりに挑戦しています。取り組んでいるメンバーの想い、挑戦の過程をご紹介します。

マガジン

  • ホップの里からビールの里へ VISION BOOK

    ビールの里プロジェクトに取り組むメンバーへのインタビュー。ホップの里からビールの里へVISIONBOOKを特別にWEB配信します。

  • ビールの里を目指すメンバーが投稿した記事

    ビールの里の取り組みには、様々なメンバーが関わっています。チームのメンバーが投稿した記事をまとめました。

記事一覧

固定された記事

【WEB版】ホップの里からビールの里へ VISION BOOK

ビールの味の決め手といわれる、ホップ。 岩手県遠野市は、半世紀以上にわたり日本随一のホップ生産地(栽培面積全国1位)として、ホップ栽培を続けてきました。 しかし…

2021年度・新メンバー募集について

岩手県遠野市で官民一体となって取り組んでいる「ビールの里プロジェクト」は、2021年度に新しい仲間を募集します。 ビールの里プロジェクトについて 遠野はビールに欠か…

今こそ課題解決を!次世代ホップ農家が栽培を継続できるように #023菊池一勇

菊池一勇 Kikuchi Kazuyu 遠野ホップ農業協同組合 組合長 プロフィール 遠野市出身。農協職員として勤務した後、1975年頃からホップ栽培を開始する。そのかたわら、旧宮…

「人を喜ばせたい」という市民の思いが遠野の魅力 #022朝倉健

朝倉健 Asakura Ken 有限会社アサクラ酒店代表取締役 プロフィール 遠野市出身。大学卒業後、山形での修行を経て、遠野駅近くで営む家業のアサクラ酒店に入社。同店を父か…

研究者としての価値観を変えたフレッシュホップの香り #021 村上敦司

村上敦司 Murakami Atsushi キリンビール株式会社リサーチフェロー BrewNote遠野 店主 プロフィール 岩手県紫波郡紫波町出身。岩手大学農学部農学研究科修了後、1988年に…

2020年ビールの里プロジェクトは新しい仲間を募集します

遠野はビールに欠かせない原料のひとつであるホップの栽培面積が日本一を誇る地域です。しかし、近年は高齢化と後継者不足により生産者が減少し、ホップ栽培は危機的な状況…

プレーヤーを有機的につなげてビールの里をひとつのチームに #019上西尚宏 #020田村淳一

田村淳一 Tamura Junichi 株式会社BrewGood 代表取締役 / 株式会社遠野醸造 取締役 プロフィール 和歌山県田辺市出身。大学卒業後、リクルートに入社。新規事業の立ち上げ…

遠野の内外をつなぐハブとしてのコミュニティブルワリー #017太田睦 #018袴田大輔

太田睦 Ohta Mutsumi 株式会社遠野醸造 代表取締役 プロフィール 大阪府豊中市出身。日本電気株式会社(NEC)、パイオニア株式会社で研究開発などに携わる。2015年に退職…

遠野のホップだけを使ったビールと向き合い続ける日々#016坪井大亮

坪井大亮 Tsuboi Daisuke 上閉伊酒造株式会社 醸造士 プロフィール 遠野市出身。高校卒業後、県外の大学へ進学。2006年に遠野へ戻り、上閉伊酒造でビール醸造を担当。以降…

遠野になくてはならない酒蔵を未来へとつないでいく #015新里佳子

新里佳子 Niisato Yoshiko 上閉伊酒造株式会社 代表取締役 プロフィール 岩手県上閉伊郡大槌町出身。1990年に大学卒業。2001年には、夫が経営する病院の事務次長に就任。…

東京で培った商品開発のキャリアが遠野を盛り上げる力に #014櫻井雅美

櫻井雅美 Sakurai Masami BEER EXPERIENCE株式会社 総務経理部/営業部 商品開発担当 プロフィール 遠野市出身。大学で栄養学を学び、卒業後はコンビニエンスストア向けベ…

ビアツーリズムガイドが伝える遠野のストーリー#013美浦純子

美浦純子 Miura Junko 遠野市地域おこし協力隊 プロフィール 愛知県名古屋市出身。株式会社プレジィール、株式会社プチコキャン、株式会社マリベルジャパン、クロードジャ…

遠野に移住した若手農家2人が直面するリアルな課題 #011中村友隆 #012里見一彦

中村友隆 Nakamura Tomotaka 遠野市地域おこし協力隊 プロフィール 岩手県出身。大学卒業後、三菱倉庫株式会社にて国内物流業務に携わる。その後、情報システム部門に異動…

遠野のホップ農家と同じ土俵に立って恩返しがしたい #010草刈朝陽

草刈朝陽 Kusakari Tomoya ホップ農家 遠野ホップ青年部 部長 プロフィール 北海道出身。弘前大学で農業経済を学び、卒業後は農家を志す。青森県弘前市の岩木山麓しらとり…

「儲かる農業」を実現させて遠野を元気に #009金井要樹

金井要樹 Kanai Motoki 遠野市地域おこし協力隊 プロフィール 千葉県流山市出身。筑波大学・東京大学大学院で植物生理学を専攻。2012年、千葉県庁に普及指導員として入庁…

農業という軸を持つことで遠野の未来が見えてくる #008平松浩紀

平松浩紀 Hiramatsu Hironori BEER EXPERIENCE株式会社 取締役 プロフィール 東京都杉並区出身。都内で官公庁向けシステムのシステムエンジニアとして勤務する傍ら、東日…

固定された記事

【WEB版】ホップの里からビールの里へ VISION BOOK

ビールの味の決め手といわれる、ホップ。 岩手県遠野市は、半世紀以上にわたり日本随一のホップ生産地(栽培面積全国1位)として、ホップ栽培を続けてきました。 しかし近年は、高齢化と後継者不足により生産者が減少し、危機的な状況となっています。 ビールの里構想とは、日本産ホップの持続可能な生産体制の確立を通じて、地域活性化を目指し、ホップの魅力を最大限に活用しながら官民が一体となって未来のまちづくりに取り組むものです。 ビールの原材料を栽培する場所から、新しい産業が生まれ

2021年度・新メンバー募集について

岩手県遠野市で官民一体となって取り組んでいる「ビールの里プロジェクト」は、2021年度に新しい仲間を募集します。 ビールの里プロジェクトについて 遠野はビールに欠かせない原料のひとつであるホップの栽培面積が日本一を誇る地域です。しかし、近年は高齢化と後継者不足により生産者が減少し、ホップ栽培は危機的な状況となっています。地域の資源であるホップを未来に残していくため、そして人口減少や観光客の減少、産業の衰退などの地域課題も合わせて解決するために、私たちは「ホップの里からビール

今こそ課題解決を!次世代ホップ農家が栽培を継続できるように #023菊池一勇

菊池一勇 Kikuchi Kazuyu 遠野ホップ農業協同組合 組合長 プロフィール 遠野市出身。農協職員として勤務した後、1975年頃からホップ栽培を開始する。そのかたわら、旧宮守村議会議員、遠野市議会議員、花巻農業協同組合理事などを歴任。2020年度から遠野ホップ農業協同組合組合長に就任した。遠野市在住歴75年。 「新しい道に入るというのは、相当な決断。若い人は理想を持って遠野に来てくれている。苦しい思いはあまりさせたくないな……」 2020年度から遠野ホップ農業協

「人を喜ばせたい」という市民の思いが遠野の魅力 #022朝倉健

朝倉健 Asakura Ken 有限会社アサクラ酒店代表取締役 プロフィール 遠野市出身。大学卒業後、山形での修行を経て、遠野駅近くで営む家業のアサクラ酒店に入社。同店を父から引き継ぎ、遠野市のふるさと納税では返礼品として酒類を出品している。遠野市在住歴55年。 「数量限定ということもあって『一番搾り とれたてホップ生ビール』(以下、とれたてホップ)の在庫が足りなくなってしまったこともありましたよ。問屋さんに問い合わせたり、必死にかき集め、なんとか発送には間に合わせました

研究者としての価値観を変えたフレッシュホップの香り #021 村上敦司

村上敦司 Murakami Atsushi キリンビール株式会社リサーチフェロー BrewNote遠野 店主 プロフィール 岩手県紫波郡紫波町出身。岩手大学農学部農学研究科修了後、1988年にキリンビール入社。ホップの品種改良に携わり、「一番搾り とれたてホップ生ビール」などを開発する。2000年にホップの研究で農学博士号を取得し、2010年には、世界で6人しかいないドイツホップ研究協会の技術アドバイザーに就任。2020年、キリンビール株式会社リサーチフェローに就任し、遠野

2020年ビールの里プロジェクトは新しい仲間を募集します

遠野はビールに欠かせない原料のひとつであるホップの栽培面積が日本一を誇る地域です。しかし、近年は高齢化と後継者不足により生産者が減少し、ホップ栽培は危機的な状況となっています。地域の資源であるホップを未来に残していくため、そして人口減少や観光客の減少、産業の衰退などの地域課題も合わせて解決するために、私たちは「ホップの里からビールの里へ」を合言葉に新しいまちづくりに取り組んでいます。 今年新しいプロジェクトメンバーを1名募集し、プロジェクトをさらに加速させたいと考えています

プレーヤーを有機的につなげてビールの里をひとつのチームに #019上西尚宏 #020田村淳一

田村淳一 Tamura Junichi 株式会社BrewGood 代表取締役 / 株式会社遠野醸造 取締役 プロフィール 和歌山県田辺市出身。大学卒業後、リクルートに入社。新規事業の立ち上げや法人営業に携わる。2016年に退職し、遠野市に移住。2017年に株式会社遠野醸造を設立し、2018年5月に醸造所併設のパブ遠野醸造TAPROOMをオープン。また、2018年10月、株式会社BrewGoodを立ち上げ、ホップとビールによるまちづくりの推進、新たな産業創出を行っている。遠野

遠野の内外をつなぐハブとしてのコミュニティブルワリー #017太田睦 #018袴田大輔

太田睦 Ohta Mutsumi 株式会社遠野醸造 代表取締役 プロフィール 大阪府豊中市出身。日本電気株式会社(NEC)、パイオニア株式会社で研究開発などに携わる。2015年に退職、東ティモール民主共和国でのボランティアなどを経て、2016年10月からビールプロジェクト担当としてNext Commons Labに参加。2017年6月、遠野市へ移住。同年11月に株式会社遠野醸造を設立し、共同代表取締役に就任。醸造も担当。遠野市在住歴3年。 袴田大輔 Hakamada Da

遠野のホップだけを使ったビールと向き合い続ける日々#016坪井大亮

坪井大亮 Tsuboi Daisuke 上閉伊酒造株式会社 醸造士 プロフィール 遠野市出身。高校卒業後、県外の大学へ進学。2006年に遠野へ戻り、上閉伊酒造でビール醸造を担当。以降、ほぼひとりで、遠野のホップだけを使ったビールを醸造している。遠野市在住歴32年。 上閉伊酒造の醸造設備を前に、ひとりで黙々とビール造りに取り組む坪井大亮。上閉伊酒造は歴史ある酒蔵ですが、日本酒だけでなくズモナビールというビールを1999年から造り続けています。坪井はそのズモナビールの醸造士。

遠野になくてはならない酒蔵を未来へとつないでいく #015新里佳子

新里佳子 Niisato Yoshiko 上閉伊酒造株式会社 代表取締役 プロフィール 岩手県上閉伊郡大槌町出身。1990年に大学卒業。2001年には、夫が経営する病院の事務次長に就任。また、遠野市内の社会福祉法人の理事にも就任する。2008年、社会福祉法人理事長。2014年から、上閉伊酒造株式会社代表取締役に就任。遠野市在住歴26年。 1789年から遠野で酒造りを営む上閉伊酒造。日本酒はもちろんのこと、1999年からはズモナビールを醸造しています。その敷地の一角には、B

東京で培った商品開発のキャリアが遠野を盛り上げる力に #014櫻井雅美

櫻井雅美 Sakurai Masami BEER EXPERIENCE株式会社 総務経理部/営業部 商品開発担当 プロフィール 遠野市出身。大学で栄養学を学び、卒業後はコンビニエンスストア向けベンダー企業、輸入食品商社、通信販売会社などに勤務。食品の新商品企画・開発、商品販促企画、品質管理業務に携わる。2018年、BEER EXPERIENCE株式会社に入社し、総務・経理業務に加え商品企画・販促業務を担当。遠野市在住歴20年(通算)。 「昔とはまったく違う遠野になったな」

ビアツーリズムガイドが伝える遠野のストーリー#013美浦純子

美浦純子 Miura Junko 遠野市地域おこし協力隊 プロフィール 愛知県名古屋市出身。株式会社プレジィール、株式会社プチコキャン、株式会社マリベルジャパン、クロードジャパン株式会社などで、接客・販売の業務に携わる。2016年、横浜オクトーバーフェストで「ビールの里・遠野」のブースを担当。2018年、遠野市に移住し、BEER EXPERIENCE株式会社でビアツーリズムガイドとして従事。遠野市在住歴2年。 「遠野に行ってみようという一番の理由は、遠野の人たちと関わりた

遠野に移住した若手農家2人が直面するリアルな課題 #011中村友隆 #012里見一彦

中村友隆 Nakamura Tomotaka 遠野市地域おこし協力隊 プロフィール 岩手県出身。大学卒業後、三菱倉庫株式会社にて国内物流業務に携わる。その後、情報システム部門に異動となり、WMS(倉庫管理システム)の入れ替えなどを担当。2018年に退職し、遠野市に移住。地域おこし協力隊としてBEER EXPERIENCE社での研修を経て、ホップ栽培に携わる。遠野市在住歴2年。 里見一彦 Satomi Kazuhiko 遠野市地域おこし協力隊 プロフィール 滋賀県出身。株

遠野のホップ農家と同じ土俵に立って恩返しがしたい #010草刈朝陽

草刈朝陽 Kusakari Tomoya ホップ農家 遠野ホップ青年部 部長 プロフィール 北海道出身。弘前大学で農業経済を学び、卒業後は農家を志す。青森県弘前市の岩木山麓しらとり農場、北海道洞爺湖町の北風農園で1年半研修。好きな作物を育てたいとの思いから、2018年より遠野市でホップの研修を開始。2020年にホップ農家として独立。遠野市在住歴2年。 2018年6月のある日。BEER EXPERIENCE株式会社(BE社)を立ち上げたばかりの吉田と浅井の前に、北海道から就

「儲かる農業」を実現させて遠野を元気に #009金井要樹

金井要樹 Kanai Motoki 遠野市地域おこし協力隊 プロフィール 千葉県流山市出身。筑波大学・東京大学大学院で植物生理学を専攻。2012年、千葉県庁に普及指導員として入庁。地域の農家の技術や経営の指導を行うほか、中山間地域の農業を通じた地域振興関連事業に携わる。2018年、遠野市に移住。BEER EXPERIENCE株式会社にて、主にパドロン栽培に従事。遠野市在住歴2年。 「今後の遠野を考えたらぜひともほしい人材」 ビールの里プロジェクトに関わる人たちは、金井要

農業という軸を持つことで遠野の未来が見えてくる #008平松浩紀

平松浩紀 Hiramatsu Hironori BEER EXPERIENCE株式会社 取締役 プロフィール 東京都杉並区出身。都内で官公庁向けシステムのシステムエンジニアとして勤務する傍ら、東日本大震災の災害ボランティアとして岩手県で活動。2012年から遠野市、釜石市でさまざまな職種に携わる。2016年から遠野アサヒ農園にて農業研修を開始。2018年に遠野アサヒ農園の事業を引き継いだBEER EXPERIENCE株式会社の取締役に就任し、生産現場を担当。遠野市在住歴6年(