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アラサー女がイギリスに暮らして変わった3つのこと

イギリスで暮らし始めてから1年が経つ。暮らしてから私の生活スタイルは結構変わった。そのうちの3つを紹介したいと思う。

①テレビを見なくなった。

日本にいるときは気になるドラマやドキュメンタリー、またゴールデンタイムは普通にバラエティ番組をつけていた。

こっちに来てからというもの、そういう時間は全くと言っていいほどなくなった。

もちろん、VPNという回線をつなげば日本のテレビも見れる。

だけどそこまでして日本のテレビを見たいか、と問われると私にとってそれはNOだった。

今は日本語が恋しくなったらYoutubeやネットフリックスも見れるし、ポッドキャストやVoicyなどでラジオも聞ける。

この時代の海外暮らしは、本当に恵まれたものだと思う。

つまりいいたいのは、自分の興味あるものだけを選び取る環境に自然となっていく。

日本で暮らしていると気づかないけど、私たちは知らず知らずのうちに流されている。

テレビからのCM、SNSからの広告、何気ない周りの人からの話。

それはもともと興味がなくとも、よっぽど自分にこだわりがない人以外は自然と気になるし、自分も共感したくなって流されて見てしまう。

人間てそういうものだ。これが海外に暮らして気付いたひとつめのこと。

②友人とのコンタクトが減った

これは人によるかもしれないけど、私の場合は格段に少なくなった。

大抵は平気だけどふとした時に、寂しくなる時がある。

こっちが夜にセンチメンタルな気分になって聞いてほしいことがあるとき、その時間は、日本だとピッカーン一日の始まりの朝で、そんなセンチメンタルな内容のラインに付き合っている暇は相手もないし、こっちだって朝のテンションで自分の吐きごとを見てほしくない。

だから、ひとまず置く。

そうするとどんどんどんどん連絡頻度が減っていく。

ひとまず置くと、あとからわざわざしょうもない内容を電話で話すのも、ラインすることもまずない。

そんなとき、私はその人の大切さに気付く。

だけど大切な人との関係性は、たとえ連絡頻度が減っても変わらないことを私達は知ってる。

だから時々さみしくとも、このままでいい。

③自分と向き合う時間や家族の時間が増えた

上の二つをみて気付くかもしれないが、環境に流されることもなく、友人との時間も少なくなる。更にコロナで気軽に外出もできない。

するとどうなるのかというと、ほぼ家族と自分の時間になる。

ここをどう使うのかが海外暮らしのミソ。

自分と向き合う時間が増えると、何が好きなのか、何に興味があるのか、どんな音楽を聴いていたいのか、どんな信条でどんな服を選び生活していくのか、自分にとって心地よい生活とはなんなのか、だんだんわかるようになる。

流されやすい私は、話を合わせたくて話題の番組をみたり、テレビをつけっぱなしで適当に見ていたり、好きな音楽を見つけられなかったり、自分が何が好きなのか正直あまり分からなかった。

だけど海外で暮らしてからは、悪い言葉でいうと外野の声が全く聞こえなくなる。

自分に正直に、ありのままに、選び取った環境のなかで暮らしていくことができる。その暮らしが、とても心地良い。

自分の意志ある生活ができる。これが海外で一年暮らした私が言えること。

今の暮らしそのものが私にとって大切なことだ。

最近聞いた言葉のなかで、印象に残ったものがある。

人が変わるには習慣を変えること、場所を変えること、付き合う人を変えることのどれかが必要であるということ。

人間が変わる方法は三つしかない。

一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変らない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

大前研一(著)『時間とムダの科学』プレジデント社(2005)

海外で暮らすと何かが変わるきっかけは往々にしてある。

今はコロナの影響で難しいかもしれないけど、もしあなたが変わりたいと願うなら、海外で暮らすことはその選択肢のひとつだ。

早い収束を、心から願う。










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