なぜ「建築物語」を書き続けるかについて考察した話
01.「建築物語」をなぜ書くのか
これは自問自答の記事です。
noteで記事を描き始めて、はや1ヶ月が経とうとしています。
「なるべく休まないでも無理しない」をモットーに今日5/7の時点で25記事を書いています。三日坊主な僕にはよく続いているなーと思います 笑
一か月たった時、僕のnoteについていろいろ分析・考察して発表したいなと思っています。勝手にやってろよ!と突っ込まれるかもしれませんが。。
noteは名もない僕にとっても、よく読まれており、いいプラットフォームだなと、とてもうれしく思っています。
僕が多くの記事を出しているコンテンツの中に「建築物語」があります。note初めてたった一か月ですが、もう10回目を脱稿しました。ちょっと記念にこんな記事はどうかな、と思って書きました。
そんな「建築物語」を書くにあたり、なぜ書くのか、書くメリットは、などを考察し、記事にしてみました。
02.なぜなら建築を楽しんでほしいから
僕の記事の40パーセントを占めるコンテンツが、「建築物語」です。
世の中にある素晴らしいと思った建築を、写真やスケッチとともに紹介しています。
「建築物語」の記事は、建築の専門外の方にも、読んでいただけるよう、平易な文言、技術的な用語はカッコ書き注釈で書くということに努めています。
事実、小説家さんや事業家さん、アーティストの方など色々なジャンルの方からスキをもらえてうれしいです。
また、美術館やら博物館が多いので、ただの施設紹介にならないようにしています。(オフィスや住宅は許可なく中に入れないため、美術館など多くの空間に入れる施設に建築旅行に行っています)
施設紹介は他のブログさんに任せるとして、紀行文仕立てで、あれもこれも文章にするのではなく、純粋に建築空間だけを伝える記事にあえてしています。そんなふうに、あえて書くことをやめることを決めています。
建築に絞って書くのは、建築視点から施設を見たり空間を感じていると、より楽しいからです。美術品も建築も堪能してほしい、そんな思いからです。
特に、博物館や美術館は、建築設計の花形です。誰もが美術館建築にかかわりたいとおもっているスターなんです。そんな、名誉ある建築家の工夫を凝らした建築を、素通りするのではもったいない。よく目を向けてみたら、きっと、2倍楽しい体験になると思います。
03.「建築物語」-建築の考察は僕のためのnote
単に写真を添える記事にするのではなく、「この空間はこうゆう風に良かった。理由は。。。」という考察を交えた文章に努めています。
なぜなら、建築設計者は、自分が考えた空間の良さを、お施主さんに、施工者に、あるいは行政に伝えなければ、実現ができません。
「なんとなくいいでしょ、この空間」では、誰もその案を採用してくれません。
彼らには、自分の案の魅力を、図面に言葉を添えて、なぜ良いのかということを時には2時間以上説明し、やっと理解をしていただけるのです。そして、案をまたつくってはこの繰り返しの作業を建築設計者はしています。
だから、建築物語は、一般の方に建築を楽しんでほしいという記事になっているとともに、僕のプレゼンテーション技術向上の一環としてやっています。
「この空間はここがよい」だけでなく「なぜなら(例えば)サッシレスにすることによる開放感を得ているからだ」まで言及するのが、建築設計者たるものだと自負しているからです。
04.「建築物語」のインプット=アウトプット
たとえスケッチを書いていても、時間をかけてじっくり建築と向き合っていても、記憶というものはとてもあいまいなものでして、流れる思考の中で生まれた考察は、また思考の中に消え去っていきます。
記事のためにパソコンに向かう際、施設概要をググり、「建築物語」の写真を画像編集しながらじっくり見返し、スケッチをもう一度読み込んでいると、当時の空間体験した瞬間にダイブできます。
追憶の空間の中で、僕は施設をもう一度歩き、再度考察して、それをはじめて文章化します。出来上がった文章はアウトプットでありながら、再度建築に向かうインプットでもあります。
また、考察を後で読み返した時のためのインプットの材料になります。
これってすごくエコだな、と思います。インプット=アウトプットなのですから、同じ時間でどちらも得ることができます。一度で二度うまい。
インプット=アウトプットが良いのかといわれると、ちょっと自信ないですね。来るべきアウトプットのため、インプットをしっかりするというのも素晴らしいと思います。単に、概念のきづきです。
05.他のテーマでのインプット=アウトプット
これまで書いてきたのは、「建築物語」の二度うまいでした。
でもこれって、他のテーマでもあてはまるのでは、と考えています。
例えば、今日の献立を紹介する記事。レシピや出来時間を調べ、実際作って画像を撮り、記事にする工程。これもアウトプットと同時にインプットできるし、後で見返す備忘録としてのインプット材料になります。
他は、書籍紹介でしょうか。本を読み(インプット)、考察し、文章化する(アウトプット)、その記事をまさに書いているという意味での現場で、再度再考(インプット)し、また文章化していく手順。まさにインプット=アウトプットですね。
他にも思いつくものはありそうですよね。何かを書くとき、調べたり、その場で考察したものはなんでもインプット=アウトプットですよね。
色々思いつくまま書きましたが、「建築物語」は僕にとって良い機会であり、アウトプットと思いがちだが、実はインプットにもなっていて、すごく僕のためになる、ということです。
この作業の持続が、少しだけでいいからみんなのためにもなったらよいなあ、と思う気持ちで、いつも記事にしています。
ぱなおとぱなこ
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