シュトレンはパン職人のロマンだ
1.そうは言っても実は甘いものは少し苦手だ
去年の12月、私は一人ドイツを旅していた。ドイツでパン修行をしている友達に会いに行くのと本場のシュトレンを食べるのとクリスマスマーケットをまわるフランクフルト、シュツットガルト、ミュンヘン、ベルリン、ケルン7日間の旅。
お土産はもちろんシュトレン。
実際買ったシュトレンは1切れだけ食べてあとはすべてお土産として人に渡した。
実は甘いものは少し苦手だ。ではなぜそれほどシュトレンにこだわるのか?
それはシュトレンはパン職人のロマンだから。
2.普段は人々の日常を支えるパン屋さん
自分の作りたいパンを焼きつつもお客さんのニーズにこたえたいから色々なパンを焼くパン屋さんが多い気がする。
「本当は店のコンセプトに合わないけど親子でパンを買いに来てくれた小さなお客さんが喜んでくれるようにウインナーロールも作ってみよう」
「この地域の方々はお年を召した方が多いから懐かしいようなパンや甘いパンも作ろう」だったり。
パン作りも好きだしおいしいものをひとと共有するのも好き。
自分色とお客さんのニーズに合った このバランスがどの店もオンリーワンでナンバーワン。
3.シュトレンは個性で勝負
ケーキ屋さんのように日常にある特別な日に とは対照的なパン屋さん。
でもシュトレン作りは別。パン屋さんがその店のスペシャルをオリジナリティと思い入れを込めて毎年いろんな個性的なシュトレンが顔をそろえる。
毎年レシピを変えてくる店もあれば20年間レシピを変えない店もある。
ドイツ流のレシピの店もあるし、中に入れるドライフルーツを半年前から洋酒に漬け込んだレシピの店もある。
こだわるということは時間を費やすことでもあり、通常業務が終わってから、休みの日にきて仕込んだり、、、見るからにプラスの労働ではあるけどそれはその人がどうとらえるか次第。
クリスマスという1年の中でも特別な行事に特別なものを作ることは
パン職人のロマンだ!私はそう思ってる。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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