ポストコロナで必ずくる、『学力格差問題』と『学校生活復帰困難者』について
こんにちは!東京下町・都電沿線で学習塾を経営しているブラボー先生®と申します。今日は最近特に声高に叫ばれているコロナ禍における学校問題と、その先についてお話ししたいと思います。note初心者ですので、もしもアナタのためになったと思ったら、是非スキ・フォローしてもらえると、張り合い出ます。
それでは、いってみよー!
■学業格差問題についての考察
我々学習塾では大抵2月までを一区切りにして3月から新年度としているところが多いと思います。これはどの塾も受験生を中心に運営を考えているからなのです。
ウチの教室で言うと、2月のクラスは進級に伴うお試しクラスを1ヶ月無料体験で追加受講できる期間にしています。これをコラムで煽って新しい体験生を募っているのです(笑)。
小6の子ども達が入試を終えるのが2月の第一週。で、第二週から中学準備講座を打っちゃうんですね。非受験生にも国語を一旦お休みして英語講座を打っちゃう。
3月にも新中一スタートダッシュ講座って銘打って春期講習で英語・数学の先取り授業をする。これ全部、中学に進んだら勉強に手が付かなくなるから、先回りして受講させているのです。
だって、中学って様々な小学校が統合されて1つの学校に行く感じですから、また新しく人間関係を築かなくてはならないんです。部活もあるだろし、意欲ある子は生徒会なんかも検討するでしょう。
色々な『はじめまして』がある中で、当然勉強もしなきゃならないのですが、そんなフワフワした状態でちゃんとできる?学習塾はそこを親御さんに説いて、少しだけ先回りして勉強しちゃって、学校の勉強に取りこぼしの無い様に手を打っているのです。大体GWあけたらすぐに中間ですからね。※1
で、それがコロナウイルスで全部ふっとんだ。
ウチの塾生はいいです。だって休むことなく勉強しているし、オンライン自習室にも毎日参加している。予習復習できるようにWeb教材を実装しているし、声掛けもきちんとやってる。
じゃあ、塾行ってない子はどうなるの?
これ、完全に【できる子・できない子】に分かれるんじゃないかしら?って懸念しています。懸念?恐怖におびえています。今後、手遅れになってからブラボー先生の所に駆け込んでくるご家庭が増えそうで。※2
■【学校生活復帰困難者】とは
3月の休校要請から、このまま緊急事態宣言が解除されるまで休校がつづくとすると、その期間は実に3ヶ月にも及びます。
3ヶ月、ですよ皆さん。
小中高校学校生活を送る中で、ここまでの空白は一度もないんです。それは、未就学児までさかのぼらなくてはならない。ましてや、日本人はGWのお休みが終わった後でも通常生活にもどれない『五月病』患者が多い国です。
自分を律して朝ちゃんと起きて学校と同じように日に5コマ6コマ自学自習してちゃんと備えている子が果たしてどれだけいるか。昼夜逆転している子が、3ヶ月もの長い期間を経ていきなり朝から勉強出来ますかね?
ワタシが子ども達や親御さんに良く『3週間連続でできたら、それはもう習慣付いた証拠だよ』って話をするんです。『だからせめて3週間頑張ってみよう』って。
いや3ヶ月ですからね今回。
■おわりに
これから学力格差に悩み、学校生活復帰困難者であふれるであろう日本列島。このコラムを読んで、皆様がお子さんとお話し合いのきっかけになることを祈ります。
※1 3学期制の学校の最近のトレンドは1学期の中間飛ばしですから一概には言えません。
※2 現在、当教室は満席のため新規募集を行っておりません。ごめんなさい。
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