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ドライブノォト(からだのふしぎ)

二カ月前に、車の運転が好きだったことを思い出したくて、
数年ぶりにレンタカーして、淡路にドライブに行きました。

そりゃもう、
高速はおっかなくて緊張したけれど、
はりつめていただけあって達成感はあって、

よし!
行きたかったお店はCLOSEだったので(休みを調べてない)
梅雨前にリベンジするどー!と、

先週のお天気の平日、
休みをとって行ってきました!
AWAJI 再び


一回目よりは緊張はましだけれど、やはり高速はびびっている。
でも、まあ大丈夫。

今回行きたい場所は、

●安乎岩戸信龍神社
●森のオト(ランチ)
●こぞら荘
●Rocca cafe ビンテージ雑貨店(行けたら)


この行きたい場所は海沿い山沿い別にして、案外近場にあるスポット。

道さえ間違えなければ、
すべて巡れるのですが、、、

最初、やってまいました。
「森のオト」に曲がる道を、行けたら行きたいの「Rocca」の看板を見つけてしまい、つい曲がってしまったのです。

その道は、
ケモノ道でした。

塗装もされていない、山道で、
車一台がようやく通れるようなサバイバルなガタゴト道。


しもた!と思っても、
引き返すスペースがない。

その場所をお見せしたいのですが、もちろん写真を撮る余裕などあろうはずがない。

わたしは進むしかない!ランチどうなる!
と手に汗にぎりながら、
ガタゴト道をぐらんぐらんしながら進みました。

中間ほどで、
工事現場があり(なぜか)
Uターンできるスペースがあり、昔の刑事ドラマさながら、
土ぼこりをたてながら、威勢よく回転させて、
「おっかねーよー!」と叫びながら、
ふもとまで対向車に合わないよう全速力でおりました。
(1000KcaI消費したと思われます)

Roccaさんへの道筋、はんぱねぇ、、、
まだ、心臓バクバクいってる、、、

わたしは素敵なランチとスイーツをいただきながら、
行くかやめるか考えていました。

目にも美しい森のオトさんのランチ
ここまで来たらスイーツいくっしょ!
ランチ、パンナコッタもついてた、、、お腹いっぱいです。ごちそうさまでした。

わたしの記事を読んでくださっている方は、もうおわかりと思いますが、
わたしは「潜在意識のもう一人の自分」を常に感じています。
感じるようにしている、が適切か。

彼女の余白をあけ、
彼女の言葉にならない想いをすくい上げたいと
アンテナを立てています。

よく、

「自分を喜ばす」

と言いますが、それはきっともう一人の自分を喜ばせることだと。

えてしてそれは、頭の自分が好まないことであったりもします。

そう考えたとき、
Roccaさんへ行くのをやめる、という選択肢はないのです。

彼女は中途半端に諦めるのを、すごく嫌うことをわたしはなんとなくわかっているので。

でも、ランチ中、
おや、、、ニヤ(悪い顔)
違うルートがあるぞ、、、

行くには行くけど、あの獣道は通らない方法を見つけたのです!

赤が獣道、青が森のオトスタートの細い住宅街(別荘)を進むルート

ズルじゃないぞ!青いラインで達成するど!
と頑張ったのですが、舗装されているといえども、
やはり車一台が通れる細い道。

途中、うっかり青ラインからはずれて、違う細い道に入ってしまい、
このときはかなり焦りました。

またしても引き返す場所などなく、
進むしかなく、
ただ不安しかなく、

いったん車降りて細い坂道をおりていくと、どこかのお宅(別荘)の駐車場があり、そこでUターンできそう!

わたしはそのスペースをお借りして、
二度ほど切り返しながら、
「おっかねー!おっかねー!もう嫌だー!帰るー!無理ー!」
と心の中で叫んでいました。

そして、
「ねえ、いいでしょ、ここまで頑張ったからやめていいでしょ」

と、もう一人の自分に許可をとりました。

戻ろう、戻ろう、
十分、十分

もとの間違えた場所に戻ったとき、
わたしは戻る気満々だったのですが、


なんと、からだが勝手に左にハンドルを切ったのです!
(右にハンドル→もとに戻る、左にハンドル→Roccaへ行く)

わたしはびっくりして、

「ええー!戻るんじゃないの!」

と声を出したけれど、ハンドルは毅然と左にきられ、
からだは強い意志をもって前へ前へ進めています。

その内側からわきあがってくる、
伝わってくる熱いものは、

「なんでここまで来て、やめなあかんねん!」

というパッションでした。
わたしは笑い出しました。

だよね、そうだよね、つきあうよ!

そうして、
たどり着いた山の上の、
大きな敷地内にあるshopの数々

頂上から下にくだっていきます
ヴィンテージ雑貨店!大好き
アンテイックの花挿しを買いました

今回も、潜在意識のもう一人の自分の存在を強く感じたわけですが、
その翌日ぼんやり閃いたことがあります。

顕在意識の頭の自分ってはっきり言ってしょうもない。
常にしょうもないことばかり考えている。

不安がってる、ないことを心配している。

誰それが腹立つと考えている、

勝ちたいと考えている、

エゴで生きている。

そのしょうもないことばかり考えているわたし、僕、を常に守って、
命の期限がくるまでつきあってくれるのがもう一人のわたしであり、
この肉体。

わたし、僕、のためだけに生きてくれている尊い存在。

ぶさいくだろうが、きれいだろうが、
足が短かろうが、長かろうが、
尊い尊い存在。

その尊い存在を、赤の他人が(頭の自分もですが)、
傷つける権利は絶対にない。

それがやっと腑に落ちて、
腹に落ちたとき、

涙がぽろぽろ出てきて、胃の上のほうから強い熱いかたまりが、
ぐうんと湧き上がってきました。

これに言葉をつけるなら

「歓喜」

ああ、気づけたことを喜んでくれているんだ、と
ありがたくもありましたが、
ただ、自分、すぐに忘れるんです。

だから、ぽつんと言いました。

「気づいても、またすぐに忘れるね、ごめんね」


だから、少しでも忘れないように、
文字に残すんだよ。

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