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【高校生だった私のがん闘病記 No.3】高校生の妊よう性温存治療

こんにちは、まいです!

今回は
癌治療で腫瘍のある脳でなく
まさかの婦人科の治療が求められたことについて
紹介していきます!

0.前回のはなし

(前回の記事はこちらです)
https://note.com/preview/nb1222cf6cc8c?prev_access_key=d524e6f3acce6b8bfdaa8b9a584d0939

手術が無事に終わり
色々な後遺症が出て不安でしたが
一部の副作用を除き回復していき
平凡な入院生活を送っていたところ

婦人科で不妊治療をするために
退院して卵子凍結の治療を
することになりました。

1.術後の流れ

手術から4日ほど経ち
重病部屋から一般の病室に
移動できるようになりました。

術後1週間が経ち
夕方に先生から妊孕性治療として
卵子凍結をしようと言われ、
その日の夜に退院して
翌日別の病院に行くことになりました。

妊よう性治療とは
正式には妊よう性温存治療といって
癌治療の前に卵子や精子を
冷凍保存して子供を作りたい時に
凍結した卵子や精子などを利用して
子供をつくるためのものです。

私の場合は
抗がん剤治療で
今後繁殖機能に悪影響が出る可能性があるから
今のうちに卵子を摘出して冷凍保存しよう
というお話をしていただき
卵子凍結の治療をすることになりました。

当時高校1年生だった私は

「治療してもいいけど子供のことを考えるにも
 遠い将来のようで本当に必要な治療なのか」

「もともと子供はいてもいなくてもいい考えだから
 治療費もかかるのに申し訳ない」

「パートナーが出来なかったら
 凍結した卵子を使わなかったら
 親に申し訳ない」

という気持ちでした。

しかし
自然妊娠できないってなったときに
後悔はしたくないし

親は迷いもなく治療に賛成していたので即退院して
自分の住んでいる県で卵子凍結できる産婦人科がないことから
隣県の産婦人科に通うことになりました。

2.初めての産婦人科

初めて行った産婦人科では治療の話を聞き
血液検査や初めての内診をしました。

実は繁殖に関する保険の授業のお話は
気分悪くなって保健室に行くほど苦手だったので
産婦人科の看護師さんに事情を話して
母親に聞いてもらったりしていました。

3.卵子凍結の治療の流れ

治療の流れとしては
薬の服用や自己注射をして卵子を育てて
排卵のタイミングを手術日になるように調節して
手術日当日に卵子を取るというものでした。

特定の時間に注射をしないといけなくて
夜10時30分ごろに注射したこともありました。

そして特定の日時に生理をおこして

手術は
何か体にメスを入れることもなく
内診のように膣に器具を入れて卵子を摘出しました。
全身麻酔で1時間ほどで終わりました。

術後は出血が多い場合は入院でしたが
軽い出血のみだったので帰宅しました。


手術を受けてからはお腹の臓器(多分傷ついた膣)が痛くて
車の振動も歩くのも
地震のようにおなかに痛みが響いていたくて
妊婦さんやお母さんたちってすごすぎるって学びました。

それから
2回ほど産婦人科に通い

一週間経ち
お腹の調子が治って
学校に復帰しました。

久しぶりに受けた授業は
私の知らない分野を習っていたりしていて
追いつくのが大変でした。

また、治療の影響で
運動制限があったので
体育はお休みして
学生生活を過ごしていました。

4.あとがき

卵子凍結の治療は
良好な卵子を摘出することができたので
1回で終わりました。

しかし
良好な卵子を複数取れない場合は
治療が長引くこともあるらしいです。

卵子を摘出するのは月に1回ほどらしいので
治療中は良好な卵子を作るためにも
規則正しい生活が大切になります。

実は卵子凍結といった
小児・AYA世代の妊孕性温存治療にかかる費用の
助成金を令和4年から申請出来るようになりました。

ぜひ治療を行う際は主治医に助成金制度について
確認してみてください!


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