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【歌詞語り】ピンク・レディー「UFO」
ピンク・レディー「UFO」
発売年:1977年
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
男女ともぶっ飛んだ存在です。
ものいわずに思っただけで
すぐあなたに分かってしまう
飲みたくなったらお酒
眠たくなったらベッド
次から次へとさし出すあなた
「超能力」すら想起させる、手練手管を駆使する「あなた」。それに対してまんざらでもない、語り手。
そして
信じられないことばかりあるの
もしかしたらもしかしたらそうなのかしら
それでもいいわ 近頃少し
地球の男に あきたところよ
「そう」「それ」は「宇宙人」を指しています。「地球」の対義であること、そして、この曲のタイトルと、2番の歌詞を見ると、それはより明確です。
しかしどんな経験豊富な人でも、「宇宙人でもいい」なんて言ってしまえる人間はいないでしょう。ぶっ飛んでるけど、このぶっ飛び具合が、何ともおしゃれ。プレイボーイとか、あばずれとかいった、薄っぺらい奔放さとは無縁です。阿久悠マジック、恐るべし。
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