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寂しさへの対処法

春は新生活のスタートや卒業・退職など、寂しさを感じるイベントが多いですよね。個人的に、春は寂しさマシマシな季節だと感じています。

もう5月に差し掛かりますが、まだしょんぼりした気持ちとの共同生活を続けている人も多いはず。ということで、友達との旅行や、数日彼氏の家に泊るだけでホームシックになる極度の寂しがり屋の私が実践して効果があった、寂しさへの対処法を紹介します。


寂しさの意味

まず寂しさってどんなものかな、という話。

寂しいという感情は、時に私たちに耐え難い辛さを与えてくる気持ちです。寂しくて物が喉を通らない時さえあります。

しかし、人間が幸せに生きていくために必要不可欠な感情だと思います。多くの場合、何かと離れたり何かを失ったりすることで寂しさが生まれますが、その寂しさは私たちを落ち込ませるだけでなく、「この世に当たり前や永遠はない」ということを思い出させてくれます。忘れがちなその事実を、寂しさが生まれるたびに繰り返し示し、「今を大切に生きよう」と思わせてくれます。

なので、寂しいという気持ちやそれを感じることは全く悪いことではないと思っています。むしろ大事なことです。ただ、感じすぎてずっと前向きになれないのは辛いです。だから対処法を身につけて、うまく付き合っていけたらいいなと思います。


寂しさへの対処法

その方法は『寂しいという気持ちにしっかり向き合う』こと。「自分の機嫌をとる♪( ´▽`)」的なことをする前に、寂しさにどっぷり浸ります。

長年寂しがり屋をやってきて、対処法はそれしかないという結論に至りました。寂しさを感じているときは、常にちょっとだけ気分が凹み気味なんですよね。気を紛らわすために映画を見てても、美味しいものを食べてても、欲しいものを買っても。何をしても「自分が喜ぶことしてるはずなのに、気持ちが晴れない、、、」というふうになっていました。

でもそれは当たり前のことなのです。なぜなら、気持ちを凹ませる原因の対処をしていないから。

寂しさを誤魔化せば誤魔化すほど、ずるずると負の感情を引きずることになります。そうすると、やるべきことに手がつかず無駄な時間を過ごしたり、本来だったら楽しめることも心から楽しめずただ疲れるだけになったりします。さらに、それによって自責の念や自己嫌悪などの負の感情が増えてしまうこともあります。そのため、怖くてもまずは寂しいという気持ちから目を逸らさずしっかり向き合うことが必要です。

『寂しいという気持ちにしっかり向き合う』具体的な方法は以下です。

  • 涙が出る人は思いっきり泣く!

  • 寂しさをさらに感じるようなことを考える
    (例1:失恋だったら別れた彼との幸せな日々を丁寧に思い出す)
    (例2:愛犬を失った寂しさなら、愛犬のおもちゃやリードなどを触る)

  • 寂しさを感じられる音楽を聴いたり、写真を見返す

  • 「寂しい」と声に出して言ってみる

  • 寂しさを感じられるくらい幸せな日々を送れていた過去に感謝する

→上記を2〜3回繰り返す

ポイントは、「大げさにやること」です。
恥ずかしいくらい泣いてみる、子供みたいに寂しいー!嫌だー!と大きな声で言ってみる、普段は聴かないクサい失恋ソングなどを聞いてみる(案外こういう時に聴くと素直に泣けたりします笑)、と言った感じでどっぷり感傷に浸ります。

そうしていると段々と「もう十分に寂しさを感じ切ったな」と自分自身を客観的に捉えられる状態になります。そして、ふとした瞬間「さて、夕飯作るか。」などと思うように。自然と気持ちが切り替わって他のことに意識が向くようになった証拠です。このような流れで寂しさを克服していきます。

1回で完全に立ち直ることは難しいかもしれません。けれど2〜3回繰り返すことで、徐々に寂しさによる心の支配から脱出できます。寂しさからくるマイナスな気持ちに引っ張られることなく、その時を楽しむことができるようになります。

ここまでの状態になってから好きなことや楽しいことをやり始めた方が、断然良いですよね。


この寂しさ、いつまで続くんだろう

上記をやってみても「無理だ〜、いつまでこの寂しさは続くんだろう、、しんどすぎ!!」と思う時は、「出口が見えない悲しさ、寂しさからの脱出」の対処法を読んでみてください。

書いてあることはほぼ同じですが笑。若いて言えば、本記事は寂しさにという感情にフォーカスを当てていますが、「出口が見えない悲しさ、寂しさからの脱出」は悲しみなどを含むマイナスな感情全般に対する対処法を書いています。


最後に

最後に、私が最近で一番寂しくて辛かったことを紹介します。それは結婚です。具体的には結婚を機に東京の実家を出て北海道に来たとき、人生で一番寂しさを感じました。

一人っ子で25年間実家暮らし。両親とは親子であり親友のような関係。日中はそれぞれ働き、夜は両親と祖母と4人で食卓を囲みくだらない話をしながらゆっくり食事をする、そんな暮らしでした。猫も飼っていて賑やかでした。そのため、見知らぬ土地でのパートナーとのたった二人での生活は、それまでの生活と相当のギャップを感じ、恥ずかしながら実家を出る1週間前から不安で良く泣いていました。引っ越した後も3週間泣きまくってました笑。

でもその状態がしんどすぎるし、「魅力いっぱいの北海道での大好きなパートナーとの生活」を自分の情緒で台無しにしているかも、と思い寂しい気持ちに対する向き合い方を真剣に考えました。そしていろいろやった結果、上記の方法が一番効果的でした。でも上記の方法もたまたま上手くいっただけなのかも。なので、寂しい気持ちに負けないために重要なのは、寂しさから逃げないことなのかもしれません。

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