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公認会計士試験勉強史

前回は簡単な勉強経歴しか書けなかったので、今回は細かく書けたらなと思っております。
結構長いので、気になるところから読んでくだされば嬉しいです!

簿記との出会いから今に至るまで、書きますよー。

簿記との出会い

私が簿記と出会ったのは、大学2年の春です。

大学1年の頃にFPの3級と2級を取得した私は、次の資格を取ってさらに時分の価値を高めるべく、簿記の世界へと足を踏み入れます。
気持ちとしては簿記を取りたい!というよりかは、取っておくかー、ぐらいの気持ちでした。

参考書を購入し、ページをめくったとき、私はこう感じてしまったのです。

簿記ってなんでこんなに面白いんだ!?と。

嘘でしょ?と思うかもしれませんが、当時の私はそう感じてしまったんですね。

そこから1ヶ月間しっかりと勉強して、見事簿記3級に合格します。
簿記を合格したときの勉強法とかはまた別の機会にやりましょうかね。

3級の試験結果です

迫る進路選択

みなさんは進路選択っていつ頃されましたか?
大体は大学3年の頃にボチボチ...って感じだと思いますが、私は違いました。

私の進路選択は大学2年の夏でした。
さすがに早すぎやしないか??ええ、私もそう思います笑

というのも、大学入った当時、将来は公務員になろうと考えていました。
公務員には大学3年のときに受けられる試験があって、大学2年の夏から始めれば充分間に合うというものでした。
それに、大学3年で受かってしまえば、1年間は面接練習などに使えるので、スタートを切るには最適でした。

しかし、簿記3級の面白さを知ってしまった悠少年はこう思うわけです。
「この資格を使った職に就きたい。なんだったらこの資格の最高峰ってなんだ?」と。

調べてみるとなんと公認会計士というなんとも素敵な5文字があるではありませんか。しかも国家資格。
私は親に相談します。(若干端折ってます)

私「公認会計士を目指すか公務員を目指すかで悩んでいる。」
親「公務員の方がいいんじゃないか?安定するし。」
私「でも、公務員って資格じゃないし、公務員辞めるってなって転職するとき手に何も残っていないのは嫌だ。」
親「そしたら公務員になってから会計士試験勉強始めればいいじゃん。」
私「会計士試験って勉強する量が膨大だし、公務員になってからじゃとても無理だと思う。それに、将来公務員になるとしても、会計士から公務員になったという人もいるから、どちらかというと、手に職をつけてたい。」

これが地獄の始まりである。
大学2年の夏、O原に通い始める。も、通学は性にあわなくて、通信にそのうち切り替えました。

打倒短答式試験

そこからというもの、地道に講義を見続け、全く点数の取れない答練を解き、大学に通いながら勉強を続けるという生活がスタートします。

半年ぐらい経った頃、あるやつが世間を賑わせます。
コロナです。
大学まで片道1時間半かけて通っていた身としては、残念ながらもありがたくもありました。
しかし、コロナがあった事で、2回あるはずの短答が1回のみに!
強制的に5-8を強いられるのでした。

ここで、自分の答練の結果をドン!!

いや〜、それにしてもひどい点数ですね。
短答答練で1度しか半分を越えていないのに、こんなんでよく短答受かりましたよね。
って声が聞こえてきそうですけど、安心してください。私もそう思います笑

でも、最後まで短答合格を信じて勉強してきた結果なのかなと今では思います。
にしても100点近く上がるってそうそうないんだけどなぁ...。
ミラクルでしたね。

ミラクルと言えば、管理の問題の後半3つがもう見た時から解ける気がしないぐらいの資料の多さだったんです。予備校の問題難易度もCランクでした。
とりあえずマークだけして、解けるところに時間をかけようと適当にマークしたら、なんと3つとも合っていたんです!!
確率1/216!サイコロ3つ投げて全ての目が1になる確立ですね。
全て点数が8点だったので、とてもとてもありがたかったですね。(合否にはあまり関係なさそうですが...)

よって、これにて無事に短答をpassしました。
(合格者名簿が横並びなんて知らなかったぞ☆おかげで番号なくて1度携帯投げちゃったぞ☆)

訳の分からん論文式試験(1回目)

来る勝負の8月、下高井戸の日大で論文式試験を受けました。

それまでの悠少年の答練を見てみましょう。


バーは提出したのに返って来なかった答練です

いやー、低い低い。ほんとに底辺。会計学Ⅱなんて1度も100点越えたことないですからね。下から数えた方が順位が早いですね。

この年は会計学Ⅱで四半期財務諸表が出るし、企業法は経営判断原則が出るしでわちゃわちゃしていたイメージがあります。

でも、このとき、奇跡が起こります。
なんと監査論が免除になったんです。

その時の結果がこちら。

相変わらずひどい点数

いや、ほんとになんで監査論だけ科目合格なんですかね。自分でも不思議です。
法令基準集をひたすらめくってただけなんですけどね。
でも、何も得られないよりかは一歩合格へ前進できたので、この時の気持ちとしてはだいぶ前向きでした。

その表れとして、大学を卒業する前に、経理の方々がよく取っているという簿記の2級に挑戦します。
最近の簿記はCBT方式で受けられるので、そちらで受験しました。

過去問を数問解いて挑みましたが、なんと当日に電卓を忘れるという大やらかしをします。
運営の人に試験前だけど買ってきていいかと聞き、15分なら待てると言われ、急いで電卓を買いました。あのときは本当に焦りましたね。CBT方式で受験される方、近くに文房具屋さんがある試験会場を選んでおくといいですよ。
あと、文房具を持っていっても、ボールペンと白紙1枚しか渡されないので、めちゃくちゃ仕訳を書くよって人もお気をつけくださいね。
スペースなくて下書き書けないなんてことがほんとにありますから。

結果はこちらです。

なんかあっさりしてますよね。合格証書も家でコピーするというもので、ものすごく味気なかったです。

社会人の仲間入り、そして2回目の論文へ(2回目)

大学4年だったので、合格発表の後、短答合格でも入れる監査法人へ就職しました。
家が貧乏で専念は難しく、働きながら勉強できる環境が必要だったため、就職を決めました。

バイトも考えたのですが、時間がバラバラになって習慣化されないのを懸念してバイトをするという選択肢は取りませんでした。

働きながらの勉強は本当にしんどかったです。
なんせ4月5月は監査法人は絶賛繁忙期、会計士の方々は時計がてっぺんになる時間まで働いていました。
仕事用の体力が作られていない私は、仕事終わりすぐご飯を食べて風呂に入り、眠い眼をこすりながら身体にムチを打って21時から24時頃まで勉強をしていました。
最初の数週間は良かったのですが、1ヶ月もすると身体が悲鳴をあげてきます。

社会人で勉強しながら受かる人ってほんとにすごい...と心の底から尊敬しました。
答練の結果はこちらです。

そして、来る8月、会場はまたもや下高井戸の日大。
またここか〜、まぁ、会場の下見をしなくて済むのはありがたいなと思っておくことにしました。

この年は会計学ⅡでIFRSを使った連結問題が出題されました。
誘導はありましたけど、いや、知らんがなって感じでしたね。

この年の結果はドン!!

1回目よりはアップしてる

全体的に上がってはきてるもののって感じの結果でした。
租税法と経営学がすごく伸びましたね。何をしたかは明日以降にでも書きましょうかね。

ここで経営学の免除ももらいます。
正直、理論がとても簡単だったので、これはもらったわという感覚はありました。(結果は計算の方がいいけど)

残りは会計学と租税法と企業法。ガチガチに固めれば向かうところ敵無しの科目たち。
果たして企業ボンバーに引っかからず、悪問管理をくぐり抜けて合格を勝ち取ることができるのか!
また来年!!

ツーアウトツーストライク満塁(3回目)

いけるかも?と思っていた2回目の論文式試験は不合格。
本格的にテコ入れをしなくちゃいけないと思いました。
主にやったのは以下の2つです。

①伸びしろのある分野の把握

まずは、自分が取れていない分野、伸びしろのある箇所を把握するところから始めました。

私の場合は、とにかく財務の理論がとても苦手でした。
何を言ってるのかがよくわからないし、頭に入ってこないんですよね。
日本語を読んでるはずなのに日本語を読んでる感じがしないあの感覚。
なんとかせねば、と思いました。

壁にぶち当たった時には先輩に聞け、と誰かが言ってたので、自分と同じ境遇にいたかもしれない先輩にどうくぐり抜けてきたかをたくさん聞きました。
監査法人に務めていたので、いくらでもスタディケースがあるのはもはやメリットでしたね。
自分に合った勉強法を選びました。

②小さなゴールセッティングをする

2つ目はちいさなゴールセッティングです。マイルストーンとも言いますね。
いきなり会計士試験合格という頂上を目指すのではなく、5合目に行く、8合目に日中に着きたいなどの目標を立てました。

丁度考えていた頃が12月ぐらいだったかと思います。

すると、2月に全経上級、4月に論文模試1回目、6月に簿記1級、7月に論文模試2回目、8月に論文式試験本番
と2ヶ月おきに自分の力量を試す場が用意されていることに気づきました。

会計学を制するものが会計士試験を制すと言っても過言では無いので、会計学が正しい方向で努力できているかを知る道標として、上記の日程で民間の試験と模試をこなしました。


全経上級合格
論文模試1回目
簿記1級合格
論文模試2回目

まさかこんなに上手くいくとは思っていなかったので、当時は内心ウハウハしてました。
これはいけるぞ!と。

答練の結果も載せときます。こんなんでした。

会計学Ⅱで100点を越える日が来るなんて...!

そして3度目の暑い熱い夏、会場はまたもや下高井戸の日大。
もうここに来るのは最後なんだな...。なぜかしみじみと感じてしまいました。

とにかく空調が効いてるはずなのにすごく暑かったですね!(室温31°)
よくみんな闘い抜いたと思います。自分を労りましょう!拍手👏

さいごに

さいごになりますが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
自分の会計士受験史を振り返るいいきっかけになった気がします。
大学2年から勉強を始めて、早いもので5年経ってました。

明日(今日?)はスリーアウトで負けか、満塁ホームランで逆転勝ちかが決まりますね。
受かったら合格体験記でも書こうかなと思っています。
落ちても租税法とか簿記で受かった勉強法ぐらいは書こうかな。

それではみなさんに幸あれ!

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