女として生まれたこと。女の人生を考える。プライベートも語っちゃう。
やまじえびね先生の
「女の子のいる場所は」
を読んで考える。
この作品は、
色んな国の10歳の女の子が主人公の短編集。
まるで世界を旅したのようなリアルさ。
まだまだ世界には女の地位の低い国が沢山ある。
一夫多妻制のサウジアラビア。
結婚式まで相手を見ることすらできない10歳の女の子。ふと疑問が生じる。
「わたしたちは結婚しないと生きていけないの?」
読み書きすらさせてもらえなかった、
かつてのモロッコの老婆を間近に感じ、
想像を巡らせる10歳の女の子。
読み書きができない世界って?
女の立場が弱く、学がなく、
売春するしかないインド。理不尽さに涙する。
しかし、
必ず学を習得することを決意する女の子。
それは、決して男に屈したのではない。
そして、日本に帰ってくる。
おばあちゃんの考え方に戸惑う10才。離婚は失敗だというおばあちゃんと、
離婚して幸せだという母の間で揺れ動く。
幸せはわたしが決めることーーー。
女性はもちろんのこと、
娘さんがいる方は
娘さんに読ませてあげてほしい。
学校の図書室などに置くべき作品であると感じる。教育者の皆様、ぜひご一考下さい。
女の子が地位を獲得するまでの先人の苦労や
決意、またまだまだ虐げられている女の子が
世界中にたくさん居ると言うこと。
同じ女として胸が締め付けられる思いがした。
さて、ここからはわたしの半生に触れながら、
女の人生を考えたいと思う。
興味のない方はどうぞスルーしてください。
私は昭和57年生まれの41歳。
バツイチ子持ちのシングルマザーである。
昭和、平成、令和の時代を生きてきた。
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