Webライターのお仕事
テレワークが進み、働き方が多様化する現代で、Webライターのお仕事に憧れを持つ方も増えたのではないでしょうか?
ただ、一言にWebライターと言っても仕事の内容は多岐に渡り、個人事業主のブログや企業のオウンドメディアでの執筆から、ECサイトへの口コミの投稿など媒体はさまざまです。
そのため「Webライターって、結局、どんな仕事があるの?」「副業だといくら稼げるものなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
このnoteでは、Webライターのお仕事内容や分類、おおまかな年収などをご紹介しようと思います。
副業を探している方、キャリアチェンジを考えている方、もしくは就職活動に絶望していてフリーランスになろうかなと思っている方。
ぜひ「自分はどんなWebライターになりたいか」を考えながら、参考にしてみてくださいね。
ライターとは
ライターとは、”書くお仕事をするひと”と言い換えることができます。
ただ「文章を書いて報酬をいただいています」と言うと、小説家・脚本家・コラムニスト・エッセイストなどの印象が強いのではないでしょうか。
じゃあWebライターとの違いを説明するとしたら?
書くお仕事の中でも基本的にWebライターというのはインターネット上に乗せる文章を書くひとのこと言います。特徴としては、
①依頼を受ける
②取材する、素材を集める
③原稿を執筆する
④納品する
この一連の流れがWebライターだと理解しています。
ライターの職業の定義はひとによって結構違うので、あくまでわたし自身が自分のお仕事を誰かに説明するとしたら、この特徴をお話しますということですね。
では実際、Webライターにはどんな種類があるのか見ていきましょう。
Webライターの種類
Webライターの仕事には、さまざまな種類があります。
今回は、代表的な7種類のWebライターの働き方をご紹介していきますね。
SEOライター
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称です。
SEOライターは、Googleなどの検索エンジンでキーワード検索された際に、上位に表示される記事を執筆するのがお仕事です。
検索上位に出てくる記事の執筆をするためには、SEOの知識が必要になります。
SEOライターは、案件数が多く、比較的実績が得られやすいため初心者の方におすすめです。
文字単価は、1円〜3円程度が相場。
文字単価1円以下の案件は1~2回であれば実績作りとして受注しても良いですが、なるべく1円以上の案件に応募するようにしましょう。
5,000文字×1円×4本=20,000円(一か月)
初心者からはじめて一年目はリアルにこのくらいのイメージを持っていただいていいと思います。
慣れて週に2本納品できれば倍ですし、どんどん文字単価もあげていけば月5万円はラクに超えてきますよ~。
取材ライター
取材ライターは人やイベント・店舗などの取材をおこない、取材内容を記事にします。
「取材する人」と「取材した素材を元に記事を作成する取材ライター」が別の場合もありますが、記事作成だけでなく取材までできるようになると、提供できるスキルが増えるため単価アップにつながるでしょう。
また、最近ではZOOMなどを使った取材もあるので、最低限のPCスキルは備えておいたほうがよいかもしれません。
報酬の相場は1記事3~5万円程度です。
業務内容にもよりますが、文字単価にすると10円前後になるでしょう。
報酬に加えて、現場への移動費や、お店の取材で必要な飲食代などが別途支給されるのが一般的ですが、立替の必要がでてくると思うのでクライアントに相談しましょう。
コピーライター
コピーライターは、商品やサービスなどの宣伝に使うキャッチコピーを考えるお仕事です。
クライアントとの打ち合わせを重ねた上で、商品やサービスを充分に理解し、人を惹きつけるキャッチコピーを考えなくてはなりません。
コピーライターには、分析スキル、時代のニーズに沿った表現スキルが必要となります。
コピーライターはほかのWebライターと違い、クリエイティブ要素の強いお仕事です。
報酬は個々人の経験やスキル、実力によって大きく差が出ます。
有名なコピーライターにならない限りは、コピーだけを任せられるというのは難しいのが現状でしょう。広告運用をしながらコピーも作るのが近道かなと思います。
セールスライター
セールスライターは、商品やサービスの売るための記事や文章を書くひとです。
商品やサービスの魅力を伝え、商品の購入に直結するような文章スキルが求められます。
ユーザーにモノやサービスを買ってもらうことが目的となるため、文章構成が重要です。
ある程度のフレームワークはありますが、比較的に難易度は高め。
セールスライターの場合は文字単価という考え方が基本的にないですが、
敢えて文字単価に当てはめると10円以上になることも珍しくありません。
ただし、”売れる文章が書けること”が求められるため、経験者でないと受注は厳しいです
コンテンツライター
ブログやオウンドメディアだけでなく、noteやBrainといった知識系教材や書籍の代筆・講座やセミナーの資料作成やマニュアルのライティングも、Webライターの種類の1つです。
基本的にはクライアント(コンテンツホルダーとも呼ばれます)の知識を体系化し、構成を作り、文字に起こして教材化していくのがメインのお仕事です。
1本につき文字数は3,000~30,000文字とクライアントの持っているノウハウや目的によって大幅に変わります。
有料noteやBrainなど、実際に販売するものの中身を代筆する場合、1本の単価は高い傾向にあります。
大体的に専門として確立されているお仕事ではないため相場はありませんが、交渉次第で1本1万円以上から受注できる可能性が高いです。
クラウドソーシングサイトなどでの案件はみかけないので、SNSを通じて営業をかけていく必要があり、案件獲得の難易度が少し上がるイメージです。
ほかにもTwitterやFacebookなどのSNSの投稿をを作成するのもコンテンツライターのお仕事のひとつですね。
シナリオライター
最近は、動画やノベルゲームのシナリオ・脚本を書くシナリオライターの仕事が増えています。
現在では、YouTube動画のシナリオや脚本の案件が多く募集されている印象があります。
説明・解説動画の脚本であれば、それほど難易度は高くありません。
しかし、ノベルゲームや漫画動画のシナリオであれば、専門的なテクニックや経験が必要になるでしょう。
シナリオの長さにもよりますが、1本2,000円〜10,000円程度の案件が多く出ています。
コラムライター
コラムライターは指定された「テーマ」に対して、客観的な根拠を基にした上で自身の意見や経験を書くお仕事です。
コラム記事では、クライアントが記事の読者に何を伝えたいのかを理解した上で、読者に気付きを与えられるような文章が求められます。
文字単価は1文字1円~3円程度が相場です。
専門性が高いテーマの場合、文字単価は1文字5円以上になることもあります。
Webライターになるには
Webライターになるために特に資格などはいりません。
ただ、普段からブログで文章を書くことが好きであるとか、マーケティングの知識があってライティングも何となく理解しているという段階でない場合は、まず最低限の文章の書き方は学ぶようにしましょう。
文章を学ぶ
ライティングの知識やスキルがない方は、まずプロのライター・編集者が開催する講座やセミナーの受講をおすすめします。
今はライターのスキルや知識を学ぶプラットフォームやサービスがたくさんあるので、しっかり比較検討して、自分にぴったりの講座を見つけましょう。
Webライターはある程度文章を書けるひとであれば、わざわざ講座を受講する必要はない。
書いているうちに上手になる、なんてことを言うひともいます。
確かにその通りではあるんですが、わたしが講座やセミナーを推す理由は
フィードバックが受けられるから
これが最大の利点だと思っています。
実際に案件に取り組むと、自分の書いた文章の良しあしを判断してくれるひとはいません。
クライアントがフィードバックをくれるとは限らないんですよね。
もし単発のお仕事だった場合、ライターに修正を依頼するより自分で直しちゃった方が早いからです。
なので、講座でしっかり文章の基礎を学び、記事を作ってフィードバックを受ける。
これが近道だと思っています。
また、ある程度ネームバリューのある講座であればその講座で学んだということ自体が信頼に繋がったり、コミュニティ内で案件を募集されていたりするので、実績が積みやすいというメリットもあります。
良質な記事をたくさん読む
とにかく文章に触れるということが大事です。
大衆受けしているヒット文庫本、ベストセラーになっているビジネス書を読みましょう。
また、ご自身が気になっているキーワードでGoogle検索をして検索上位5つくらいを読んだり、Webメディアで有名な企業のブログを読むのもおすすめです。
記事や文章を読む際に大事なのは、ただぼーっと読むのではなく
「この段落には何が書いてあるか」
「要約するとどういうことか」
「素敵だな、と思った表現をストックする」
こういうことを意識すると、文章の上達が早くなります。
ブログを書く
文章のイロハを知れたら、まずは無料のツールで良いので、ブログを書いてみましょう。
アメーバブログ
はてなブログ
note
など、他にもいろんな種類の無料ブログがあります。
フリーランスは「実績」としてポートフォリオを求められることが多いので、最初はなかなか案件の取得に至らないことが多いです。
自分のブログを作り、そこでSEOを意識した記事の執筆を練習しつつ同時にポートフォリオとして準備しておきましょう。
※ちなみにわたしはずっとポートフォリオがなかったので、しばらく低単価で摩耗し続けていました。
ブログの内容は個人的な出来事よりは、自分が勉強したことや気付いたことを文章にするのがおすすめです。
また、SNSにシェアをして多くの人の目に触れる状況を作れるとベストですね。
ブログでもSNSの投稿でもすべてに言えることですが、
「だれかが読む」文章を書くときはかならずその文章が
「だれの」
「何を」
解決するために書くのか
というのを定めるようにしましょう。
たとえばこの記事ですが
「だれの」→Webライターの仕事に興味があるひと
「何を」→Webライターの種類、報酬、いくらくらい稼げるのか知りたいという悩み
上記を解決した上で、ひとりでも多くのひとがWebライターに興味を持って、お仕事をはじめてくれたらいいなと思って書いています。
こんな感じで、文章を書く際には必ず目的を明確にしましょう。
そうしないと主張が一貫されずにふわふわとした文章になるので注意です。
クラウドソーシングやマッチングサイトに登録する
ブログと平行して、クラウドソーシングやマッチングサイトに登録しましょう。
早速どんどんライターの仕事にチャレンジしていってください。
ライターはライティング経験だけではなく、「専門性」を持っていると非常に強いです。
たとえば医療系の資格や国家資格を持っていたり、一般的な生活をしていたらできない経験をしている場合はそれが強みになります。
プロフィールや営業文にはしっかり反映させるようにしましょう。
この辺りの案件獲得については、また別で記事を書こうと思います。
実績が出来てくれば、段々紹介でお仕事させてもらえるようになったりもするので、最初の受注は何とか乗り越えていきましょう!
まとめ
Webライターの種類について今回は説明しましたが、専門性を持ってコラムライター1本でやっているひともいれば、わたしのようにコンテンツライターを中心にセールスライティングやYouTubeのシナリオを作ったり、いろんな種類の仕事をしているひともいます。
持論ですが、お仕事(それが副業であれ)は結局やってみないと分からないものだと思います。
「絶対これしかない!わたしはこれで生きていく!」
と思ってはじめてみても、全然楽しくなかったり、ちょっとやれそうだからと軽い理由ではじめたら本業より稼げるようになったり。
お仕事の全体像が見えてくるまでは自分に合ってるかどうかなんて分からないんですよ。
しかもあんまり稼げないうちは普通に楽しくもないです。(笑)
少なくとも3ヶ月から半年くらいはやってみて、自分に合うものを探し続けていくしかないよなあと思ってます。
とっかかりなんて「楽しそう」「興味ある」で充分です。
パソコンとインターネット環境さえあれば、すぐにはじめられるのがWebライターの良いとこです。
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