喧嘩したクリスマス
2021年のクリスマスは、イブの日の夜遅くまで仕事。
クリスマス当日は祝日なので、お店は全部閉まっています。
私と彼は特に予定も何もないので、おしゃれな住宅地をブラブラ散歩することに。
本当だったら、友人と集まって楽しく食事をしたりお酒を飲んだりするはずだったのに。
癌になる前のことを考えては比較し、彼は完全に精神不安定でした。
私はこうやって散歩できただけでも嬉しいよ、と言ったけど、
それが気に障ってしまったのか、また糸が切れて爆発。
静かな住宅街で穏やかな散歩時間になると思ったのにな。
彼の中では、葛藤がまだ大きい。
まだ治療は終わりじゃないし、何かお祝いするムードでもないし。
今コロナにかかってしまったら努力がパーなので、自粛だし。
そりゃストレスたまってるよね。わかってるつもりなんだけど、私は全くわかっていないって言われちゃうと、ちょっと悲しいな。
仕事が忙しくてクリスマスのムードじゃないし、デコレーションも何もやっていないけど、クリスマスランチのメニューは考えてあるよ。私なりにこのクリスマスを特別感あるものにしたかったんだけどな。
私は、彼の闘病生活から何を学んだのだろう?
結局、未だにどうやって声をかけたらいいのか、わからない。未だに、怒らせちゃう。励ますべきなのか、励まさないべきなのか、誰かわかる人がいたら教えてほしい。もしかしたら、何を言っても結果は同じなのかもしれないけど。
家に帰ると、彼は少し機嫌が良くなりました。
癌サバイバーの経験者によると、癌というのは葛藤の連続みたい。
ポジティブとクヨクヨを行き来するのが続くんだって。
受け入れられるようになると、ポジティブにいる期間が長くなるらしい。
そこまでに到達するための期間は、人それぞれみたい。
難しいなぁ。
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