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乳腺の良性腫瘍を摘出した話 その1

<はじめに>
先日、乳腺の腫瘍を日帰り手術で摘出(摘出生検)しました。病理検査の結果は良性で、一連の検査は終了となりました(経過観察は継続)。その備忘録です。日帰り手術の備忘録くせにだらだら長い超大作です。

【しこり発覚】

今から15年ほど前、30歳を過ぎた頃、乳腺専門クリニックでの初めての検診で、充実性が疑われる多発性­嚢胞(良性か悪性かわからない濁った水が溜まった袋がいっぱいある)との診断を受けました。「30も過ぎたしー」くらいの軽い気持ちで検診に行ったので、いきなり細胞診をされ、「え、乳がん検診ってこんな緊迫感あるもんなん?」とビビりまくったのですが、結果は良性。濁った何かが見えるとエコーで引っかかりまくるので、何年かに一度は怪しいところを細胞診しながら、ずっと同じ先生のもとで経過観察していました。

40歳を過ぎた頃から明らかにエコーの時間が長くなったと感じるようになり、3年前くらいから、年に一度の検診が、半年に一度に。実母も乳がんだったし、出産・授乳経験もないし、月経困難症でホルモン治療をしていたこともあるので、そもそもリスクが高いことはわかっていて、自分でも何かしら予感めいたものはあったのですが、痛いわけでも、しこりができているわけでもなかったので、特に何も気にせず過ごしていました。

2022年10月の検診で、またまた長ロングなエコーの後、「そろそろやっとこかー」と先生に言われ、細胞診。結果は特に異常なしで、また半年後ということになりました。

が、その後、年末だったか年始だったか、細胞診をしてちょっとしてから針を刺したところを触ってみると、プツッと何かある……。最初は「針刺したし、血腫的なもんができたんかな」と思っていたんですが、それからちょっとずつ大きくなっている感じがして、2月末頃にはしこり的なものが手に触れるように。3月になるとそれが明らかに大きくなってきて、(触った感覚では)1cm〜1.5cmくらいはありそうな勢い。すぐにクリニックで診てもらおうと思ったのですが、予約がいっぱいで、4月1日に次の検診も入っていたので、気になりつつも検診まで待ちました。


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