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社内でハラスメントが急増加した時代背景


 
会社リーダーと若者の考え方のギャップ
 
 会社で活躍する経営者の方やリーダーの方々と、現代の若者(一般的には1987年から2004年に生まれた18~35歳)の考え方の特徴が変わってしまった要素は、親子関係、学校教育、社会経済が関係しています。
 
①打たれ弱さ
ゆとり教育において、競争の要素を排除されたため「1番」が存在しない教育から、親や教師が叱ることも少なく、これによりストレスや挫折に弱くなり、上司に叱られると会社を休んだり、最悪の場合は辞めてしまったりするケースも多くあります。
 
②指示されたこと以上はやらない
人より評 価されるためにがむしゃら頑張って評価されたという体験をあまりしてきていないので、考え尽くしたり、力の限りやりきることが苦手なため、「こんな感じでいいかな」と自分基準で終わらせてしまう傾向もあり、ものごとは「努力すれば必ず良くなる」という実感値をもともと持ち合わせていません。
 
③自尊心を高く求めている
個性を尊重する教育から、自分と他人の違いを認め多様性を重視するようになり、仕事やプライベートでも認められたい思いも強く、優越感に浸ろうとして褒められたいのではなく、ずっと横ばいの社会で育ってきているため、ちょっとでも失敗したら自分は必要なくなってしまうのではないかという危機感がため「君の居場所はここだよ」と認められ、感謝されたいといった承認欲求が強く、一生懸命貢献しようとします。
 
④仕事よりも自分を優先
一度就職しても、定年まで働くという考えは無くなり、働きやすい職場があればすぐに転職するなど、とても現実主義です。お金を稼ぐための努力より、自分のメンタルを大切にし、職場が自分を認めてくれない、大切にされないと感じたら違う職場へ簡単に転職をしていることが現状です。そのため、人を大切にしない会社はどんどん人材を失っていってしまっているのは明白です。

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