わが子の誕生と農場の基本理念
2004年のお話
大草原の小さな家に魅せられ
はやくチャールズとうさんのようになりたかったけれど
なかなか授からなかった子宝・・・
この子が妻のお腹に宿った時
まさに天啓が下ってきました。
お腹の子に 安全で安心なものを 食べさせたい!
そう思った時から、
鶏さんに使用する飼料原材料が、とても気になるように・・・
一つ一つ 原材料を吟味して
これならば使いたい、これならば食べさせたい
そういうものだけを使用するようになりました。
妻が臨月を迎え、いつ産まれるか分からないから
配達の時も一緒に車に乗って
新婚旅行やねって笑いあってました。
だって、入籍したものの開拓に追われ、
開業資金ギリギリだったから
新婚旅行どころじゃなかったですから(苦笑)
その日はやってきました!
その日は本当に珍しく贅沢にも外食しました。
帰りに妻が、甘いもの食べたい!って言うものですから
ゼリーを買って帰りました。
帰宅後、妻はゼリーを食べたあと
あー美味しかった! 大満足~❤ って言うなり・・・
あ 産まれる! 連れてって!
いや・・・帰宅したとこですけど・・・
冗談じゃない! 早く連れていけ!!
あわてて病院へ向かうことに!
しかしながら、病院までは30㎞ほどの距離
それに途中で事故を起こしたら、シャレになりません!
救急車を呼んだとしても、ここまで来るのに時間が・・・
ということで、車で病院へ!
途中の道は細くって・・・
村の役場に行くだけでも20分ほどかかります。
妻 時速150 時速200キロで走れ~!
もうすでに破水しており
最悪 車での出産を覚悟しましたが、
なんとか病院到着!
着くやいなや
はい お父さんも着替えて!って
そのまま分娩室へ直行!
10分後 待望のわが子が誕生しました!
初めてわが子を抱き上げた時の想い
わが子に食べさせたいものをつくり 食べさせたい!
そう思った時から、
鶏さんたちの健康や生活環境が
とても気になるように・・・
これならば鶏さんたちは健康でいられる
これならば食べさせたい
そういうことだけを考えて実践するようになりました。
それが農場の基本理念になったわけです。
続きは次回
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