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順風満帆からの異変 一気に悪夢へ

2012年11月末~2013年1月のお話

順風満帆な売り上げ!
経営状況も良好!

私はいつものように、
たまごと新商品を持って
量販店の店頭に立っていました。

スタッフから一本の電話がありました。

 
生産個数が急激に落ちてます!


え?どれくらい?


今日は昨日に比べ10%減ってます。
このままだとヤバいです。


ほか 変わったことは?
病気か何か?
疑わしい症状出てない?


うーん 病気ではないと思うんですが
やたら毛が床に落ちてます。
首にケガしているのがいます。


明日、朝までには帰るから!
ほか 気が付いたことは
朝までにまとめといて!

私は店頭販売の以降の仕事を
キャンセルして、あわてて戻りました。

首をケガしてるのもいましたが、
それは鶏舎のなかで2~3羽と少ないため
鶏同士のつつきあい(ケンカ)と判断。

毛が床に散乱しており、
ケモノの食害であるということを
疑わなかったことが致命的
でした。

通常ならば、ケモノの食害の場合
死体が残っているものですし、

高さ2mの頑丈なフェンスで
農場はぐるっと囲まれてる
ため
ケモノの侵入は考えにくく

飼育方法や飼料成分が原因ではないかと
まず考えてしまったのでした。

その誤った判断のため
調査している間にも生産個数は減り続け
とうとう25%にまで落ち込みました。

調査で一つだけ手掛かりが・・・
飼料の食べ残しが非常に多かったのです。

そこであらためて、ケモノの食害を疑い
現存羽数を数えてみることにしました。

鶏は、日が暮れて暗くなれば
鶏舎の止まり木に上がって寝る習性があります。

農場長の福留君と2人で頭に懐中電灯
計測器を持って数えてみますと・・・?

かなりの数が減っていたのです!


あっという間に減っていきました



ようやくケモノの侵入と食害と判断し、
高知県鳥獣対策課に相談
調査と対策を講じることになるのでしたが、

その調査の日を待っている間にも
あっという間にどんどん減り続け・・・。

深夜、福留くんと2人で監視を続けても
その姿すら見せることの無いケモノ。

ほんの数週間の間であっという間。
平成25年1月頃には、全滅する鶏舎も!

まさに悪夢・・・。

ジェットコースターのように
真っ逆さまに落ちていったのでした。

どうする?
いったいどうしたら・・・?

続きは次回

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