社会人ヲタクが初めて小説同人誌のリアイベに挑む話②
第一回はコチラから
このnoteの位置づけ
・同人誌作りも初めて、リアイベ参加も初めてというド素人が一次創作の小説同人誌を作る過程を備忘録的に残します
・時系列にしたがった書き方をしていくので、一覧性、網羅性には欠けると思いますこと、ご了承ください
文フリに参加するぞ!
サークル名……サークル名かぁ
内から湧き上がる願望に身を任せ、一次創作小説本を作ることを決意したすずもり。
そして、作るモノの内容から、文字媒体メインのイベントを。
中でも開催時期と場所の都合が良かった「文学フリマ東京」を選んだ。
さあ申し込むぞ……!!と意気込んだものの、そのためにはサークル名が必要という所で、さっそく躓いてしまったのだった。
そんなに悩む部分か?という考えもある。
有名サークルさんでも「これ絶対その場のノリと勢いで決めたんだろうな~」という所はあるし、そういう名前の方がのちのち良い味を出す例もあるだろう。
ただ、すずもりは命名に拘ってしまう性質だった。
キラキラネームは名乗るの恥ずかしいし、
直球すぎるのは自分が納得できないし、
長いと覚えてもらいにくい。
アレコレと思案を巡らせるうち、自宅本棚のとある図録に目が留まる。
それは宇宙にまつわる事物についてカラー写真と共に解説するヤツで、中学生くらいの時分に買ってもらった本だった。
地球、月、太陽系の惑星、太陽そのもの、太陽系外の恒星に、主系列星のたどる運命……宇宙スケールの説明文はどれもぶっ飛んでて、今読み返しても心が躍る。
そうだ。
新しい物語や創作物に触れたときのワクワク感って、こんな感じだった。
自分の書いた物語も、こうして誰かの心に作用できたら、なんと素晴らしいことか。
ならばやはり、サークル名のモチーフは天体にしようと思った。
けれど自分は無名の存在。
太陽のような万物を生かす熱や、他の恒星のように星座となる輝きは、まだ放てていない。
創作活動に情熱を注ぐだけの、世の中に何百と存在する者の一部に過ぎないのだ。
そんな存在を示す単語は無いものかと宇宙の図録を捲り――見つけた。
えくぼの星
うん。これが良い。
キラキラネームでもなし、捻り過ぎず、長すぎず。
正式には「EKBOの星」とすべきだろうが、そこはそれ。
今は大勢の一部に過ぎない自分の作品が、やがて引力に惹かれて彗星と化すように。
そんな希望の籠った、自分だけのサークル名だ。
さあ、改めて申し込みだ
思わぬ所で出鼻をくじかれたが、これで必要な要素は揃ったことになる。
文フリ東京の申し込みページを開き、必要事項を記入する。
文フリのブースの考え方は公式サイトに図解されていて、
会議用長机の半分が1ブースとなる。
今回は1人、知り合いに当日のお手伝いをお願いしているので、1ブースで追加椅子1つという形で申請しておいた。
申込み後、抽選等がなければ出店料を支払い、ブースが確定するようだ。
1ブース追加で椅子アリの場合は、出店料は7300円だ。
申し込み内容確認メールが届き、内容を確認すると、今回の自分の申込みは抽選枠となっていた。
なるほど、もっと早い段階で申込めば確定枠というのがあったらしい。
次に参加することがあれば、募集開始のタイミングを見逃さないようにしたい。
しかし、せっかく一念発起したのに落選したら、なんというか燃え上がりかけた火の始末に困りそうだ。
とはいえこればかりは運と運営さんの裁量次第。
抽選結果の開示まで、今まで通りに粛々と作品執筆に精を出すとしよう。
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