社会人ヲタクが初めて小説同人誌のリアイベに挑む話③
第一回はコチラから
このnoteの位置づけ
・同人誌作りも初めて、リアイベ参加も初めてというド素人が一次創作の小説同人誌を作る過程を備忘録的に残します
・時系列にしたがった書き方をしていくので、一覧性、網羅性には欠けると思いますこと、ご了承ください
文フリ東京抽選、その結果
3月某日。
文学フリマ運営からのメールが届いた。
申し込みが抽選枠となったすずもりのサークル「えくぼの星」が当選したのか、落選したのか。
結果からいうと「当選」だ。
というか、今回の文フリ東京で落選サークルは存在しなかった。
どういうことかというと……
な、なるほど~~~~~
同じく抽選枠で2ブース申請していた一部サークルを1ブース化して枠を圧縮したのか~~~~(「出店ルール記載」って書いてあるじゃないか……)
自分が1ブース申請しかしないから全然気にしてなかった……。
何はともあれ、これでちゃんとイベント参戦できることになった。
出店料を期日までに振り込もう。
本格的に準備を始めよう
製作ロードマップを描いてみる
同人誌作りのニュービーとはいえ、本という実物を作るためには印刷所に発注して刷ってもらう、ということ位は知っている。
刷ってもらう元データを用意して、提出して、体裁に問題なければ印刷してもらって完成!……という流れをイメージしていた。
この……大馬鹿モノがぁぁぁぁぁぁ!!!!
と、この記事を書きながら過去の自分にカミナリを落としております。
ごめんなさい舐めてました、ワタクシめはぜんぜん印刷の世界を知らなかったミジンコ以下の単細胞生物でした。
色々調べて手探り状態、単細胞すずもりがミジンコすずもりに進化した3月中旬時点で判明している、「制作ロードマップ(改)」がこんな感じ。↓
全然違うじゃん!!
ということで、単細胞生物がミジンコに進化するまでの過程をご覧あれ。
①印刷所を決めよう
データを実体に変換するだけなら、極論、自宅のインクジェットプリンターでも可能だ。
けれど書店に並ぶ「本」と呼ばれる実体は、印刷用紙をホチキス留めしたようなシロモノではない。
カバーがあったり、丈夫な表紙だったり、帯がついていたり……そこには専門家が不可欠となる。
本作りの専門家とはすなわち印刷所に相違ないだろう。
「小説同人誌 印刷所」と検索してみると、「印刷所比較10社!」などと題された記事がチラホラと……。
そりゃあそうですよね、世の中に一社だけなんて筈がありませんよね。
家電や車がメーカーごとに違うのと同様、印刷内容も印刷所ごとに異なっている。発注の仕様や納品形態も当然変わってくるだろう。
つまり、本作りの第一歩は印刷所を決めることである、ということだ。
①-1オンデマンドorオフセット?
印刷所を決めるにあたって無視できない、割と重要な要素が費用だ。
調べると、費用を左右する大きな要因が
「オンデマンド印刷」か「オフセット印刷」か
……という印刷方式にあるらしいことが分かった。
雑にまとめると、
商用方式、美麗、「版」を作って大量印刷するオフセット
データから直接、1部から可能、少量印刷に適したオンデマンド
という使い分けのようだ。
超大御所サークルがコミケで「今回はオフセ本にした~」という投稿をしていたのを思い出す。なるほど、あれは印刷クオリティが高いものの、大量の部数を捌けるだけの想定ができて初めて挑戦できる「上位者の世界」だったということか。
ならば初挑戦のすずもりが選ぶのはオンデマンド一択だろう。
オンデマンド印刷に対応した印刷所を探すことにする。
①-2それでも印刷所は5以上ある
オンデマンド印刷ができる印刷所、というだけでは絞り切れない。
正直に言って、一社一社のホームページを閲覧して分析・評価するほどの時間的余裕はリーマンヲタクには無いので、複数社の情報をまとめてくれているWebページを参考にさせていただく。
こちらのページに挙がっていた印刷所は以下の7社。
多分、いやほぼ確実にこれ以外にもオンデマンド可の印刷所は存在するだろうが、今回はこの中から選ばせてもらう。
「作りたい本」のイメージは、いわゆるラノベのような文庫本。電撃文庫をイメージしてもらいたい。
となれば必要な要素として本体以外に「フルカラーのカバー」が出てくる。他のオプションも入れたくなるかもしれない。
それと見逃せない要素は「入稿データのチェック」だ。
同人ド素人のすずもりは、間違いなく提出データで何らかの抜けモレをやらかす。その辺りのサポートがしっかりしていると安心して準備できる。
「印刷内容の豊富さ」と「サポート体制」を鑑みて、
えくぼの星は、STARBOOKSさんで本作りすることにした。
次回記事からは、「②STARBOOKSで小説同人誌作り」について備忘録をつけていこうと思う。
引き続きよろしくです。
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