崖っぷちの女たち

20代のある時期に勤めていた職場は、職員が200人ぐらいいて、おおむね３つの部署がありました。

ある部署に、「パリピ」という言葉はこの人のためにあるのかと思うほどの、ベテラン女性がいらっしゃいました。

その部署の女性たちが、忘年会にて「崖の上のポニョ」の替え歌で・・・

ポ〜ヨポ〜ヨポヨ三段腹！
７年かけて育ててきた

まず壇上に登ったのは、中堅以上の方々。ウエストに肉襦袢のようなものを巻いて三段腹を表現。

あの人は「素」でできるやろとイジられそうな、ふくよかな方もいらっしゃいます。

その後、あわただしく壇上のメンバーが入れ替わって、次に登場したのが、さらにベテランの方々。

ひ〜らひ〜らひら…

ウケすぎたのと見るのが忙しかったので歌詞は聞きそびれましたが、二の腕に細い光るテープをマフラーの房のように付けて「垂れる肉」を表現。

またメンバーチェンジ。
間奏をはさんで登場したのは、若い人たち。

キョ〜ロキョロ　キョ〜ロキョロ
いい男いたら　駆けちゃおう♪
キョ〜ロキョロ　キョ〜ロキョロ
どこかにいるよ　王子様！

そんなふうに吹き替えられた歌に合わせて、若い女子たちが、キョロキョロ見回したり、駆け出そうとしたりする仕草を表現。

確かに崖っぷちだ・・・

後にも先にも、
こんな秀逸な出し物はありませんでした…