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失敗の中に発明がある。

皆さんも、食品の賞味期限を切らしたことがあるのではないだろうか。だいぶ失礼な前置きだ。まあ、あるだろうけど失礼な前提に変わりはない。

昨夜おなかが減っていた時、何か小腹を満たすものはないかと
冷蔵庫をあさっていた時のことだった。そこには、ヨーグルトがあった。賞味期限を見てみると、10日ほど前に切れていた。

発酵食品だしぃ?いけるっしょ?さんざん脳内でイキり散らかした後、臆病な僕は、Siri に尋ねていた。僕が尋ねると、ご丁寧に検索結果を表示してくれた。気立てのいい子だ。

検索結果に目をやると、まあ食べてもいいけどおなか壊すかもよ的なことが
書いていた。こんなことなら検索する必要もなかった。
そう、その時思ったのだ。以前にも何度か賞味期限を大幅に切らしたことがあったと。

思い出深いのは、豆腐だ。一人暮らしの僕は、安いためよく買っている。記憶によれば1ヶ月以上賞味期限が切れていた。試しに食えるものか封を開けてみた。…くさい……驚くほどに。色は変わらないのに、匂いがひどい。

その悪臭を何かの匂いに例えるとするならば、、、う〇ちである。(ちなみに僕は、こ ではなく ち派。理由は響きがかわいいから。)表現力がないのではない。もうそれとさほど変わらなかったのだ。傷むとここまで臭くなることを初めて知った。

冷たく暗い冷蔵庫に閉じ込められ、私が冷蔵庫を開け、中に明かりがつく度「今日は食べてくれるかな」そう思っていたに違いない。食品としての一番の幸福だ。でも私は食べなかった。気が付いたらモンスターを生み出してしまっていた。本当に反省している…。


もう一つ思い出深いものを紹介して終わりにする。それは、バナナである。
一本だけ食べられなかったバナナが野菜室に残っていた。昨年末、大掃除した時に見つかった。変わり果てたその姿に僕は息をのんだ。そして笑った。その時の写真が残っているので、ここに供養という形で載せることとする。

変わり果てたバナナ

既視感はないだろうか。そう、すばやさの種である。(ドラクエのアイテム)バナナは時間がたつと、かつての英雄も食べたすばやさの種になるのである。世紀の大発明であった。大量生産して陸上の桐生選手とかに売りつけようと思う。


ここまで読んで、ドン引きして僕を軽蔑した人もいるかと思います。こんな僕を反面教師にして、みなさんは食べ物の賞味期限には気を付けておいしく頂けるようにしましょうね。ではでは。







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