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【OYW】4日目、あっという間の最終日

10月5日:全力で味わった最終日


最終日の朝は、晴れやかだった。
日ごとにコンセプトを考えて選んだ服が、ここまでくると1着しか着れずめちゃくちゃ迷った。

結局、記念写真を撮る事と、クロージングセレモニーまでの長丁場を考え、ゆるいジャケットと柄パンツでラフでキマル服装にした。
昨夜の熟睡のお陰で、抜群のコンディションで迎えたこの日は、その変容ぶりに友達も驚いていた。


とはいえ最終日、気合をいれない訳にはいかない。
遅れた分も取り戻すべく、しっかりと朝ごはんを食べ会場へ向かった。


会場に着くと、日本人派遣団の集まりがあったので合流した。
そこでは、これまでの学びのシェアをする会が開かれていた。
昨日の夕方から参加した私は、話せる事なんか何もないと思いながら端っこに座った。

皆の話を聞きながら昨日の出来事を思い出した。

どんなストーリーであれ、自分が何を感じて、どう行動して、どうしていきたいか。

昨日の私の学びはこれだった。


ロストバゲージの話から本業での悔しさを感じた話。
大企業が変われば日本が変わる、日本が変われば世界が変わる。
会社の知名度を利用してOne Young Worldを日本中に広めたい話。

こんな話をした。

この日は、他にもAction SessionやClosing Ceremonyにも参加した。
想像より早くClosing Ceremony を迎えた気持ちだったが、全てが貴重な経験だったから当然だ。

この後、私の人生観を変える人物に出会うのだった。
Closing Ceremonyの後に、私の人生観が変わるとは思ってもいなかった。


彼女とは、夕食会場までの道中で出会った。
彼女の事は憧れの的として一方的に知っていたが、英語がペラペラな彼女は雲の上の存在だった。
偶然、友達のおかげで夕食会場まで一緒に行くことになり、ご挨拶をさせてもらった。

彼女の自己紹介を聞くと、かっこいい経歴の中に、憧れのMBA取得者である事を知った。
憧れの彼女に、勇気を振り絞ってたくさん質問をさせてもらった。

彼女は、飾らず驕らず、素敵な方だった。
お話を聞くと、この地に立つために、たくさん踏ん張って、耐えて、それでも走り続けた過去がみえてきた。

雲の上の存在とは、努力の賜物だったのだ。

そして私の野望も聞いてくれた。
会社を変えたい、大企業が変われば日本が変わる、
悔しかった過去、全部を見返したい。

それを聞いた彼女はこう言った。


自分の好きを選ぶ


どこかで聞いた事がある言葉だ。
それでも、ようやく響いたのは、彼女が発した言葉だったからだ。
彼女の輝かしい姿の裏には、平凡な私でも共感できる苦しみを味わっていたのだった。


そんな彼女を、私と違う雲の上の存在にしたのはたった一つ、

自分の好きを選ぶ、

だった。今の自分に足りないものがシンプルに浮き出でてきた。

これがOne Young Worldの魅力なのかもしれない。
世界を牽引する若手リーダー、
自分と闘い、社会と闘い、集まった人たち
そこに集まった人は皆んな仲間である。
共通項も多いはずだ。
それでもまだインスパイアし合うのだから、彼らが必要としてるものはきっとシンプルなのだ。

色々なものを乗り越え、それでもまだ何かを目指す。
自国を越え、世界で何かを探す。
そんな人たちが集まり、それぞれが、たった一つギフトを持ち帰る。


私が持ち帰ったのはロールモデルだ。


彼女と話して、展望がたくさん浮かんだ。
それは、”会社軸”で考えた”自分の展望”から、”自分軸”で考えた自分の未来への展望へと変わった。

海外の大学院でD&Iを学びたい。
それもフランスのHECで学びたい。

D&Iを学んで、私が生きやすい世界を作りたい。
海外で生活して、世界中の人からきっこー!って呼ばれたい。
フランスで生活して、高校生の時に救われたフランス人の価値観に触れたい。


フランスに憧れを抱いた理由と、自分が目指したい姿が合致した。
次のOne Young Worldはカナダのモントリオールで行われるらしいが、ここがどうやらフランス語圏らしい。
もうこれは引き寄せとしか思えない。

最終日にして、最高のお土産話を得たのだった。

そして、世界中からきっこー!と呼ばれるための闘いは続く

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