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日本のへそからぶらりたび 隠岐島前編 島根県海士町で島暮らし

兵庫県出身のさすらいの旅人ブランチです。
新年度が始まりもうすぐで3週間が経とうとしています。

僕は新卒から6年間過ごした大阪を離れて今年の4月から大人の島留学という制度で島根県海士町へ移住することに。
いきなり海士町に移住と言われてもなんでコイツ移住するねんってのが分からないと思うので、

今回は
関西(兵庫・大阪)から離れて海士町に移住するまでのこと
・大人の島留学に参加する理由

これからどうしたいのか

を書き連ねようと思います。

長文なので興味のあるところだけ読んでいただけたら幸いです。



関西(兵庫・大阪)から離れて海士町に移住するまでのこと

簡単な自己紹介

出身地:兵庫県西脇市
趣味:国内旅行、記念スタンプ集め、温泉巡り、まちあるき、高校野球観戦、御朱印集め等

小学から高校卒業まで

小学校の頃は休みの日になると休みつまらんとぼやいていたガキでしたが、
唯一楽しんでいたのはゲームでした。

ポケモンやゼルダの伝説、ドラクエのゲームに没頭して、自分もドラクエの主人公のようにいろんなところを旅したいなと思っていました。

中学時代になると部活で剣道部に入ることに。入った動機は武道に触れたら日本文化に触れることができるなと当時は思たんでしょうね。

初めての記念スタンプ帳
人生初の記念スタンプ

部活引退後、中3の11月頃に受験勉強の息抜きがてら、記念スタンプ集めに挑戦してみようと思いました。

これまでの記念スタンプ帳

地元の駅や観光地にスタンプがあったら押してノートに貼るというもの。
今年の4月からは5冊目に突入。

これはゼルダの伝説 大地の汽笛というゲームでスタンプを集めるというものがあったのをみて実際にやったら「おもろいんちゃうか」と中学生の頃の僕は考えたのだと当時を振り返り感じました。

高校時代は休みの日になると兵庫県の道の駅、電車のスタンプを集めに勤しんでいました。テスト勉強の際に地元の図書館行った際も、大学生になったら国内旅行でどこ行こうかなとワクワクした気持ちで旅の雑誌、書籍を読み漁る生活をしていました。

大学時代


大学も県外に出てみたいなと思いましたが、なんやかんや兵庫県の大学に進学することに。そこで僕にとってカルチャーショックを受けた出来事がありました。

それは同じ兵庫県でも知られていない地域があったこと。

「どこ出身なん」

「兵庫県やで」

「兵庫のどこなん」

「兵庫県西脇市やで」

「どこなんそれ」

この会話は大学を卒業して6年たった今でも鮮明に覚えています。
この時に兵庫県は神戸以外もええところあんのに勿体無いなあと、自分にできることは何やろうと考えるきっかけになりました。


それから日本各地を旅したり、兵庫県のことももっと知りたいと思うようになり大学の空きコマは図書館で兵庫のことを調べたりするように。

大学時代はサイクリング同好会というサークルに入り、長期休暇に日本各地を自転車で1,2週間ほど旅していた。

サークル引退後一人旅に目覚め、社会人になると仕事の関係で大阪に住んでいましたが、休日は地元兵庫県を散策したり、日本各地の街並み、温泉、民俗芸能を求め旅をしていました。


大阪での社会人6年間から海士町に移住するまで。

社会人の間は大阪で6年間会社員生活を送っていました。大阪に住んでいたとはいえ兵庫県の方が落ち着くなと思い、地元兵庫に帰れる時は週末に帰ってました。地元に帰って街を歩くと自分の原点に立ち帰ると同時に新鮮な発見がありました。

社会人2年目になった時に地元の本屋さんで「ソトコト」という雑誌で関係人口というキーワードを見て、当時の自分にものすごく刺さったのを覚えています。そこで『関係人口をつくるー定住でも交流でもないローカルイノベーション』という本に出会い、しまコトアカデミーという島根の関係人口の講座を知り受講することになりました。

石見神楽
島根県浜田市での石見神楽 

しまコトアカデミー受講後、島根に石見神楽を見たり、温泉に入ったり
松江散策したりとするうちに。島根にはまるようになりました。

ところが社会人3年目の頃にコロナウイルスの影響による緊急事態宣言で
兵庫県に帰りづらくなり、どこにも行けず、ものすごく苦しくモヤモヤしました。その時に自分は都会よりも田舎、地方都市の方が良いなと思いました。

休日に見に行った兵庫県加西市の東光寺の鬼会

緊急事態宣言が明けてからは地元兵庫を再発見する意味合いで、兵庫県、播磨地域(特に北播磨)の名所を巡る旅をするように。

2022年の冬頃、地元に帰省した時に兵庫県加西市で行われたワークショップでもらった冊子に島根県海士町を中心とした島前地域を舞台とした「大人の島留学」についての記事を見ました。

その記事を見て島暮らし、島根に住めるということで興味が沸きました。
2023年の2月ごろにお試し島留学という2泊3日で海士町で住んでみるというものに参加しました。

初めて海士町に訪れたときに乗ったフェリー


実際に参加してみて
自分は図書館、自然散策、街歩き、伝統芸能・民俗芸能を楽しめたら十分で丁寧な暮らしができるなと感じ島に住んでみるのもありやなと思ったのです。

それから来年度の大人の島留学の募集が始まるとすぐに申し込みました。
参加することが決まってからは今年の3月に6年勤めた会社を退職して4月から海士町に移住することに。2024年度は大人の島留学という制度を利用して住むことになりました。

今後どうなるかは未知数だけどワクワクでいっぱいです。


大人の島留学に参加する理由

僕が大人の島留学に参加する理由は3つあります。

①自分に対する自由研究

自分を実験台に自由研究するというのが島留学に参加する意義の核となる部分だと考えています。

実際に島根、海士町に住んでみてどう感じるのか、兵庫から離れて兵庫がどのように見えるのか、どう感じるのか言語化する機会には良い機会だなと。
隠岐というフィールドを通して街歩きなど試せることはどんどん試していきたいですね。常にフィールドワーカーであり続けたいと思います。

②島根県の隠岐諸島のことを知りたかった


社会人の頃から島根県に対する解像度をあげたかった。島根県は出雲地方(松江市、出雲市、雲南市など)、石見地方(浜田市、江津市、大田市など)、そして隠岐諸島の3つに分けられる。石見地方と出雲地方は大阪に住んでた時もよく訪れていましたが、隠岐はじっくり住んだ方が楽しめるなと思いました。


③自己内省する時間にしたい

大阪での6年間 特に最後の2年間は非常に慌ただしい生活でした。
そこで一旦 都会から距離を置き 自然の中で自分にとってほんまに必要なものってなんやねんってのを考え抜きたいと思います。


海士町移住してからこと これからどうしていきたいのか


2024年度 海士町暮らし 1年目

今年度は5つのことを軸に生活をしていこうと思います。
①隠岐諸島の文化を堪能する。

隠岐には島前神楽やキンニャモニャ祭り、牛突きなど多くの行事があるので
自分の目にしっかりと焼き付けたいと思う。

そのためには図書館などで郷土の書籍を読み込んで理解を深めていくことをやっていきます。
1年で郷土関係の資料50冊以上は読みたいな。

②島前、島後を旅して感じたことをイラスト、ZINE、スケッチブック、ブログなどで情報発信

やっぱり島で見てきたええもんを自分の視点から表現して、隠岐の色んなことをいろんな人に知ってもらいたい。

③海士町や自分の地元で隠岐諸島の写真の展示をする。

海士町に来てから、地元と同じくらいカメラのシャッターを切るようになった気がします。自分が鳥肌立ったり、心躍る風景は自分の中で留めておくのではなく写真を通して表現してみたい。


④丁寧な暮らし

大阪に住んでいた時のことは、一旦忘れて、いらないものは削ぎ落とすイメージの生活。

釣りや自然散策、地域の行事に参加したりなどいきたい。

たまには海辺を眺めたり家でゆっくりと内省する時間もしっかりとります。

⑤定期的に関西、兵庫のトレンドも掴んでおく。

海士町に移住したとはいえ、地元兵庫県はやっぱりいいところでたまには戻りたいと思います。

兵庫のネタも発信できるように定期的にニュースやサイトなどを通して情報を掴んでおきたい。

2025年度〜2026年度

まだぼんやりとしていますが海士町に残れるなら残りつつ、
島の文化を堪能するだけでなく、島根でまだ行ったことがないところにも足を運んでいきたい。

兵庫にも年に3回くらいは帰りたいなとぼんやりと。 

2027年度以降

正直なところ3年後はどないなってるかは、僕にも正直なところは分かりません。

ただ最終的には地元兵庫に活動拠点を置きたいと思います。

もしできるなら島根や岡山などと二拠点みたいなこともできたらなあと漠然ですが思っています。

島暮らしで、そのヒントを探す旅をしたいと思います。


最後に

島暮らしをしてもうすぐ1ヶ月が経とうとしていて
本当にあっという間です。1年なんてすぐなんだろうと思うので
1年後どうなっているか楽しみです。今年はゆるくのんびりと時には貪欲に過ごしていきたいです。読んでいただきありがとうございました。




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