見出し画像

怒らせない指摘の仕方

日々の生活の中で、子供たちが何かを間違えることはよくあるかと思います。

例えば、漢字の書き取りで、棒が一本足りない状態で書いていたり、計算ミスのまま筆算を解いていたり、宿題などを見ていて、よくあることかなと思います。
また、お手伝いなどでも、間違えたまま続けることも多いかと思います。

これらのような、子供たちが気付かない間違いは、日常生活でたくさんあるかと思います。

わざとやっているわけではないので、指摘して教えてあげたいですが、教えると、不機嫌になったり起こり出したりする場合はありませんか?

指摘されるのが嫌な子や、その時にたまたまイライラしていて、いつも以上に怒ってしまう子など、様々かと思いますが、保護者の方の中にも、ご経験があるかもしれません。


そこで、なるべく子供たちの気分が悪くならないような言葉かけをお話しさせていただきます。
結構、言葉かけを意識することで、指摘されても、怒ることなくスムーズに修正できるようになる場合が多いです。

まず、言ってはいけないNGワードですが、
●だめ
●違うよ
●間違えてるよ
●前も同じことしてたよ
●何回も同じことを言ってるよ
●よく見て
など、間違えを際立たせるような言葉や、子供が頑張っていることを否定されているように感じるような言葉、初めからできていないと思わせるような言葉は意識して、止めた方がよいかと思います。


その代わりに、使ってほしいのが、
本来ならできるのに、ケアレスミスをしている。勘違いをしている。といったニュアンスが伝わる言葉です。
語尾に『かも』と、間違えに自分で気付かせる余韻を感じてもらえるようにするのもポイントです。

◎この問題だけ、勘違いしているかも。
◎確認した方がよいかもしれないね。
◎もしかしたら、勘違いをして覚えちゃってるかもしれないね。ここで、直しちゃった方がいいね。
◎このまま間違えに気付けてよかったね。
◎間違えて覚えるところだったね。気付けてラッキーだったね。

と、いったように、『あなたには力があって、できる課題なんだけど、勘違いをしていてもったいないから、ここで直しておこう』といったニュアンスが伝わると、子供たちは気持ちよくスムーズに訂正することができるようになります。


そして、1番大切なのは、間違えだけ指摘しないでください。

例えば、問題の丸つけをしているときに、よくできている所は、無言で丸をつけて、間違えだけ、バツをつけて「違うよ」と指摘してしまうことです。

だったら、ちゃんと丸をつけるときにも一問一問一言でよいので、「オッケー!」「いいね」「さすが」などと、言葉をかけながら丸を付けることが大切です。それができていたら、間違えを指摘しても、子供たちはそれほど怒ることはありません。
それも、安心できる信頼関係につながりますので、ぜひ意識して対応してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?