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失敗したときに、どのように言葉をかけるのか

子供たちが学校やご家庭で、間違えた行動をとったり、失敗したりしたときに、どのような言葉をかけますか?

学校の先生や保護者の方が子供たちを叱る場面をよく見てみると、

「どうして〇〇したの!」

「何で〇〇そんなことしたの!」

といった言葉で叱られていることが多いと思います。


しかも、「どうして」「何で」と理由を聞くのに、うまく答えられないと、
「〇〇だからでしょ!」
と、決めつけられてしまうことも多いと思います。


感情的にこれらの「どうして」や「何で」という言葉が出てきている場合、私の感覚でもあるのですが、

本当に理由を聞きたいわけではないと感じてしまいます。

それよりも、失敗をした子供が理由を返す、その言葉に被せるように叱ろうとする準備をしているように思えるときもあります。


確かに、どうして失敗をしてしまったのか、理由を聞くことはとても大切だと思います。


理由を知ることで、その子がどのようなことを考えて失敗してしまったのかが分かり、次に同じような失敗を繰り返さないための方法を考えることができます。


ですから、
「何で?」「どうして?」の場合には、大きな声や威圧するように詰め寄る必要はなくて、それよりも落ち着いて聞いた方が、子供たちの本音を聞き出しやすくなります。

怒ったように言うと、
『怒られる』
『怖い』
『この場をどうにかしなきゃ』
と、黙っていたり、うそをついたりするような子になってしまいます。


理由を知りたいのであれば、

「今どうして呼ばれたかわかる?」

「このようなことをしてしまった理由を知りたいんだけど、教えて」

と、初めから感情的に叱ろうとはせずに、しっかりと、状況とそのときの考えや気持ち、理由を子供の言葉で引き出してから、叱るようにすると、何も話さなかったり、うそをついたりすることが少なくなります。


目の前で悪い事をされると、ついカッとなって
「何でそんなことしたの!」
と言ってしまいますよね。

私もその気持ちはとてもよく分かります。

ですが、
「それを言わせたら、自分が負けだな」
といつも意識して叱るようにすると、次第にうまくできるようになってきます。


参考になさってみてください。

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