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まちとの繋がりを大切にしている服屋さん

※この記事は2022年11月時点での情報になります。

秋も一段と深まり、陽だまりの恋しい季節となりました。

そんな中、今回私が訪れたのは「群言堂」さんです。

七日町の御殿堰の奥まったところに優しく佇むお店です。
蔵をリノベーションしたお店ということで、他にはない落ち着いた外装となっています。
外から見てみるとお店の中から暖かく優しい照明が漏れていて柔らかい雰囲気が漂います。

暖簾をくぐると目の前には蔵の大きな扉が、、!

扉の奥に入っていくと吹き抜けの天井、ねずみ漆喰の壁、化粧梁が見えます。机や棚も廃材で作られているらしく、拘りを感じられる内装になっています。

建築を学んでいる身としては、居るだけでワクワクが止まりませんでした、、。落ち着いた空間での店員さんとのお話も楽しくて思わず長居してしまいました

隣にある「クラシック カフェ」さんも蔵をリノベーションしたお店ですが、同じ蔵をリノベーションしたのに全く違う雰囲気なのだそう。
どんな風に違うのか見てみるのも楽しそうですね。
この日は丁度定休日でお店には入れなかったので今度行ってみたいです。

「群言堂」さんでは主に洋服と小物を扱っています。店内には"楽で気持ちいい"をコンセプトに国内生産に拘ったオリジナルの生地の洋服がずらりと並んでいます。

お店の永田さんにお話を伺ったところ、
「まちの文化や小さな工場の技術を残したいという思いがあり、工場の人たちを守るために、仕事を絶やさせないために生地の発注をしている。」とのこと。

手作りのものを置いていないのは、作り手1人を求めるのではなく、作っている工場を、工場のあるまちを求めて欲しいという思いがあるそうです。
まちとの繋がりを大切にする、その気持ちがとても素敵です、、。
このお店の魅力を更に深くさせているように感じました。

洋服だけでなく小物も取り扱っているということで、この時期のおすすめを伺ったところ、湯たんぽバックを紹介していただきました。

洋服のはぎれをパッチワークにしたそうです。今後ますます寒くなるので、これからの季節に大活躍しそうですね!

興味が湧いた方は蔵をリノベーションした店内と、着心地のいい生地の感触をお店で体感してみてはいかがですか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。次の投稿もお楽しみに🌷

(文/写真) 富井遥

店名:群言堂
電話番号:023-665-5426
住所:〒990-0042
山形県山形市七日町2-7-6御殿堰奥の蔵
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜・木曜(祝日は営業)


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