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新陳代謝を活性化して無理なくダイエット













はじめに                  


体重の減少や増加には、新陳代謝が最も深く関係しています。

新陳代謝という言葉は馴染みがあり、新陳代謝を促すにはどうしたら良いかということは、よく話題になります。

 

また医師も、過度の空腹感や水分不足になるダイエットが科学的に良くないということを説明する際に、新陳代謝について言及します。

 

 

頻繁に耳にするこの「新陳代謝」という言葉は一人歩きしており、あたかも新陳代謝について人々が良く理解しているかのようです。

 

新陳代謝を上げる基本的な方法は、誰もが良く分かっているものだと思いがちです。

 

しかし、そこに落とし穴があるのです!

 

 

 

新陳代謝の仕組みを理解する

 

 

残念なことに、実は多くの人が新陳代謝や代謝の変化について正しく理解できていません。

 

しかしこれは、その人達の責任ではありません。

 

巷には間違った情報が溢れかえっています。

 

現代はインターネットを通して情報化が加速し、情報が狂ってしまう場合もあります。

 

 

多くの人が、自分の体重減少や増加を代謝の変化によるものだと勘違いしています。

 

これは必ずしも間違っているとは言えませんが、代謝が変化したから体重が変化したという考え方は改めるべきでしょう。

 

間違えとは言えないと申し上げた理由は、例えば本書では後ほど触れますが、科学的に代謝変化の速度を速める方法もあるからです。

 

そうすることで、確かに体はより多くのカロリーを燃やすことができるようになります。

 

 

特定の食品を多く食べる方法がその一つです。

 

これについても後ほど触れます。

 

代謝の変化と関係しているという思い込みから、多くの人が試みるダイエット方法として、サウナがあります。

 

特定の食品を多く食べる方法は、代謝の変化を高めるということが実証されています。

 

しかし後者の方法は、単に体の水分を飛ばして一時的に体重を減らす方法ですから直ぐに元に戻ってしまいます。

 

 

ここで申し上げたいことは、代謝を変化させてダイエットを試みる方法として一般的に用いられているもので、実は間違った方法があるということです。

 

前者は正しい方法、後者は間違った方法です。

 

 

 

低脂肪表示

 

 

低脂肪表示についても同様に、間違った情報が様々あります。

 

これは、食品やサプリメントに関係している多くの会社が、あえて事実ではない方向に人々を誘導しているためです。

 

こうした食品会社は低脂肪食品を購入することで、あたかも新陳代謝が活性化するという様に戦略的に宣伝しています。

 

 

もちろん低脂肪食品の中には、新陳代謝を高めるために作られ、実際に作用するものもありますが、「低脂肪食品」と書かれている食品が全て同じ作用を及ぼすわけではありません。

 

事実、「低脂肪食品」を食べ過ぎて体重が増えてしまった人もいます。

 

こうした食品の多くは、炭水化物やたんぱく質を多く含んでおり、カロリーが高く、燃焼させなければ体の脂肪になります。

 

このように新陳代謝に関しては事実と異なる部分が多く、それだけに非常に混乱します。

 

 

多くの人が、健康的な体を目指し、シェイプアップを試みます。

 

しかし、多くが失敗に終わります。

 

新陳代謝に対する正しい知識がないために、代謝を高めることができなかったことが原因とも考えられます。

 

 

本書は、こうした実態を解決するために書かれました。

 

間違った情報は総じて、医学的な面と栄養面に関しての情報です。

 

新陳代謝を高めるためには何が必要なのか、という情報だけを提供しているわけではありません。

 

栄養に関わる業界の巨大さ、これに絡む経済効果の大きさを考えると、今後あなたに事実が伝わることはあり得ないと思います。

 

だからこそ私は、今すぐにでもあなたに正しい情報をお伝えしたいのです。

 

 

 

本書の内容

 

 

本書は、あなたに事実をお伝えするための電子書籍(電子書籍)です。

 

いかにして新陳代謝を高めるのか、正しくダイエットするにはどうしたら良いのかということを、責任を持ってお伝えします。

 

これからお伝えするのは…

 

 

新陳代謝とは何か?体重の増減に対して新陳代謝が果たす役割とは?

 

科学的に実証されている新陳代謝を高める方法、新陳代謝に関する誤解、フィットネスクラブの思惑による事実に反する情報

 

特定の食事や食品が新陳代謝を高めること、ダイエット後に必要な食事計画

 

 

以上の内容についてお届けします。


第一章 新陳代謝とは何か?     

 

 

極端な例ではありますが、人によっては新陳代謝を消化に関わる体の一部や臓器だと勘違いしている人もいますので、あえて申し上げます。

 

新陳代謝は、特定の体の部位ではありません。

 

新陳代謝とは、体が食物をエネルギーに変える過程のことを言います。

 

 

新陳代謝と同じ意味で、代謝過程というフレーズを聞いたことがあるでしょう。

 

まさに新陳代謝とは、体の代謝の過程を指す言葉なのです。

 

 

 

医学的迷信

 

 

本書は、小難しい医学的なことを細かく説明するために紙面を割くことはしません。

 

人体の複雑さや人間の驚くべき知能について述べることもしません。

 

こうした詳細には触れませんが、ほんの少しだけ新陳代謝のメカニズムを理解するために、一般的な内容に触れておく必要があります。

 

 

これまでに述べてきたように、新陳代謝は、食物からの栄養をエネルギーなどの燃料に変える過程のことを指します。

 

体はこのエネルギーを、体を動かす様々な重要器官に送り込みます。

 

例えば、あなたが今電子書籍を読むことができるのも、新陳代謝のおかげなのです。

 

つまり、新陳代謝がなければ食物をエネルギーに変えることができず、体を動かすことができません。

 

 

自分の指が動かなくなったり、脚が上がらなくなったりするのに気づく時には、実はそのずっと前から体の内部機能が働かなくなっています。

 

なぜなら血液を循環させたり、酸素を二酸化炭素に換えたり、腎臓を働かせて不純物をろ過するなどの生命に関わる活動には、全て新陳代謝が関わっているからです。

 

ですから新陳代謝が低下するということは、とても恐ろしいということを認識しておきましょう。

 

 

新陳代謝が原因で体重が増えているとしても、新陳代謝が機能していないということではありません。

 

もし機能していないとなると、話すことも出来なくなるということですから。

 

 

また、我々は安易に代謝過程を単なる一機能として捉えていますが、実は体の中で起こっているあらゆる機能に新陳代謝は関わっているのです。

 

生命活動の瞬間瞬間に、寝ているときでさえも、いくつもの化学的変換が新陳代謝(代謝機能)によって行われています。

 

新陳代謝は人体の機能が正常に働くために必要な、二つの相反する重要機能を調和する働きもしているのです。

 

 

 

同化作用と異化作用

 

 

同化作用とは、人体の細胞や組織を作る作用です。

 

体は細胞を作り、死んだ細胞や機能しなくなった細胞と入れ替わっています。

 

例えば指を切ると、正常に機能している体は、瞬時に皮膚の細胞を生成し、止血し治癒し始めます。

 

この再生過程は、実は代謝反応で、アナボリズムと呼ばれています。

 

 

その一方で、それとは全く正反対の活動が体の中で行われます。

 

新陳代謝によって細胞や組織が新しく生成される代わりに、エネルギーを減らして体が正常化するようにする働きです。

 

例えばエアロビクスをします。

 

すると心拍が増えると共に体温が上昇し、その状態をある程度維持します。

 

この状態が起こると、体はより多くの酸素を必要とします。

 

酸素を吸うためには呼吸が増えます。

 

こうして必要なエネルギー量が増えていきます。

 

 

もしも体が、酸素を取り入れて二酸化炭素として排出する作用がついていけなくなると、体は崩壊してしまいます。

 

過剰な要求が起こる場合には、体は食料をエネルギーに変えて補います。

 

この過程も新陳代謝の働きで、カタボリズムと呼ばれます。

 

 

ということで、新陳代謝とは一見全く正反対の働きのように思われるもの、つまりエネルギーを使って細胞を作る同化作用と、細胞を破壊してエネルギーを作る異化作用とを常時調節しているのです。

 

このようにして、新陳代謝は調整役として非常に重要な役割を果たしています。

 

体は新陳代謝の働きによって、2つの正反対の機能を調和し、必要な時には細胞を生成し、必要に応じて細胞を壊しています。

 

 

 

新陳代謝と体重減少の関係

 

 

さてここからは、新陳代謝と体重減少の関係についてお話します。

 

カタボリズム、つまり細胞を壊してエネルギーに換える作用をより明確に理解するために、体重減少に大きな役割を果たすものを紹介します。

 

それはカロリーです。

 

 

 

カロリー

 

 

カロリーは、単なる単位です。

 

カロリー自体は形のあるものではありません。

 

ちょうどセンチメートルが長さを現す単位であるように、カロリーも他のものを表す単位なのです。

 

ではカロリーは何の単位かというと、エネルギーの単位なのです。

 

カロリーはダイエットの大敵と思われていますが、実はエネルギーの単位に過ぎないのです。

 

 

しかし、カロリーはとても重要な存在です。

 

なぜなら、いかに人類の知能が発達しても、良いエネルギーと悪いエネルギーを識別することができないからです。

 

医療科学の研究が進んでいる現代でも全く解明できておらず、未知の分野なのです。

 

 

大まかに言うと、体はエネルギーがどこから来るのかあまり気にしていません。

 

これについてはもう少し詳細を述べておくことで、食品選択の際にどの食品が新陳代謝を活性化させるのかという全体像が見えてくるはずです。

 

 

様々な食品が並ぶ食料品店。

 

その中から良い食品と悪い食品を明確に識別できると思っている人は多いはずです。

 

識別するために、わざわざ本を開いて調べる人もいないでしょう。

 

例えばプルーンといえば良い食品だし、クリームたっぷりのアイスクリームといえば悪い食品でしょう。

 

これは味の問題ではありません。

 

痩せている人で大量にアイスクリームを食べている人はおそらくいないでしょう。

 

 

これはカロリーやエネルギーとどのような関係があるのでしょうか?

 

我々は食品を良い食品、悪い食品と識別して、プルーンは良い、アイスは悪いと分けることができます。

 

しかし、体は食品の価値を評価することができません。

 

 

ちょっと理解が難しいところですが、つまり体は食品が何であろうと気にしていないということなのです。

 

体にとっては、エネルギーは何から摂取しても同じエネルギーなのです。

 

どのような食品からエネルギーを摂取するにせよ、体にとってはエネルギーになれば良いのです。

 

どちらがより健康的であるかなどということは関係ないのです。

 

ゴミと同じで、捨ててしまえばどんなものも同じゴミなのです。

 

 

これを体や体重増加に当てはめてみましょう。

 

体がカロリーを摂取すると、これは体のエネルギーになります。

 

つまり、栄養やミネラルということを考えなければ、もしプルーンが100キロカロリーだとすれば、体は100キロカロリーを摂取したことになります。

 

これはアイスから100キロカロリーを摂取しようが、何から100キロカロリー摂取しようが変わらないということです。

 

 

次に、体はこのエネルギーを二つの用途で使います。

 

1つは同化作用で新陳代謝をさせ、もう1つは異化作用で新陳代謝させます。

 

つまり、エネルギーに換えて細胞を生成するか、エネルギーに換えて細胞を壊すかということです。

 

 

カロリーと新陳代謝と体重減少について少し分かってきたでしょうか?

 

エネルギーが多すぎて、体がエネルギーを使い切れないと、エネルギーは細胞を生成し続けることになります。

 

消化や運動にエネルギーが必要でないとなると、体は余ったエネルギーを使って同化作用を起こし、細胞を生成するのです。

 

そうして生成された余分な細胞は、体重増加という結果になるのです!

 

 

要するに、総カロリー量、新陳代謝、体重増加というものは余分なエネルギーに関するものなのです。

 

体の中にカロリーが多くなりすぎると、つまり食事からエネルギーを摂り過ぎると、体はこれらのカロリーを他のものに換えます。

 

その他のものというのが、たいていは脂肪なのです。

 

時々、こうした余分なカロリーは筋肉にも変わります。

 

筋肉に変わる場合は、体重を管理する上でも、体脂肪率という面から考えても良いことです。

 

 

実は、筋肉はそのままの状態でもたくさんのカロリーを必要とします。

 

筋肉を鍛え上げている人は、何もしなくてもカロリーを常に燃やす体になっています。

 

エクササイズをして引き締まった体にすることで、新陳代謝が活性化するのです。

 

筋肉を鍛えるほど、余分なカロリーは脂肪にならずに燃やされるのです。

 

 

 

脂肪について

 

 

脂肪細胞は永久に取れないという意地悪な噂が流れていますが、残念ながらこれは真実です。

 

ほとんどの専門家の見解では、脂肪細胞が一度生成されると永久に消えることはないということです。

 

 

しかし、暗い見通しばかりではありません。

 

先ほどの専門家の見解には続きがあり、脂肪細胞は一生消えないけれども、小さくすることはできるということです。

 

体の中の脂肪総数は同じでも、細胞自体が小さくなれば体重は減少します。

 

 

 

第一章のまとめ

 

 

ここまでは医学的な内容について触れていませんが、新陳代謝に対する基本的なポイントは述べてきました。

 

ここまでの知識で既に十分、新陳代謝について理解していると言えます。

 

基本的に新陳代謝とは、食物がエネルギーに変わる際に関わる、数え切れない過程を指します。

 

この過程で細胞が生成されることを同化作用といい、細胞を壊す過程を異化作用と言います。

 

 

体重を落とそうという人にとっては異化作用を起こすことが重要です。

 

つまり食事からのエネルギーを、脂肪を壊すエネルギーに換えることが重要だということです。

 

異化作用は、余分なエネルギー(カロリー)を体に溜め込まないようにするためにも重要な作用です。

 

 

体にカロリーが多くなり過ぎると、例えそれが良い食品と言われるものから摂取したにせよ、同化作用か異化作用のどちらかの作用にしかなりません。

 

自分の体がどれ位のエネルギーを必要としているのかを確認する必要があるでしょう。

 

マラソンでもするのであれば、たくさんのカロリーを摂取すべきでしょうが、そうでなければカロリーを摂取し過ぎてはいけません。

 

そうしないと摂取された余分なカロリーは、体の中に脂肪として蓄えられてしまうのです。

 

これは間違いのない体の仕組みです。

 

 

余分なカロリーを燃やす、引き締まった筋肉が無い限り、脂肪が増えていくばかりです。

 

しかしこの電子書籍で、そうならない方法をお教えします。

 

この電子書籍で、新陳代謝を活性化させるテクニックや秘訣を覚えてください。

 

 

そして本書の後半部分では、新陳代謝を活性化させる食品をご紹介します。

 

ぜひ普段の食事に加えてみてください。


第二章 新陳代謝を活性化させる秘訣

 

 

本書をお読みのあなたは、人生の中で少なくとも一度は新陳代謝を活性化するために何か試みてきたことでしょう。

 

恐らく新陳代謝について厳密には理解しないまま、あるいはどうやって新陳代謝を活性化したら良いか分からずに行っていたことでしょう。

 

 

ジョギングや筋肉を鍛えるためのハードなエクササイズを始めた方もいるかもしれません。

 

あるいは食事を1日3食ではなくて、5食や6食など小分けにして食べる食事療法にチャレンジした方もいるかもしれません。

 

新陳代謝を活性化させるサプリメントを摂取した方もいるでしょう。

 

こうした方法は全て、確かに新陳代謝を活性化させる方法です。

 

こうしたエクササイズや食事療法は、カタボリズム作用を起こしやすいものだからです。

 

 

しかしこれらの方法よりも、実はもっと良い方法があるのです。

 

その方法をお教えする前に、何を、どのように、なぜ新陳代謝が活性化するのかという、科学的な理解を持っていただきたいと思います。

 

実は、新陳代謝が活性化しているはずだと思い込んでいるだけで、その方法が、科学的にどのように新陳代謝を活性化させているのかが分かっていないのです。

 

 

例えば、ジョギングやサイクリングといった特定の有酸素運動を含む激しいエクササイズを始めるとしましょう。

 

実際、1週間もすると体重が減少し始めるでしょう。

 

しかしこれは、新陳代謝が活性化したからなのでしょうか?

 

そうかもしれないし、そうでないかもしれません。

 

もしかすると単に水分補給が十分でなかったために、水分不足の状態になっていただけかもしれません。

 

 

要するに、新陳代謝を活性化させる秘訣やテクニックを知らないままで行うと、単に健康を損ねる結果になりかねないのです。

 

だからこそ第二章では、この点について正しい知識をお伝えしていこうと思います。

 

 

本書では、これまでに聞いたことが無いような情報に出くわすことが多々あると思います。

 

しかし、信頼できない情報は1つもありません。

 

簡単で、楽しく、新陳代謝を活性化させる方法です。

 

 

ここでは簡単に、大きく以下の3つのカテゴリーに分けてご説明します。

 

1.    エクササイズ

2.    ライフスタイル

3.    食事療法

 

 

一通り目を通すと、いくつか重なる部分があることに気づきます。

 

例えば、生活の中にエクササイズを取り入れるということは、エクササイズの分野でもあり、ライフスタイルの分野にも属します。

 

同様にして、普段の食事の中に新陳代謝を活性化させる食品を取り入れるということも、食事療法でありライフスタイルにも属します。

 

 

ですから、3つのカテゴリーに絞ったからといっても内容に不足がある訳ではありませんから、あまり心配はしないでください。

 

実は3つに絞った方がより明確に理解できることを見越して、あえて行っているのです。

 

重要なことは、ポイントをより良く理解し、どのように自分の生活に組み入れるかを考えることです。

 

 

 

エクササイズ



昔から、エクササイズは新陳代謝を活性化させ、カロリーの燃焼につながると言われています。

 

何千キロカロリー食べても、全く体重が増えないという特殊な体を持っていない限りは、食べたらエクササイズをして新陳代謝を活性化させる必要があります。

 

 

有酸素運動が新陳代謝を活性化させるのに適しているというのも、正しい考えです。

 

医師に相談して有酸素運動を行うと決めたら、ぜひ始めると良いでしょう。

 

心拍数を上げ、血流を促し、体温を上げ、体内の酸素量を増やし、二酸化炭素に変化させるとカタボリズム作用はどんどん働き、細胞を壊してエネルギーを使うようになります。

 

 

しかし1つの有酸素運動を行えば十分かというと、実はそれだけでは駄目なのです。

 

本書を読んでいない人は十分に知識がないので、1つの有酸素運動だけに頼るでしょう。

 

そしてそれ以上のことはしません。

 

怠けているということではなく、単に知識がないために行わないのです。

 

 

では具体的に、どのようなエクササイズをするべきなのか?

 

以下に述べていきます。

 

 

 

筋肉を鍛える


 

特に女性を中心として、多くの人が筋肉を鍛えることに抵抗を感じています。

 

筋肉を鍛えると、筋肉が隆々として腕には力こぶができ、あまり望ましい体にはならないと昔から考えられています。

 

 

しかし女性の場合には、特別な筋肉増強サプリメントを摂取しない限り、このような心配はありません。

 

女性が筋肉を鍛えるトレーニングを行っても、男性のように筋肉が隆起することはありません。

 

 

次に、なぜ新陳代謝を活性化するために筋肉を鍛える必要があるのか?

 

という疑問にお答えしましょう。

 

 

新陳代謝を活性化するには、有酸素運動を行う以外に方法はないのでしょうか?

 

答えは「NO」です。

 

実際には有酸素運動に加えて、筋肉を鍛えるエクササイズを行うことで、新陳代謝は爆発的に活性化されるのです。

 

 

体の中にできた筋肉は、脂肪とならずに、絶えずカロリーを燃焼します。

 

つまり、体内の筋肉量が増えると、その筋肉がどこに付こうとも、結果的に多くのカロリーを燃焼させることができるのです。

 

筋肉さえ付けてしまえば、カロリーはどんどん燃焼されていきます。

 

それほどに、筋肉はカロリーを必要とするものなのです。

 

 

もちろん、筋肉を鍛えてもそのまま放置しておけば、筋肉は衰え、カロリーを燃焼する機能も低下していきます。

 

しかし筋肉を鍛えて維持できれば良いのですから、そう難しい話ではありません。

 

 

現在、筋肉よりも脂肪が多い方も、決して怖気づいてはいけません。

 

筋肉を鍛えると決心して、筋肉を鍛えれば、それだけでカロリーはどんどん消費されていきます。

 

寝ている間も、映画を観ている間も、読書をしている間もカロリーは燃焼されるのです。

 

筋肉をつけることで、カロリーを自動的に燃焼させる体になるのです。

 

 

現在は贅肉が少ない人も、筋肉を鍛えるようにしていくと、将来も健康でいることができます。

 

筋肉を付けた上で、有酸素運動も行ってください。

 

なぜなら、有酸素運動によって、現在体にある脂肪が燃焼されるからです。

 

 

筋肉は、脂肪燃焼という点で非常に大きな役割を果たします。

 

脂肪燃焼量は、筋肉量と共に多くなるものです。

 

ですから、筋肉を付けるほどに、体はその筋肉を維持しようとしてカロリーを燃焼し始めます。

 

この状態こそが、素晴しい体のサイクルなのです。

 

 

 

インターバル・トレーニング



有酸素運動など、どのようなエクササイズにおいてもそうですが、体重を減少させる基本は、カタボリズム作用の問題です。

 

要するに、エネルギーを必要とする体に替えてしまえば、どんどん細胞を壊すことにエネルギーを費やすのです。

 

その過程こそが新陳代謝であり、カロリーを燃焼させる作用なのです。

 

 

この論理に基づいて発案されたのが、インターバル・トレーニングと呼ばれるものです。

 

インターバル・トレーニングとは、エネルギーを多く燃焼させる要素を多くエクササイズに取り入れたもので、基本的には間隔を開けて取り組むエクササイズのことを言います。

 

例えば、現在1日おきに20分のジョギングを取り入れているとすれば、この間は心臓が有酸素ゾーンに入っているということです。

 

そうすると、体は新陳代謝を活性化させ、カロリー(エネルギー)を燃焼させます。

 

 

しかし、現在よりももっとカロリーを燃焼させたいと思うのであれば、同じ20分のジョギングの中で、30秒または1分間全力疾走をしましょう。

 

それを取り入れるだけで、体に衝撃が走ります。

 

この衝撃は決して体に害を与える衝撃ではありません。

 

不意に体に衝撃を加えることによって効果を挙げる方法です。

 

 

間隔を開けて不意に体に衝撃を加えると、そこで消費したエネルギーを補うために、体はより多くのカロリーを燃やすことになります。

 

あくまでも、体が予期しないように、間隔を開けて突然行うことに意味があります。

 

何となく違和感を覚えるかもしれませんが、実に簡単で効果がある方法なのです。

 

 

インターバル・トレーニングを楽しんで行うと、新陳代謝が活性化され、体はより多くのエネルギーを消費します。

 

例えば、20分のジョギングの中で、突然30秒や1分の全力疾走を行うことで、これまでにない良い効果が得られるのです。

 

このように有酸素運動の幅を広げることで、より多くのエネルギーを使うようになります。

 

 

インターバル・トレーニングばかりが衝撃を与える材料になるとは限りませんが、インターバル・トレーニングを行うことで体に良い衝撃を与えると、体は次のような独り言を始めることでしょう。

 

「お~、一刻も早くエネルギーが必要になってきた!!心拍が1分間に180回から190回に上がってきたぞ!お腹周りの脂肪細胞を利用してカタボリズム作用を起こして、細胞を壊してエネルギーを得よう!」

 

 

繰り返しになりますが、こうしたインターバル・トレーニングのポイントは、より多くのエネルギーを直ぐに必要とする衝撃を与えることです。

 

単にスピードを上げて、その状態を維持しているだけでは、カロリーをより多く必要とする衝撃は得られないのです。

 

 

また、インターバル・トレーニングは30秒か1分以内のものにすることを覚えておきましょう。

 

専門家の中には、健康状態や総合的なエクササイズ内容によって、インターバル・トレーニングを30秒から40秒にすべきだという人もいます。

 

ここで30秒から1分としているのは、あなたにインターバル・トレーニングが短時間のプログラムであるということを理解していただきたいからです。

 

決してやりすぎてはいけません。

 

 

インターバル・トレーニングの目的は、健康でより強靭な体にすることです。

 

そして、そうすることで体重は減少していきます。

 

インターバル・トレーニングとして、あまりに早く走ったり、自転車を猛烈にこいだりしても、何も得られないばかりか体を壊しかねません。

 

エクササイズを途中で断念しなくてはいけない事態に陥りかねませんのでご注意ください。

 

 

 

その他の注意点



バラエティーは人生のスパイスだとよく言われます。

 

これはまさに真実です。

 

エクササイズも同様なのですが、エクササイズのプログラムに関しては、様々な種類を行わない人もいます。

 

しかしエクササイズも様々な種類を行うことで、新陳代謝が活性化されます。

 

 

様々なエクササイズを簡単に行う方法がいくつかあります。

 

先ほど述べたインターバル・トレーニングもその1つです。

 

この方法は、体の新陳代謝のエンジンに、より高いギアを入れるためのトレーニングです。

 

 

その他の効果的な方法としては、長時間のエクササイズを行うのではなく、細切れにエクササイズを行う方法です。

 

例えば1時間を1日1回行う代わりに、30分を1日2回、あるいは20分を1日3回にすると新陳代謝は活性化されます。

 

 

更には、エクササイズという正式な形のものを行わなくても、日常生活の中に様々なエクササイズを取り入れることもできます。

 

例えばエレベーターに乗る代わりに階段を使うとか、1日の初めにコーヒーを飲み新聞を読むのではなく、歩きに出かけるなどです。

 

お店の近くに車を停めるのではなく、あえて店から遠いところに車を停めて歩くようにするのも良いでしょう。

 

 

こうしたことを行うことで、2つの利点があります。

 

1つ目は、エクササイズをより楽しむことができるということです。

 

エクササイズは日課とすることが重要ですが、つまらないエクササイズを続けることはとても難しいものです。

 

そんなときは、エクササイズを中断してみることも重要です。

 

そして改めて、こうした新しい要素をエクササイズの中に取り入れるだけでやる気が起こります。

 

エクササイズは新陳代謝を活性化させる中核になるものですから、エクササイズを長く続けるための秘訣はとても重要なアドバイスになります。

 

 

様々な種類のエクササイズを取り入れる2つ目の利点は、インターバル・トレーニングの利点と同じです。

 

様々な種類を取り入れないと、体はリズムに乗りません。

 

体は実に素晴しい仕組みを持っており、常に効率の良い働きをしています。

 

人体は科学では解明できないメカニズムで、体を効率よく働かせています。

 

どのように体が構成されているかに関わらず、またどのような遺伝的影響を持っているかに関わらず、体はできる限り効率の良い働きをしようとします。

 

 

そのためエクササイズを始めると、体はエネルギー出力の予測を立て始めます。

 

体が怠けてこのようなことを行っているわけではなくて、体のためを思って行うことなのです。

 

もしも体が20分のジョギングという仕事を全うするために一定量のエネルギーを必要としたら、体はできるだけ効率の良いエネルギー出力をし始めます。

 

 

例えば、2分間ジョギングをして、続いて5分間のウォーキングを行ったとしましょう。

 

すると、体は多量のエネルギーが必要となります。

 

その結果、体はこの要求に必死に応えようとして息が切れたり、疲れたりします。

 

当然カタボリズム作用が起こり、体の新陳代謝が上がります。

 

 

しかし1ヶ月も続けると、体はより効率の良い体に変化します。

 

より強靭で、エネルギーの要求に直ぐに応えられる体になるのです。

 

最初のエクササイズでは、もう汗をかくこともなくなるかもしれません。

 

ここで起こっていることは、健康状態が向上し、体がそれ程働かなくてもエネルギーを供給できるようになったということです。

 

 

皮肉なことに、この働きが新陳代謝を活性化させる効果をあやふやにしているのです。

 

なぜなら、誰もがエクササイズを行えば、常に体はエネルギーを消費するはずだと思っているからです。

 

しかし実際は、体は効率の良いものに変化しており、同じエクササイズを続けているだけでは、体の中に溜まっている脂肪細胞などを掘り起こすことがなくなってしまうのです。

 

ですから、常に色々な種類のエクササイズをしておく必要があるのです。

 

 

こうした理由で、多くの人が色々な種類のエクササイズを行っているのです。

 

目的は、様々な部位の筋肉を鍛えることだけでなく、体を型にはまらないようにして、新陳代謝が低下することを避けるためです。

 

 

新陳代謝が早いからといって、体はそれが良いとも悪いとも分かりません。

 

本当は、新陳代謝が早いと体重を減少させる上では良いのです。

 

体はそのことが分からないので、常に新陳代謝を活性化させることをせずに、徐々に効率の良い体にしていくのです。

 

 

残念ながら、体に新陳代謝を活性化させたままにしておいて欲しいというメッセージを送ることはできません。

 

ですから、体に新陳代謝を活性化させる状態を提供し続けなくてはいけないのです。

 

その最も良い方法は、様々な種類のエクササイズを行うことです。

 

 

 

ライフスタイル

 

 

ライフスタイルという言葉を聞くと、日々の基本的な習慣についてのことだと思われるでしょう。

 

確かにそういう意味もあります。

 

しかしここでは、ライフスタイルがどのように新陳代謝の速度に影響するかという意味で用いています。

 

 

我々は日々忙しい生活を送っており、だからこそ自分たちの習慣に注意しなくてはいけないのです。

 

仕事、家族、趣味など必要なものをバランス良く組み入れようとすると、ライフスタイルはかなり固定化されたものになってしまいがちです。

 

しかし、そうしたライフスタイルの中でも新陳代謝を活性化させるためにできることはたくさんあります。

 

日常的に変えることができる小さなことでも、実は新陳代謝の速度を上げる上で非常に重要な影響を与えます。

 

そしてダイエットを達成するのにも、大きな影響を与えます。

 

 

 

アルコール



今では、多くの人が低脂肪食品や低カロリーの食事に気を配っています。

 

レストランで食事を注文する際には、デザートには一切目もくれないかもしれません。

 

しかしそれにも関わらず、1~2杯のグラスワインはつい注文をしています。

 

 

残念なことに、実はこれは新陳代謝を活性化させる妨げなのです。

 

食事中にアルコールを摂取すると食べ過ぎを招きます。

 

その結果カロリーの摂りすぎで脂肪になるということです。

 

 

更に、多くの人がアルコール飲料に表示されているカロリーを見ていません。

 

アルコール飲料のカロリーは、砂糖のたくさん含まれるソフトドリンクよりも高いのです。

 

ビール一杯で数百キロカロリーはあります。

 

たいていのカクテルもそれ位のカロリーがあります。

 

 

ワインは一般にはカロリーが低いとされていますが、この言葉も破滅につながる言葉です。

 

ワインを3杯飲むとおよそ300キロカロリーになり、体に余分なカロリーになります。

 

 

だからと言って、アルコールを飲むことを完全にやめなさいというのではありません。

 

アルコールを楽しみたいのであれば、性急に禁酒をする必要はありません。

 

しかしお金の節約にもなりますし、カロリー摂取の制限にもなりますし、量を少し制限してみてはどうでしょうか?

 

 

アルコールは新陳代謝に大いに影響します。

 

アルコールを大量に摂取しすぎて酔っ払った状態になると、体のあらゆる器官が、より多くのカロリーと関わらなくてはならなくなります。

 

そして、こうした余分なカロリーはエクササイズなどで消費しない限り、カタボリズム作用は起こりません。

 

 

その代わり、アナボリズム作用が必然的に起こることになります。

 

新しく生成された細胞は、ほとんどが脂肪細胞として作られるのです。

 

 

 

睡眠

 

 

これは意外に厄介な問題です。

 

ほとんどの人が、本来必要とされている睡眠量をとることができていません。

 

仕事や家族、学校、家事などのためにどんどん必要な睡眠時間は削られていきます。

 

 

しかし、睡眠時間を十分とると新陳代謝は活発になります。

 

その一方で、慢性的な睡眠不足の人は日常生活を行うのにもエネルギーが不足し、消化などの機能も衰えがちです。

 

その結果、睡眠量が不足している人は新陳代謝が低下しがちです。

 

 

睡眠不足の人は、特に炭水化物を含む食品を効率よく分解することができなくなります。

 

この状態を改善することは大変難しいことです。

 

なぜならエクササイズをしようと思うと、たいていは睡眠時間を削ってやるしかないからです。

 

 

長い就業時間を終えて、家族との時間を終え、家事を終わらせてようやくエクササイズをする時間を見つけられるという人がほとんどでしょう。

 

ですから新陳代謝を活性化させるためのエクササイズは、夜遅くなって初めて行うことができるというわけです。

 

だいたい夜9時かそれ以降でしょう。

 

 

こうした問題は、どのように対処したら良いのでしょうか?

 

結局、これはバランスの問題ということになってしまいます。

 

エクササイズすることを楽しみにしており、医師も健康のためにエクササイズを行ったほうが良いと勧めているのであれば、多少睡眠時間を割いてもエクササイズを行ったほうが良いでしょう。

 

しかし、エクササイズをするためにしぶしぶ睡眠時間を削っている場合は、やがて体に害が及ぶことになります。

 

睡眠不足によって消化不良になるからです。

 

 

要するに、バランスの問題なのです。

 

毎晩エクササイズを行う必要はありません。

 

あるいは、日中の生活の中にエクササイズを取り入れてしまえば良いのです。

 

就業後すぐや、昼食休みの時に取り入れることもできるでしょう。

 

 

たいていのフィットネスクラブは早朝から始まり、中には24時間営業しているところもあります。

 

自宅でエクササイズすることを希望するのであれば、予算の範囲内で必要なマシーンを購入すると良いでしょう。

 

リサイクルショップなどで安く仕入れることもできます。

 

 

もしも睡眠障害などがある場合には、新陳代謝の速度にマイナスの影響を与え、翌朝十分なエネルギーが出ないでしょう。

 

不眠症やその他の睡眠障害は、昨今では多くの人が抱える問題ですが、現在はリラクゼーションスペースがたくさんありますから利用することをお勧めします。

 

医療機関に頼らなくても以下のような方法でも睡眠障害を解消できます。

 

 

n  夜遅くに食べ物を食べない

n  寝る前にはホットミルクを飲む

n  寝る前にテレビを付けない

n  ヨガなどのストレスを和らげるエクササイズを行う

n  就寝前に暖かいお風呂に入る

n  就寝間際にエクササイズを行わない




リラックス



先ほどヨガについて触れましたが、これは新陳代謝にも大きな影響を与えます。

 

ストレスは体に良くないシグナルを送ります。

 

その悪いシグナルが新陳代謝を低下させます。

 

要するに、体が常にストレス状態にあると、ストレスホルモンが放出されて体の機能を低下させるのです。

 

 

こうしたストレスホルモンを放出するものは、実は同時に、体の腹部に脂肪細胞を形成する指令を出します。

 

その結果体重が増加し、脂肪細胞は増え、新陳代謝が低下します。

 

また体重の減少にも歯止めをかけてしまいます。

 

そして、腹部に脂肪がたっぷり付いた状態になってしまうのです。

 

 

悲劇的なことに、この現象はストレスを感じている全ての人に起こっていることなのです。

 

ストレスは仕事や家庭を抱える全ての人が受けるものです。

 

ですから、リラックスをする時間を積極的にとりましょう。

 

リラックスするためのテクニックを日常生活に取り入れることもできます。

 

 

具体的には、ウォーキングする、ヒーリングミュージックを聴く、瞑想を行う、ヨガを行う、カフェイン無しやシュガーレスなど刺激の弱い飲み物を飲むなどして、リラックスする時間をとることです。

 

リラックスすることは誰にとっても良いことですが、ストレスは新陳代謝にマイナスの影響を与えます。

 

ストレスの多さと細胞を分解してダイエットする能力とは深い関係があるのです。

 

ですから、時間が無くてリラックスすることができない時には体重が増えやすく、体重が減りにくいということです。

 

 

 

ダイエットに良い時期

 

 

ここでは女性だけに関係する話をします。

 

研究によると、女性は月経の2週間前に普段よりも30%増の脂肪を燃焼させるということです。

 

これは実に皮肉なことですが、この時期は気分的に最も女性がエクササイズをしたくない時期なのです。

 

体が月経の準備を始めるからです。

 

 

この理由に関しては研究者間で見解の違いがありますが、一般的な見方では、この時期女性の体はエストロゲンの生成やプロゲステロンの生成が最も盛んになります。

 

これらのホルモンは、体に脂肪をエネルギー源として使用するように指令を出します。

 

そこで体は脂肪細胞に的を絞って、カタボリズム作用を行う傾向にあるのです。

 

 

 

食事療法



たいていの新陳代謝に関する情報は、何かしら食事と絡んだものです。

 

それは我々が、どの食事が新陳代謝に良い影響を与え、どの食品が悪い影響を与えるのかということに非常に関心があるからです。

 

セロリがソースをたっぷりかけた揚げ物よりも良い食品であることぐらいは常識的に理解していますが、食事と新陳代謝についての理解は極めて低いと言えます。

 

 

次の章ではこの点を是正し、新陳代謝を活性化させる食事法について理解していきましょう。

 

これは単に食べたものだけが関わるものではありません。

 

いつ、どのように食べたかも問題となるのです。

 

 

 

極端なカロリー制限をしない



カロリーという言葉は、あまり良い意味を持った言葉ではなくなっています。

 

今ではカロリーオフ食品や低カロリー食品などという表示を良く見るようになりました。

 

そしてクリームたっぷりのデザートや巨大ハンバーガーなど、カロリーを多量に含む食品は悪者扱いされています。

 

 

こうしたアンチカロリーの風習は、我々をカロリー恐怖症に陥れています。

 

カロリーの多い食品を見ると、我々は途端に手を出さなくなります。

 

しかしこれは本当に正しい判断なのでしょうか?

 

 

これには、正しい面と正しくない面の両面があります。

 

チョコたっぷりのケーキをデザートとして避けるのは、正しい判断でしょう。

 

ケーキなどから来るカロリーは、いわゆる中身のないカロリーです。

 

つまり、体が利用する栄養価が全くないものなのです。

 

 

しかし大きな捉え方をすると、新陳代謝にとって、カロリー摂取を拒絶することは良いことではないのです。

 

その理由は、体は素晴しいメカニズムで、常に生活をより効率良いものにしようと努力をしているからです。

 

実際には、常に理想の状態で体が機能しているわけではありません。

 

しかし常に最善の努力をして、最高の機能を果たそうとしています。

 

限界はあるものの、体は決して怠け者ではないのです。

 

体はいつも、体全体が健康になるように機能し続けています。

 

 

それだからこそ、もしも突然必要なカロリー摂取を減らしてしまうと、体はあまり働かなくなってしまいます。

 

つまり、体の反応が鈍くなってしまうのです。

 

カタボリズム作用を引き起こすことも減り、そのため体重が減少することも脂肪細胞が減ることもなくなります。

 

その代わり、賢い体は新陳代謝を低下させて体を生かそうとし始めます。

 

 

ダイエットというと、直ぐに食事を口にしないということを行いがちです。

 

そうすると、体は一層エネルギーを節約し始めます。

 

結局のところ、もし体が1日に2000キロカロリー必要とするのであれば、それを突然1000キロカロリーにしたところで、体は体の中に蓄えられた1000キロカロリー分の脂肪を燃焼させるわけではないということです。

 

そうではなくて、新陳代謝を低下させるのです。

 

体の中のものを減らさないようにして、その1000キロカロリーでできる範囲のことしかやらなくなります。

 

 

体がエネルギー不足になるわけですから、当然肉体的に疲労を感じます。

 

その1000キロカロリー分は、血液や酸素供給といった重要な機能にのみ配当することになります。

 

代謝によって、余分なカロリーを燃焼させることはありません。

 

実はカロリーを極端に制限すると、かえって体重は増加するのです。

 

 

体のサイズや体質、ダイエットの目標に比例して、毎日正しいカロリー摂取をしなくてはいけません。

 

毎日の必要摂取量は、栄養士やフィットネスの専門家などにアドバイスを受けて決めましょう。

 

そうすれば、健康的で効率の良いカロリーを供給できます。

 

 

体が1日1500キロカロリー必要だとしたら、例えばチョコレートたっぷりのケーキが一切れ500キロカロリーだとして、それだけで1日の摂取量の3分の1を既に摂取したことになります。

 

これはあまり良い状態ではありません。

 

その代わりに、100%果汁のフルーツスムージーにヨーグルトやナッツを載せたものが同じカロリーだとすれば、栄養価もビタミンも、その他体が必要としている栄要素をたくさん含んでいるので良いと言えます。

 

 

 

食事の回数を増やす

 

 

1日に何回も食事を摂ることは、新陳代謝を活性化させる上で非常に良いことです。

 

これにはいくつかの理由があります。

 

 

最初の理由は、1日に何度も食事をする傾向がある人は、お菓子をあまり食べないということです。

 

その結果ポテトチップスやキャンディーなどを口にすることはありません。

 

また1日に何度も食事をする人は、空腹による腹痛に襲われることがありません。

 

 

第二の理由は、これは新陳代謝について理解できていれば推測できることですが、1日に頻繁に食事を摂る人は、新陳代謝が常に働いている状態になります。

 

1日に3食の人よりも、よりエネルギーが必要になります。

 

念のため申し上げておくと、1日に頻繁に食事をすることがいくら新陳代謝を働かせる上で良いといっても、お菓子を1日中食べて良いということではありません。

 

 

むしろ、もし1日に何度も食事をするのであれば、食事の内容により一層気をつけなくてはいけません。

 

なぜなら、うっかりすると直ぐに必要摂取カロリー以上のカロリーを摂取してしまうからです。

 

頻繁に食べてより多くのカロリーを燃焼させようと計画するのであれば、毎日何を食べたか記録をしっかり付けるようにしましょう。

 

飲み物も忘れずに付けましょう。

 

 

自分の食べているもののカロリーを知っているだけでは駄目です。

 

全体の栄養価もきちんと把握しておきましょう。

 

例えば、1日にたんぱく質を50グラム摂取しようと思ったら、それをきちんと守って超えないようにしましょう。

 

要するに、カロリーを計算するだけでは片手落ちということです。

 

たんぱく質、炭水化物、良質の不飽和脂肪、その他ビタミンやミネラルも適量摂取するようにしましょう。

 

 

 

早い時間に食事を摂る



朝食を摂ることの重要性については、聞いたことがあるでしょう。

 

新陳代謝を活性化させるという観点からしても、これは実に重要なことです。

 

朝食を食べると新陳代謝が活性化し、体重の減少につながるのには理由があります。

 

 

最初の理由は、朝食を食べる人はほとんど午前中にお菓子を食べないことです。

 

例えば、フルーツやシュガーレスのシリアルを朝食に摂ると、自動販売機でジュースを買いたいという衝動にも襲われにくいでしょう。

 

もちろん、食事の頻度を多くするという話の時にも述べたことですが、これは朝食と昼食の間に何も食べてはいけないということを言っているわけではありません。

 

単に、朝食を抜いた人が往々にしてそうであるように、10時30分を過ぎると非常にお腹が空いて、手軽に食べられるドーナツのようなものに手を出すことがなくなるということです。

 

要するに、栄養満点の食事で一日をスタートすると、その日の食事内容に関してコントロールが効くということです。

 

 

第二の理由は、新陳代謝の活性化につながりやすいということです。

 

研究結果によると、新陳代謝は睡眠中に低下し、食事をするまで活性化されないということです。

 

ですから、朝食を摂るということは、朝から新陳代謝を活性化させるという意味で重要なことなのです。

 

その結果、日中により多くのカロリーを燃焼させることができるのです。

 

 

ただし、朝食の内容と量に関しては注意が必要です。

 

お腹が一杯になるまで食べてはいけません。

 

満腹になると次の食事に影響が出て、リズムが狂ってしまうからです。

 

 

また、高カロリーの食事を朝食に摂ることも避けましょう。

 

研究によると、ベーコンやソーセージのような高脂質の朝食は、カロリーオーバーにつながるということです。

 

炭水化物やたんぱく質に比べると、こうした食物は2倍もの脂質量があります。

 

にもかかわらず、直ぐにお腹が空き易い食品です。

 

ですから、カロリーも脂質も高い食品を摂取すると、数時間後にはかえってお腹が空いた状態になるのです。

 

 

その代わりに食物繊維が多い食事を朝食時に摂ると、消化するまでに時間がかかるため、しばらくは空腹になりません。

 

この点に注意しておくと、朝食は食べたのに昼までもたないということもなくなります。

 

これは新陳代謝が活性化されたために起こることではなく、高脂質の食品が消化され易いことが原因にです。




良質のたんぱく質と炭水化物を摂る


 

昨今は、食料品店に驚くほど多くの食品が並んでいます。

 

食料品売り場に行くと、今までに見たこともないような食材が溢れています。

 

食材の中には健康食品とうたった物や、ダイエットに役立つ食品もあります。

 

 

新陳代謝を活性化させる食品までも出ています。

 

新陳代謝を活性化させる食品とそうでない食品との違いは、あまり知られていません。

 

ですから、ここでは新陳代謝を活性化させる3つの基本的な食品群について述べていきます。

 

 

まずたんぱく質に関してですが、研究結果によれば、体に十分なたんぱく質を摂取すると新陳代謝の速度が速まります。

 

たんぱく質が分解しにくい性質のものだからです。

 

たんぱく質を分解するのに時間がかかるということは、それだけ多くのエネルギーを消費するということです。

 

 

人によって、毎日必要とするたんぱく質の量は違います。

 

エクササイズを行って筋肉を鍛えている人は、一般的な量よりも多くのたんぱく質が必要になります。

 

 

また、たんぱく質には様々な種類があります。

 

脂質が少ないものや多いものがあります。

 

 

ファーストフードのバーガー類には、1つだけでたんぱく質が20グラム以上含まれるものがあります。

 

それと同時に、非常に多くの脂質も含んでいます。

 

そして、栄養価はほぼゼロに近いのです。

 

あまり多くのたんぱく質を摂取してしまうと、脂質の摂り過ぎにつながり、結局体重が増えてしまいます。

 

ましてやバーガー類にフライドポテトを付けたら、大変なことになってしまいます。

 

 

ですから、必ず脂肪分の少ないたんぱく質を摂取するように努めましょう。

 

魚や鳥のたんぱく質は、一般的に脂肪が少ないです。

 

でも全て脂肪が少ないわけではないので、気をつけましょう。

 

もし菜食主義であったり、肉を摂取しない方であったりすれば、その代わりに低脂肪のチーズや豆類、ヨーグルトなどを摂取すると良いでしょう。

 

食品ラベルをチェックして、脂肪が少ないかどうかを確認しましょう。

 

 

次に炭水化物に関してですが、実は炭水化物ほど栄養価が低いものはありません。

 

また、体重の減少においては最も大敵とされるものです。

 

しかし実際には、炭水化物には何の悪意もありません。

 

これは単に知識の問題なのです。

 

 

覚えておかなくてはいけないことは、薄力粉やジャガイモのように精製された炭水化物は、糖尿病患者の間では高グリセリン表示食品として扱われているものだということです。

 

これらは、消化するためにインシュリンが急上昇する食品です。

 

インシュリンが体の中に放出されると、脂肪を蓄えます。

 

専門家の中には、こうした食品は新陳代謝の速度を遅くさせる作用もあるという人もいますが、それもうなずける話です。

 

 

従って、炭水化物は、食物繊維が豊富なフルーツや野菜から摂取しましょう。

 

なぜなら、これらの食品はグリセリン指数が高くないからです。

 

要するに、インシュリンレベルが急上昇しない食品です。

 

ですから、脂肪を体に溜め込む働きもありません。


おわりに                  

 

 

長いことお話をしてきましたが、新陳代謝についてお分かりいただけましたでしょうか?

 

また、どうすれば代謝の速度を上げることができるのかもお分かりいただけましたでしょうか?

 

理解を深めることができたら、次は実際に生活の中でそれを活かしてみましょう。

 

新陳代謝が過程を指す言葉で、体の一部を指す言葉ではないことはもうお分かりいただけたでしょう。

 

 

新陳代謝は、体の2つの異なる機能を調和する役割を果たします。

 

食物を細胞や組織に変える働きと、細胞を壊してエネルギーを供給する役割の2つです。

 

前者の働きをアナボリズムと言い、後者の働きをカタボリズムと言います。

 

体重の減少に関わるのは、カタボリズムの働きです。

 

 

その他に、生物学的なニーズとは離れていますが、代謝の速度を上げて体重を減少させる3つの側面も学びました。

 

3つの側面とは、エクササイズ、ライフスタイル、そして食事療法というカテゴリーです。

 

これら3つのカテゴリーの中で、重要で、実践的で、非常に簡単な方法があります。

 

 

さあ、それらを今すぐ実践しましょう!

 

実践こそが力です!

 

あなたは今、新陳代謝の正しい知識と、代謝を活性化させる方法を理解したのですから!

 

 

知識は活かしてこそ価値があります。

 

活かすべき知識を既にあなたは持っています。

 

実際に新陳代謝を活性化できるかどうかは、あなた次第です。

 

ぜひ楽しみながら健康的な生活を送ってください。

 

 

 

新陳代謝に関する誤解

 

 

フィットネスの専門家を調査し、新陳代謝や代謝の活性に関する4つの一般的な誤解を明らかにしました。

 

こうした誤解が横行している現状を見ると、知識としてお伝えする必要があると思いましたので追加しました。

 

もし雑誌やフィットネスクラブなどで、こうした誤った情報に出くわしても、惑わされないようになるはずです。

 

 

 

誤解その1 痩せ薬



痩せ薬に関しては、購買者が十分注意をする必要があります。

 

痩せ薬を提供している会社は、戦略的に真実でない宣伝文句を連ねています。

 

宣伝文句には、良すぎることばかりが書かれています。

 

こうした誇大広告には、たいてい嘘が含まれています。

 

広告に対するクレームのようなものは、ほとんど目につかない場所に追いやられ、ついつい誇大広告に騙されてしまうのが現状です。

 

 

痩せ薬は、一時的に新陳代謝を活性化する役割を果たす場合もあります。

 

しかし通常はリスクが伴うため、医師の指示なしで服用することは避けるべきです。

 

残念ながら、世の中にはこうした痩せ薬を常用している人が非常に多くいます。

 

その結果、悲惨な結末が待っています。

 

 

誤解その2に移る前に、痩せ薬の中には体内の水分を減少させるタイプの薬があることをお話しておきましょう。

 

つまり利尿作用を促し、体内の水分を減らすのです。

 

そのため、服用中は頻尿になる傾向にあります。

 

そうした薬は、一切ダイエットには役立ちません。

 

 

こうした利尿作用を促すタイプの痩せ薬は、体内の水分を減らして体重を減らすということが前提になっています。

 

1日に15回もトイレに行けば、一時的に体重は減るのは当然です。

 

しかしこれは、実際に痩せることとは全く関係がありません。

 

しかも非常に不健康なダイエット方法です。

 

そして、水分を十分補充すれば、また元の状態に戻ってしまいます。

 

 

こうした痩せ薬を服用して体が水分不足になると、脱水症状を起こす可能性があります。

 

その結果こん睡状態になったり、最悪死に至ったりする場合があります。

 

 

 

誤解その2 カロリー制限をする



本書の前半で述べた内容ですが、非常に重要なのでここで再度繰り返します。

 

カロリー摂取を極端に減らしても効果はありません。

 

しかも極めて不健康です。

 

 

注意すべきことは、体が体重を減らす能力はカロリーで決まるのではないということです。

 

カロリーは単なる入力に過ぎません。

 

新陳代謝を統括するものは、代謝機能を高める行為です。

 

 

カロリーは単にエネルギーの単位にしか過ぎません。

 

体重を減らせるかどうかは、あくまでもエネルギーをどうするかにかかっています。

 

カロリー摂取を減らし、1日1000キロカロリーにしても、体重は減少しないのです。

 

つまり、カロリーの摂取と新陳代謝の活性とは関係がないのです。

 

 

事実、カロリー摂取を減らしても、体は効率を考えてかえって代謝を低下させてしまいます。

 

実際これは利にかなっていて、体は本来2000キロカロリー必要なところを1000キロカロリーしか摂取しなければ、何かおかしなことが起こっていると察知します。

 

体はなぜ摂取量の減少が起こっているのかは理解できませんから、体重を減らそうという働きをせず、代わりに体を守る働きを始めるのです。

 

要するに、これは間違った方法なのです。

 

 

体は生命維持を図るために、新陳代謝を低下させます。

 

新陳代謝を低下させて、とりあえず摂取したエネルギーだけで何とか重要部分を機能させるようにするのです。

 

もしも体が本書を読むことができて、通常通りの体の働きをしてくれれば、体は1000キロカロリーの摂取では足らないので、体に余分に蓄積されているエネルギーを消費するでしょう。

 

しかし、現実にはそういう働きをしませんので、カロリー摂取を激減させてもダイエットは望めません。

 

 

体は新陳代謝を低下させますから、この状態で再びカロリー摂取を増やすと、体は低下した代謝で多くのカロリーを摂取することになります。

 

こうして、体重が再び増えるリバウンドという現象が起こるのです。

 

せっかく一定期間カロリー摂取を減らしても、直ぐに元に戻るか、それ以上の体重になってしまうのです。

 

 

 

誤解その3 軽い運動


 

エクササイズをした方が体のために良いことは明らかです。

 

もしもデスクワークの生活を送っているのであれば、1日10分程度のウォーキングでも取り入れると体の代謝を活性化させます。

 

その差は肉眼では分からない程度のものかもしれませんが、体にとってエクササイズは絶対的に良い影響を及ぼすものです。

 

 

軽度の運動の方が、ハードなものよりも体に良い影響を及ぼすと信じている人もいます。

 

つまり、ジョギングを20分行うよりも、やや汗をかく程度のジョギングの方が良いという誤解がまかり通っています。

 

実際には、軽度の運動では代謝の速度は上がりません。

 

 

本書の前半部分で述べたように、代謝は過程そのものです。

 

その過程とは、2種類しか存在しません。

 

アナボリズムと呼ばれるエネルギーを利用して細胞を生成する過程と、カタボリズムと呼ばれる細胞を壊してエネルギーにする過程です。

 

 

ハードな運動を取り入れなければ、体はカタボリズムの状態にはなりません。

 

その必要がないからです。

 

体がカタボリズム状態になるのは、細胞を壊してエネルギーにする必要性が生じる時のみなのです。

 

ですから運動をする際には、自宅で行うにせよジムに通うにせよ、そのことを念頭に行わなくてはいけません。

 

 

確かに、軽度の運動であっても全く運動を行わないよりは良いですし、怪我の回復や運動を始めたばかりの人にとっては良いのですが、残念ながらカタボリズムにはつながりません。

 

基本的な運動ができる状態であれば、時折ハードな運動を取り入れることで新陳代謝は活性化されます。

 

ハードな運動を行うと、体はその運動を行うためにエネルギーを探し始めます。

 

それがカタボリズムなのです。

 

 

 

誤解その4 集中する

 

 

代謝のスピードを上げて、目標体重までダイエットするには、ある程度の集中期間が必要です。

 

それには様々な誘惑と戦う必要も生じますが、目標達成までは我慢が必要です。

 

しかし、あまり過度のダイエットを行うことは体に良くありません。

 

このことは、既に何度も繰り返し述べてきたことです。

 

 

代謝の速度を上げるには、エクササイズ、ライフスタイル、食事療法などの全体的な努力が必要です。

 

1つだけに焦点を当てても良い状況にはなりませんし、かえって悪い結果になる場合もあります。

 

エクササイズを行うだけで良いという誤解がありますが、ライフスタイルや食事療法なども考えなくてはいけません。

 

3つ全てを生活の中に取り入れなくてはいけないのです。

 

 

どうしても1つに力が注がれがちですが、どれか1つだけやれば良いというのは全くの誤解なのです。

 

どの側面も代謝の速度を上げるためには重要で、欠くことができません。

 

3つをまんべんなく取り入れることで、長期的に、本当の意味でのダイエットができるのです。



~終~


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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