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災害に強い田舎づくり

こんにちは、うわじま市民ライターのakiです。今年初めに起き、深刻な被害にショックを受けた令和6年能登半島地震。また、今後予想される南海トラフ巨大地震。日本は、地震大国です。今も被災地で支援に従事したり、防災のために活動したりといのちと安全のために闘っている人がたくさんいます。私は、阪神淡路大震災を大阪で経験しました。今も、震度1でも揺れが来る前の音で気づきます。それを克服しようと防災士の資格を取得し、その後個人で防災活動をしていましたが、2023年8月に宇和島市で耕作放棄地を活用して、災害時に野菜が食べれる仕組みを作ろうと「BISAI-FARM」

というNPO任意団体を立ち上げました。
草刈りから始め、耕し、約20種類の野菜を9月に地元の小学生と地域の方と一緒に植え付けを行いました。

地元の小学生たちと寄付いただいた苗を植え付け

堆肥は宇和島市三間町でえのきの栽培をしている、宇和島食菌さんから、また苗は宇和島市津島町の山口園芸さんから提供いただき、草刈りや植え付け時には地元の農家さんにお手伝いいただきました。
決してお願いしたのではないのですが、地域の方が毎日の水やりなどのご協力をしてくださいました。そして、気づけば、地域の方の手により草だらけだった近所の田畑も草が刈られ、きれいな畑に。
その光景を目にしたとき、地域の方々が私たちを応援してくださっていることを改めて実感し、うれしく思いました。
また、10月には子ども食堂「てくてく」と連絡しハロウィンパーティを行い、新聞にもたくさん取り上げていただきいつしか、県外からも問い合わせがあるようになりました。

http://www.ehime-np.co.jp/article/news202310280013

愛媛県は耕作放棄地率全国4位。そのすべてを農地に変えることはできませんが、津波が来ないと想定されている地域の耕作放棄地を活用し野菜を栽培することで、災害時に不足する野菜が食べれるように常備することで、災害から生き延びた後の生き続ける力となればと思い活動しています。これからは、活動地域も広げていきたいと考えています。
さらに、12月24日には植え付けを手伝ってくれた地元の小学生、住民の方、また、愛媛県立宇和島東高等学校SSH(文部科学省認定スーパーサイエンスハイスクール)の生徒3名、約20名で初の収穫を行いました。収穫した野菜をみんなに持って帰ってもらい、採った野菜で切り干し大根作りにも挑戦しました。他にもひとり親家庭の方に配ったりしました。その後も少しずつ収穫した野菜を子ども食堂「てくてく」に寄付することもしています。

たくさんの野菜が育ちました。


初の収穫


きれいな野菜に育ち収穫


栄養たっぷりロマネスコとカリフラワー

そして、今後予想される災害に向けて活動の輪を広げていきたいと思います。

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