ビールの代わりに紅茶を飲むトルコ人
こんにちは。デンマークに留学中の大学生です。
先日、トルコのイスタンブールに旅行してきました。実はイスラム圏に初めて足を踏み入れたのですが、僕たちの常識とは違う発見があり、新鮮なことばかりでした。
今回は、その中でも特に印象に残っている紅茶を飲む文化と、トルコのスイーツを少し紹介します。
トルコ人の生活に欠かせない紅茶
これが、トルコで飲まれている紅茶(チャイ)です。トルコ国旗カラーのコースターの上に、曲線が特徴的なガラスのコップ。
紅茶まったく詳しくないので茶葉の品種とかは分からないのですが、味は日本のものとは違って少し苦味が強いです。現地でも人によっては砂糖を入れるそう。
ただ、サイズはかなり小さめで、お茶をするにはどう考えても足りない量です。この理由をトルコ人の学生に聞いたところ、
「冷めないうちに全部飲めるように。イギリスのアフタヌーンティーと違ってね(笑)。あと、別に一杯で満足できると思って飲んでいない。」とのこと。
そうなんです、トルコ人はこの紅茶を一日に何杯も飲みます。朝起きたとき、朝食の後、昼休憩、おやつの時間、仕事終わり、夕食後、寝る前、、、、
と一回に数杯飲んだり、合計で一日に5杯以上飲むのも珍しくないそうです。
ビールの代わりに紅茶を飲むトルコ人
トルコ人の98%はイスラム教徒と言われています。そして、彼らは宗教上の理由で、ビールやワインなどのアルコール飲料を飲みません。なので、居酒屋やバーに行ってお酒を飲む、というのが一般的な娯楽としてある日本やヨーロッパのような習慣が無いんです。
これは僕の推測ですが、僕たちがお酒を飲んでストレスを発散するのと似たような感覚で、トルコ人は紅茶を楽しんでいるのかなと感じました。
その証拠に、観光地じゃない場所に行っても、深夜にカフェやレストランが全然空いていて街がにぎわっています。そして多くの店がリーズナブルな値段で紅茶を提供しています。
僕も数日間だけこの文化を体験しましたが、夜、紅茶とともに今日あったことを誰かと話すのは、なんとなく心が落ちつく感じがありました。周りを見ても、みんな楽しそうに友達や知り合いと話している様子は、お酒の席と似ているようで、少し違う雰囲気だったのが印象的でした。
トルコのカフェは魅力が沢山
少し話が逸れますが、トルコはスイーツ大国でもあるんです。紅茶と一緒に飲むスイーツは種類豊富で、トルコ人の大学生の子は「食後のスイーツはトルコで最も重要なパートだよ」って教えてくれました。
日本でも有名なのでいうと、トルコアイス。納豆のようにねばねば伸びるアイスは、味もですがそのパフォーマンスが魅力の一つです。
「バクラヴァ」はトルコの代表的なお菓子。パイ生地がミルフィーユみたいに重なっていて、ピスタチオなどのナッツ系が挟まっています。蜂蜜がどろどろにかけてあるのでめちゃくちゃ甘いです。
プリンのようなケーキのような、豪華スイーツがショーケースにいっぱい入っているのも沢山見ました!僕はその中からシンプルですが、ピスタチオとミルクのプリンを食べました。
他にも屋台スーツが充実していて、空気みたいに軽い揚げドーナツ、搾りたてのジュース、焼き栗などなど、、、甘いもの好きの僕にとっては最高でした。
おしまい
イスラム教の浸透している国は、東アジアや今住んでいるヨーロッパとは全く違う雰囲気でした。4日間の滞在中、トルコのグルメをいっぱい堪能したので、その事もまた別の記事でまとめようと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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